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聞き間違いだと思いたかったがそうではないらしい。前に一度監禁未遂があったわけだし如月兄弟ならあり得る話だ。
「ちょっと待って!!何その二択!?」
「告白してた佐藤が悪い」
「いや、だからあれは練習だってば!!早乙女くんの告白の手伝いしてただけ!!」
「そうだとしても嫌だったし、今も閉じ込めたくてたまらない」
如月雪は監禁すれば全てうまくいくと考えているのだろうか…それはあまりにも極端ではなかろうか。
主人公に向けられるであろうドロドロした愛情をどう言うわけか俺に向けているのだろう…
バグとしか言いようがないが今はそんな事考えている状態ではない。
一刻も早くこの状態を脱しなければ最悪監禁エンドである。学園追放よりよっぽどタチが悪い。
だが一向にいい案が浮かばなかった。今ここで逃げられたとしてもなんの解決にもならない。
監禁未遂の時とは違い如月兄弟のことを友として好きだった。居心地が良くなんだかんだ言っても楽しかったのだ。
「どっちにするんだ??」
「佐藤くんが決めていいんだよ~??」
「…ちなみに監禁とはどのような…」
「どのような??…そうだな~最初は…」
如月雪は俺の首あたりを見て
「それが消えるぐらいたくさん噛み跡つけるかな?」
やっと消えかかった歯形は兄につけられたもの。如月兄弟に教室で問い詰められた後はいつも通り普通だったのに今それを言われるとは思っていなかった。
俺が驚いているのもお構いなしに如月雪は話を続けた。
「その後は~僕たちの部屋でず~と一緒に暮らして…2度と逃げらないように手足切り落とそうか??いや、それだと佐藤くんが痛い思いするよね??僕痛いの嫌いだし…やっぱり僕達がいないと生きていけないように調教するのがいいかな~??」
色々言いたい事はあるが
これ逃げられないんじゃない??逃げ出したら5体満足じゃないんじゃない??
痛いので嫌いとは言いつつ噛み跡はたくさんつけるとか意味わからない。
恋愛が絡むとどうしてそんなぶっ飛んだ思考になるのだろうか…
いや、恋愛と呼んでいいものなのか?
これは恋愛というより執着に近い気がする。
「ちょっと待って!!何その二択!?」
「告白してた佐藤が悪い」
「いや、だからあれは練習だってば!!早乙女くんの告白の手伝いしてただけ!!」
「そうだとしても嫌だったし、今も閉じ込めたくてたまらない」
如月雪は監禁すれば全てうまくいくと考えているのだろうか…それはあまりにも極端ではなかろうか。
主人公に向けられるであろうドロドロした愛情をどう言うわけか俺に向けているのだろう…
バグとしか言いようがないが今はそんな事考えている状態ではない。
一刻も早くこの状態を脱しなければ最悪監禁エンドである。学園追放よりよっぽどタチが悪い。
だが一向にいい案が浮かばなかった。今ここで逃げられたとしてもなんの解決にもならない。
監禁未遂の時とは違い如月兄弟のことを友として好きだった。居心地が良くなんだかんだ言っても楽しかったのだ。
「どっちにするんだ??」
「佐藤くんが決めていいんだよ~??」
「…ちなみに監禁とはどのような…」
「どのような??…そうだな~最初は…」
如月雪は俺の首あたりを見て
「それが消えるぐらいたくさん噛み跡つけるかな?」
やっと消えかかった歯形は兄につけられたもの。如月兄弟に教室で問い詰められた後はいつも通り普通だったのに今それを言われるとは思っていなかった。
俺が驚いているのもお構いなしに如月雪は話を続けた。
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色々言いたい事はあるが
これ逃げられないんじゃない??逃げ出したら5体満足じゃないんじゃない??
痛いので嫌いとは言いつつ噛み跡はたくさんつけるとか意味わからない。
恋愛が絡むとどうしてそんなぶっ飛んだ思考になるのだろうか…
いや、恋愛と呼んでいいものなのか?
これは恋愛というより執着に近い気がする。
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