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走っていると東雲先輩を発見した。
如月雪の事は気になるが今は東雲先輩だ。
主人公と接触するまで東雲先輩を尾行する。

東雲先輩が階段を上がる。
階段上から女子の話し声が聞こえてきてその中には主人公もいる。
主人公たちは階段を降り始めた。

「もう少し…」

ちょうど東雲先輩と主人公がすれ違う瞬間

「今度は東雲なんだってなー」

「うおっ!?」

変な声が出た。さっきも同じようなことが起こったなと思いつつ後ろを振り返ると如月雪成が立っていた。

如月雪の双子の兄である如月雪成
双子なだけあって外見はほぼ同じだ。違う所は制服の着方と話し方

雪の方は学校指定の黒カーディガンと白シャツ
着崩しは一切していなかったが
雪成は真逆である。
学校指定のものはズボンぐらいで派手なTシャツを着ていた。


そして雪成は口が悪かった。

「ストーカーくんは俺たちより東雲が良くなった訳??ふざけてるの?なんかムカつくよな」


これは絡まれているのでは無いだろうか??
なんでストーカー辞めたらムカつくと言われるのだろうか…
ここは安堵するところだと思う


如月雪成の登場に気を取られていたが今は大事な時だ。なぜここに来たのか
その目的は東雲先輩と主人公を見るためだ。


「ごめん。ちょっと待ってて」

「はぁ??」

一言謝罪をして階段のほうに視線を戻す。

「え…そんな…」

主人公も東雲先輩も居なかった。もう終わってしまっていたのだ。大事なシーンを見逃してしまっていた俺は絶望の中にいた。


「おい、ストーカーくん無視は良く無いと思うけど」

「双子は俺に恨みでもあるのか…
それはあるか…ストーカーしていた事は認めます。申し訳ございませんでした。
大変不快な思いをさせてしまったと思います。今後このような事が起こらないようお二人には近づかないようにします。」

「…急にめっちゃ喋るじゃん」

「誤解がないように言えば東雲先輩は推しであって俺はストーカーではありません。強いて言えば追っかけです。ファンです!!」

「はぁ??何言ってんだよ??東雲のファン!?」

「そんなにおかしい事ではないと思いますけど
現にファンクラブもありますし」


きつい言い方をしてしまったとは思ったが貴重な瞬間を潰されたので仕方がないと思う。


「じゃあ俺はこれで」

納得いってない如月雪成をおいて俺は1-C教室に向かった。
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