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森樹の里:ビオタリア
87.悪あがきの何が悪いか
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間に合え、と強く願う。
そしてその願いは
無事に、届いた。
眼下に落ち行くその手が見えなくなる直前、ヴェルの右手がシルヴィアの左手を掴んだ。
刹那、重力を一点に受けた右腕が悲鳴を上げた。
「い……っ、てぇ……」
肩から指先にかけてまで、引き伸ばされた衝撃で電撃のような痛みが走る。加えて、手首は先ほどヘイに無慈悲にも踏みにじられてズキズキと突き刺すような熱を訴えてくる。
痛くて今にも力が抜けて行ってしまいそうな感覚。
けれど、けれどこの手だけは離してはいけないと強く思ったのだ。
「シルヴィア……っ、上がれそう?」
「ぅ……ヴェ、ル……?」
当たり所が悪かったのか、それとも衝撃をダイレクトに喰らったからか、シルヴィアは力なく項垂れヴェルの手を握り返すことはない。僅かに返答があるものの、頭をもたげることすらできない様子だった。
「ヴェ……ヴェル君!シルヴィアさん!待って、すぐにそっちへ……」
「いいのですか?鏡像、逃げちゃいますよ?」
助けに入ろうとしたアルヴィンの前にヘイが立ちはだかる。
返り血を浴びた姿を隠すこともせず、いつもどおりの笑みを浮かべる凄惨さに思わずアルヴィンが一歩引いた。
「へ、へィ、ヘイ、ヘイ君……」
「あの鏡像、このままだとまた姿を隠しますよ。いま見えたままでいるのは、風による影響で姿を隠すための鱗粉を飛ばせないからです。ここから離れたらまた姿を消して、力を蓄えなおすためにエルフや人間を食べるんじゃないでしょうかね」
「な、なんでそんなこと知って……き、きききき君は、一体……」
「僕のことより、ほら、決めないと両方無くしちゃいますよ?」
ヘイが示す先には満身創痍で森の奥へ姿を消そうとする鏡像と、腹ばいで何とか崖からの落下を免れているヴェルとシルヴィア。
選択肢を提示する当人はただそこに立って愉しそうに嗤うだけ。鏡像を追うような姿勢も、ヴェルたちを助けようとする姿勢も見せやしない。
「ヘイ君……さっきまで一緒に鏡像を倒そうとしてたじゃないか!楽しそうにヴェル君たちを揶揄ってたじゃないか!?それなのに、き、きき君は一体何をしたいんだい!?」
アルヴィンが必死に訴える。その間にも鏡像は徐々に木々の茂みに逃れようとしている。
ヘイはやはり、嗤ったままだった。
「何を、もなにも……。僕が楽しそうだと思うことをしている。ただ、それだけですよ」
いま鏡像を見逃すのもそう。落ちるのが時間の問題のヴェルたちを助けないのもそう。
楽しそうだからと彼は嗤うのだ。
「そ、そんな、そんな理由で……?」
アルヴィンの顔が、青を通り越して白くなる。
2人の様子を見る余裕もなく、右手だけに意識を集中させながらもヴェルの耳には彼らの会話が届いていた。
シルヴィアを引き上げるには、満足に力を振るえない右手だけでは足りない。彼女を離すことだけはしたくない。欲求をそのまま口に出すのであればアルヴィンに今すぐ助けを求めたかった。だが。
「アルヴィンさん、行ってくれ!」
「べっ!?べる君、声が!?」
「んなコトどうだっていいからさっさと追いかけてくれよ!いま逃すわけに行かないんだろ!」
ようやく出るようになった声で、ヴェルが初めてアルヴィンに向けた言葉は上下関係も何もない叱咤だった。
「で、でもそれじゃ君たちが……」
「俺も守護者だっての!自分で何とかするから言ってんだよ!!」
「だ、だだだだけど」
それでもまだ煮え切らないアルヴィンに、ヴェルの苛立ちがピークに達した。
そもそも、痛みと焦りで沸点なんてどん底を超えてマイナスまで振り切れている。
「行けって言ってんだろ!!」
「ひゃっっひゃいいいっっっ!!!!」
もはや怒号ともいえる叫びに、背筋をびくつかせてアルヴィンは駆け出した。勿論、逃げていく鏡像に向かって。
大きな体が揺れる、弾むような足音が遠ざかっていくのを耳に捉えてヴェルは内心で自嘲した。
───なに言ってんだよ、俺。
リンデンベルグではあれほどまでに他人のことなどどうでもいいと啖呵を切ったくせに。
いまは天秤にかける家族はいない。けれど、自らの命とこの手に掴む命がかかっているというのに。
「格好良くキメましたね。打開策はなさそうですが」
ヘイの声が近くで聞こえる。手を貸してもらう気など毛頭ないが、その声には驚きが混じっているようにも聞こえた。
「もしや、自己犠牲であんなことを?ヴェルさんはそのような性質とは無縁だと思っていましたが」
「言っ、てろ。俺の何を知ってんだよ」
「なんとなく、そんな感じがしていたのですが。僕の観察眼もまだまだ甘いということですねぇ」
深い深いため息。悲しいというよりは歓心の入り混じったもの。
顔を見る余裕がなくてよかったとヴェルは思う。今の彼はきっと、殴りたくなるほどに楽しそうな顔をしているに違いない。
「参考までに教えてください。どうしてアルヴィンさんを行かせたのですか?」
「んなの、俺も知るかよ」
額ににじんだ汗が頬を伝う。グローブをはめているのが功を奏しているが、シルヴィアの手を握る右手はだんだんと痺れてきていた。
アルヴィンに助けてほしかったのは事実だ。もし鏡像の事がなければヴェルは真っ先に手伝ってほしいと声を上げたはずだ。
「……でも、あんな情けないヒトが原則度外視で守ろうとしてんだ。そっち選ばせてやんなきゃ、俺まで情けなくなるだろ」
自分だって守護者であることの存在意義をないがしろにするようなことを言って、他人より家族を取ろうとしたのだ。そんな自分が、守りたいものを選ばせてやらねばどうするのだ。
ただ、そんなちっぽけな理由だった。
「それに、シルヴィアだって同じこと言いそうだろ」
「確かにそう言うでしょうね。彼女は自分よりも他人優先のヒトですから」
ふむ、と、ヘイが逡巡する。
「で、どうなさるおつもりですか?アルヴィンさんが戻ってくるまで耐えるのですか?」
「お前、俺に協力しろっつっただろ。このまま落とすつもりか?」
「おや、おとなしく来てくださるおつもりで?それなら助けてさしあげてもよろしいですが」
今度は残念そうに嘆息する。どうやらヴェルがもっと諦め悪く足掻くことを楽しみにしていたらしい。
「若いヒトは頭が柔軟ですから……もっといろんな手段を模索してくれるものだと思っていたので、正直拍子抜けではありますね」
草を踏む音が間近で聞こえる。
その音が真横で止まった瞬間、ヴェルは鼻で笑った。
「じゃあ、もっと諦め悪いザマ見せてやるよ」
腹這いの体を大きく反転させる。
見上げた視界の先で、ヘイがこれ以上なく大きく目を見開いていた。
「氷槍!」
至近距離で放たれる氷結の棘。先ほどヘイが避けたものと似ているが、違う点がひとつだけあった。
それは数。
細やかな詠唱で形を与えられた魔力と性質を与えられたエーテルが混ざり合い、ヘイを穿つ複数の槍となる。
「おっと、これは……」
さしものヘイも、避け切れるものではなかった。鋭利な氷刃が頬を裂き、腕を裂き、少なくはない裂傷を付ける。だがどれも浅く、彼の動きを完全に阻害するに至らない。
それで良い。それはで良かったのだ。
ヴェルの狙いは他にあった。
「お前みたいな胡散臭い奴に助け求めるかよ。バーカ」
大きく動いた反動で、辛うじて体を支えていた摩擦が小さくなる。すなわち、ヴェルはシルヴィアに引っ張られる形で崖の下へと落ちていく。
一瞬の浮遊感と、そのあと急速に下へ引っ張られる感覚。空が遠く、遠くなる。
「あぁぁあくそ!上手くいってくれよな!!」
やけっぱちで再び魔力を練り上げた。落下する速度は徐々に増し、わずかな恐怖心がヴェルの心に湧き上がる。
けれどもう戻れない。飛行魔術なんて高等なものも使えない。
使えるもので、勝負するしかないのだ。
シルヴィアを支えていた時に気が付いた"それ"が正しければ助かる。間違えていれば助からない、シンプルな2択だ。
気絶してしまっているのか、一言も発さなくなってしまったシルヴィアをしっかりと抱き締めてヴェルは叫んだ。
「"満ちろ!抱けきは蒼波の揺籠"───潮紗の護り!」
薄く、それでいて柔らかな水の膜が周囲を包み込む。その瞬間、前後がわからなくなるほどの揺れと衝撃が2人を襲った。
ヘイは2人が落ちていった崖下をただ、眺めていた。
「やはり、こうでなくては。突飛もないことをしてくれるからこそ、ヒトを揶揄うのはやめられないんですよねぇ」
返り血と、自らの血と。
白い顔貌を赤で彩る男は、赤い舌でちろりと傷を拭って嬉しそうに微笑んだ。
そしてその願いは
無事に、届いた。
眼下に落ち行くその手が見えなくなる直前、ヴェルの右手がシルヴィアの左手を掴んだ。
刹那、重力を一点に受けた右腕が悲鳴を上げた。
「い……っ、てぇ……」
肩から指先にかけてまで、引き伸ばされた衝撃で電撃のような痛みが走る。加えて、手首は先ほどヘイに無慈悲にも踏みにじられてズキズキと突き刺すような熱を訴えてくる。
痛くて今にも力が抜けて行ってしまいそうな感覚。
けれど、けれどこの手だけは離してはいけないと強く思ったのだ。
「シルヴィア……っ、上がれそう?」
「ぅ……ヴェ、ル……?」
当たり所が悪かったのか、それとも衝撃をダイレクトに喰らったからか、シルヴィアは力なく項垂れヴェルの手を握り返すことはない。僅かに返答があるものの、頭をもたげることすらできない様子だった。
「ヴェ……ヴェル君!シルヴィアさん!待って、すぐにそっちへ……」
「いいのですか?鏡像、逃げちゃいますよ?」
助けに入ろうとしたアルヴィンの前にヘイが立ちはだかる。
返り血を浴びた姿を隠すこともせず、いつもどおりの笑みを浮かべる凄惨さに思わずアルヴィンが一歩引いた。
「へ、へィ、ヘイ、ヘイ君……」
「あの鏡像、このままだとまた姿を隠しますよ。いま見えたままでいるのは、風による影響で姿を隠すための鱗粉を飛ばせないからです。ここから離れたらまた姿を消して、力を蓄えなおすためにエルフや人間を食べるんじゃないでしょうかね」
「な、なんでそんなこと知って……き、きききき君は、一体……」
「僕のことより、ほら、決めないと両方無くしちゃいますよ?」
ヘイが示す先には満身創痍で森の奥へ姿を消そうとする鏡像と、腹ばいで何とか崖からの落下を免れているヴェルとシルヴィア。
選択肢を提示する当人はただそこに立って愉しそうに嗤うだけ。鏡像を追うような姿勢も、ヴェルたちを助けようとする姿勢も見せやしない。
「ヘイ君……さっきまで一緒に鏡像を倒そうとしてたじゃないか!楽しそうにヴェル君たちを揶揄ってたじゃないか!?それなのに、き、きき君は一体何をしたいんだい!?」
アルヴィンが必死に訴える。その間にも鏡像は徐々に木々の茂みに逃れようとしている。
ヘイはやはり、嗤ったままだった。
「何を、もなにも……。僕が楽しそうだと思うことをしている。ただ、それだけですよ」
いま鏡像を見逃すのもそう。落ちるのが時間の問題のヴェルたちを助けないのもそう。
楽しそうだからと彼は嗤うのだ。
「そ、そんな、そんな理由で……?」
アルヴィンの顔が、青を通り越して白くなる。
2人の様子を見る余裕もなく、右手だけに意識を集中させながらもヴェルの耳には彼らの会話が届いていた。
シルヴィアを引き上げるには、満足に力を振るえない右手だけでは足りない。彼女を離すことだけはしたくない。欲求をそのまま口に出すのであればアルヴィンに今すぐ助けを求めたかった。だが。
「アルヴィンさん、行ってくれ!」
「べっ!?べる君、声が!?」
「んなコトどうだっていいからさっさと追いかけてくれよ!いま逃すわけに行かないんだろ!」
ようやく出るようになった声で、ヴェルが初めてアルヴィンに向けた言葉は上下関係も何もない叱咤だった。
「で、でもそれじゃ君たちが……」
「俺も守護者だっての!自分で何とかするから言ってんだよ!!」
「だ、だだだだけど」
それでもまだ煮え切らないアルヴィンに、ヴェルの苛立ちがピークに達した。
そもそも、痛みと焦りで沸点なんてどん底を超えてマイナスまで振り切れている。
「行けって言ってんだろ!!」
「ひゃっっひゃいいいっっっ!!!!」
もはや怒号ともいえる叫びに、背筋をびくつかせてアルヴィンは駆け出した。勿論、逃げていく鏡像に向かって。
大きな体が揺れる、弾むような足音が遠ざかっていくのを耳に捉えてヴェルは内心で自嘲した。
───なに言ってんだよ、俺。
リンデンベルグではあれほどまでに他人のことなどどうでもいいと啖呵を切ったくせに。
いまは天秤にかける家族はいない。けれど、自らの命とこの手に掴む命がかかっているというのに。
「格好良くキメましたね。打開策はなさそうですが」
ヘイの声が近くで聞こえる。手を貸してもらう気など毛頭ないが、その声には驚きが混じっているようにも聞こえた。
「もしや、自己犠牲であんなことを?ヴェルさんはそのような性質とは無縁だと思っていましたが」
「言っ、てろ。俺の何を知ってんだよ」
「なんとなく、そんな感じがしていたのですが。僕の観察眼もまだまだ甘いということですねぇ」
深い深いため息。悲しいというよりは歓心の入り混じったもの。
顔を見る余裕がなくてよかったとヴェルは思う。今の彼はきっと、殴りたくなるほどに楽しそうな顔をしているに違いない。
「参考までに教えてください。どうしてアルヴィンさんを行かせたのですか?」
「んなの、俺も知るかよ」
額ににじんだ汗が頬を伝う。グローブをはめているのが功を奏しているが、シルヴィアの手を握る右手はだんだんと痺れてきていた。
アルヴィンに助けてほしかったのは事実だ。もし鏡像の事がなければヴェルは真っ先に手伝ってほしいと声を上げたはずだ。
「……でも、あんな情けないヒトが原則度外視で守ろうとしてんだ。そっち選ばせてやんなきゃ、俺まで情けなくなるだろ」
自分だって守護者であることの存在意義をないがしろにするようなことを言って、他人より家族を取ろうとしたのだ。そんな自分が、守りたいものを選ばせてやらねばどうするのだ。
ただ、そんなちっぽけな理由だった。
「それに、シルヴィアだって同じこと言いそうだろ」
「確かにそう言うでしょうね。彼女は自分よりも他人優先のヒトですから」
ふむ、と、ヘイが逡巡する。
「で、どうなさるおつもりですか?アルヴィンさんが戻ってくるまで耐えるのですか?」
「お前、俺に協力しろっつっただろ。このまま落とすつもりか?」
「おや、おとなしく来てくださるおつもりで?それなら助けてさしあげてもよろしいですが」
今度は残念そうに嘆息する。どうやらヴェルがもっと諦め悪く足掻くことを楽しみにしていたらしい。
「若いヒトは頭が柔軟ですから……もっといろんな手段を模索してくれるものだと思っていたので、正直拍子抜けではありますね」
草を踏む音が間近で聞こえる。
その音が真横で止まった瞬間、ヴェルは鼻で笑った。
「じゃあ、もっと諦め悪いザマ見せてやるよ」
腹這いの体を大きく反転させる。
見上げた視界の先で、ヘイがこれ以上なく大きく目を見開いていた。
「氷槍!」
至近距離で放たれる氷結の棘。先ほどヘイが避けたものと似ているが、違う点がひとつだけあった。
それは数。
細やかな詠唱で形を与えられた魔力と性質を与えられたエーテルが混ざり合い、ヘイを穿つ複数の槍となる。
「おっと、これは……」
さしものヘイも、避け切れるものではなかった。鋭利な氷刃が頬を裂き、腕を裂き、少なくはない裂傷を付ける。だがどれも浅く、彼の動きを完全に阻害するに至らない。
それで良い。それはで良かったのだ。
ヴェルの狙いは他にあった。
「お前みたいな胡散臭い奴に助け求めるかよ。バーカ」
大きく動いた反動で、辛うじて体を支えていた摩擦が小さくなる。すなわち、ヴェルはシルヴィアに引っ張られる形で崖の下へと落ちていく。
一瞬の浮遊感と、そのあと急速に下へ引っ張られる感覚。空が遠く、遠くなる。
「あぁぁあくそ!上手くいってくれよな!!」
やけっぱちで再び魔力を練り上げた。落下する速度は徐々に増し、わずかな恐怖心がヴェルの心に湧き上がる。
けれどもう戻れない。飛行魔術なんて高等なものも使えない。
使えるもので、勝負するしかないのだ。
シルヴィアを支えていた時に気が付いた"それ"が正しければ助かる。間違えていれば助からない、シンプルな2択だ。
気絶してしまっているのか、一言も発さなくなってしまったシルヴィアをしっかりと抱き締めてヴェルは叫んだ。
「"満ちろ!抱けきは蒼波の揺籠"───潮紗の護り!」
薄く、それでいて柔らかな水の膜が周囲を包み込む。その瞬間、前後がわからなくなるほどの揺れと衝撃が2人を襲った。
ヘイは2人が落ちていった崖下をただ、眺めていた。
「やはり、こうでなくては。突飛もないことをしてくれるからこそ、ヒトを揶揄うのはやめられないんですよねぇ」
返り血と、自らの血と。
白い顔貌を赤で彩る男は、赤い舌でちろりと傷を拭って嬉しそうに微笑んだ。
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