33 / 370
私の攻略対象は。
無知の代償は高くつく。
しおりを挟む
「……人間と魔族では寿命が違う。が、人間と違って魔族と一纏めに呼ばれる者達の間にも、種族によって寿命は大きく異なる」
魔族の中で最長命は悪魔族で、ほぼ寿命と言うものが存在せず、老化もしない不老不死に限りなく近い種族で、怪我や病以外では死なない代わりに滅多に子供が生まれない。次点のエルフですら数千年で寿命を迎えるのだからその差は圧倒的だ。
「吸血鬼に千年以上生きる者はほぼ居ない。連中に比べりゃ短命だが、五百年も生きられない種族の方が圧倒的に多い」
そんな中で、平均寿命が吸血鬼より短い種族をパートナーに選んだら寿命が縮まるのか?
「――逆だ。契約で与える加護は、パートナーの老化速度にも影響を与え、吸血鬼の寿命に近づける。……ただし、途中で吸血鬼の側が死んだ場合はその時点で加護はなくなり、そこからは通常の速度で老化が進む」
あくまで基本は元の種族のままだから、寿命以外に特別な力を得るとかは無い。
……先日レイフレッドが使ったあの術はまさに、そんなパートナーを守るために備わった能力だった。
「吸血鬼と親交のある種族はそれらの事情を承知している。だから、自分さえ納得できるなら契約を結ぶし、結んだ結果困った事には普通はならない。……ごく一部、つまらない妬み嫉みといった仕事や恋愛でも起こりうるありふれたトラブルを除けば、だが……」
私も知らなかった事情をあの国の人が知っているとは思えない。
「100年越えて生きる者が圧倒的に少ない地で数百年の時を生き続けるのは辛かろう」
種族的には人間のままと言っても受け入れて貰えるとは思えない。
「私の国に来ればそういった偏見は心配しなくて良くなるが、そこは魔族の国で、人間は圧倒的弱者になる。……魔族にもチンピラや賊は居るからね。それに結婚も、魔族から選ぶしかない」
魔族の国に来れる奇特な人間が仮に居たとしても、加護は結婚相手や子供にまでは及ばない。夫は勿論子や孫まで看取らなければならなくなる。
「そしてレイフレッド、それだけの覚悟をしてお嬢様が契約を飲んでくれたなら、お前はいずれ出来るだろう妻や子よりも優先して彼女を守る義務を負うんだ」
……それは。他の吸血鬼の子と同じ様に選べていたら、背負わなくて良かったはずの重荷。
私が嫌と言ってしまえばレイフレッドの命は無い。
本当にレイフレッドの生殺与奪権を私が握ってしまっている。未来の選択肢すらも。
だらだらと嫌な汗が吹き出してくる。こんな重荷、前世でも負った事はない。
大学受験に失敗して浪人しても、自分と、せいぜい余計に金を払う親が困る位なのに、私はかなりのプレッシャーを感じていたけど。
これは、そんなの比じゃない。
「これで説明は一通り済んだ。質問は随時受け付けるし、相談に乗るくらいはしてやる。だが、結局はお前達二人で決めることだ。冷たいようだが、先にも言った通りに吸血鬼なら誰もが経験する通過儀礼で、大人はそれ以上の手助けはしないんだ」
「……一つ、聞きたい。お嬢様に今のまま――契約無しに血を貰い続けた場合に、僕が半人前だの言われる以外の問題はあるか?」
「……半人前のままではウチの国では働けないし結婚も出来ない。お嬢様の血が得られなければ死ぬ。……吸血鬼同士ならパートナーの存在への理解があるが、他種族――特に人間には理解されまい。お前が付いている以上、お嬢様も結婚とか色々支障があるだろう」
「……他は? 肉体的な障害があったりはしないか? ……特にお嬢様の側に」
「パートナーを得るのに失敗した奴はウチの国では血を得るのに難儀して餓え狂い、同族に始末されるものでね。……吸血鬼の側の事は分からん。が、パートナーにしたって寿命以外に変わりは無いんだから、お嬢様側にはお前がやり過ぎない限りは問題はない。……ああ、パートナーを決めるとな、例え餓え狂った状態でもパートナーの命に差し障る量の吸血は出来なくなるのさ」
「……レイフレッド?」
「お嬢様、謝らないで下さい」
混乱極まって、意思とは関係なく流れる涙をレイフレッドが拭ってくれる。……私に泣く資格なんか無いのに。レイフレッドを屋敷に迎えた時にお父様に叱られたのに、また同じ過ちを――それも今度は取り返しのつかない失敗をしたのは私なのに。私はただの子供じゃない、頭の中身は大人なんだからやらかした責任くらい取るのが当然なんだから。ただ泣いて謝るばかりで責任も取れない大人がどれだけみっともないか、前世のニュースで見た謝罪会見で知ってるはずなのに。
本当にまだたったの八歳でとんだ重荷を背負わされ命と将来を他人に握られたレイフレッドに気遣われている。
もう情けなさと自己嫌悪だけで死ねそうだけど、今私が死んだらレイフレッドまで道連れ。……それくらいなら一人地獄巡りに志願する方がまだ良い。
「……お嬢様と出会う前、僕は餓え狂う寸前の状態でした。まだ大丈夫と自分を誤魔化し強がってはいましたが、お嬢様に拾われなければ奴隷落ちする前にあの院の誰かを襲って捕らえられ殺されていた。今僕が正気のまま生きていられるのは色々と規格外なお嬢様が居てくれたからです」
だから、と。レイフレッドは微笑んだ。
「僕に躊躇いなく血をくれたお嬢様が居たから餓えずに済んだ。……最近こそ良くしてくれる人も増えたけど、僕が吸血鬼だと知っても『血が欲しい』と言っても怯えなかったのはお嬢様だけでしたから」
これは、必然だったのだと。
「お嬢様が居なければとうに潰えていた命です。僕は、お嬢様がどんな結論を出したとしても、それに従います」
例え今この場で雇用契約を打ちきり放り出されてもそれに従うと。
「そんなっ、放り出すなんてできるわけ無いじゃない! 私はレイフレッドが居なきゃ困るんだから、血くらいいつでもあげるしっ、むしろ私こそ余計な重荷ばっかり増やして――っ」
バカみたいに叫ぶ私の口をレイフレッドの人差し指が塞ぐ。
「……僕はいつか同族の国へ行くのが夢でした。そこなら気楽に過ごせると思っていたから。冒険者でもして稼いで、気心知れた仲間と騒いで笑えればそれで良いと。……結婚だの何だのとそれ以上の事を考えた事なんて無かったんです」
いやいやそりゃそうでしょ、サッカー選手になりたいとか夢みたいな事を言っても微笑ましく思われる歳だもの、女の子が漠然と「お嫁さんになりたい」と思うことはあっても具体的な想像までする小学生男子なんて存在するの!?
「……そんな僕でお嬢様の人生の責任を負えるのか、僕には分かりません。ですが――」
レイフレッドの指が静かに離れ。
「まだお側に居る事を許して貰えるなら、どうか僕にお嬢様を守らせて下さい」
レイフレッドは席を立ち、私の前に跪く。
「あんな男がお嬢様の婚約者を名乗るなど――あんな男にお嬢様が貶められるなど、不愉快でなりません。お嬢様がお望みの婚約破棄、僕に手伝わせて貰えませんか?」
それは。拙いながらもまるで騎士の誓いの様で。
散々HPを削られた所に効果抜群の攻撃を急所に入れられた私は、不甲斐なくもノックアウトさせられ意識を飛ばしてしまったのだった……。
うああああ、こんなダメな大人でホントごめんなさいぃぃぃぃ!
魔族の中で最長命は悪魔族で、ほぼ寿命と言うものが存在せず、老化もしない不老不死に限りなく近い種族で、怪我や病以外では死なない代わりに滅多に子供が生まれない。次点のエルフですら数千年で寿命を迎えるのだからその差は圧倒的だ。
「吸血鬼に千年以上生きる者はほぼ居ない。連中に比べりゃ短命だが、五百年も生きられない種族の方が圧倒的に多い」
そんな中で、平均寿命が吸血鬼より短い種族をパートナーに選んだら寿命が縮まるのか?
「――逆だ。契約で与える加護は、パートナーの老化速度にも影響を与え、吸血鬼の寿命に近づける。……ただし、途中で吸血鬼の側が死んだ場合はその時点で加護はなくなり、そこからは通常の速度で老化が進む」
あくまで基本は元の種族のままだから、寿命以外に特別な力を得るとかは無い。
……先日レイフレッドが使ったあの術はまさに、そんなパートナーを守るために備わった能力だった。
「吸血鬼と親交のある種族はそれらの事情を承知している。だから、自分さえ納得できるなら契約を結ぶし、結んだ結果困った事には普通はならない。……ごく一部、つまらない妬み嫉みといった仕事や恋愛でも起こりうるありふれたトラブルを除けば、だが……」
私も知らなかった事情をあの国の人が知っているとは思えない。
「100年越えて生きる者が圧倒的に少ない地で数百年の時を生き続けるのは辛かろう」
種族的には人間のままと言っても受け入れて貰えるとは思えない。
「私の国に来ればそういった偏見は心配しなくて良くなるが、そこは魔族の国で、人間は圧倒的弱者になる。……魔族にもチンピラや賊は居るからね。それに結婚も、魔族から選ぶしかない」
魔族の国に来れる奇特な人間が仮に居たとしても、加護は結婚相手や子供にまでは及ばない。夫は勿論子や孫まで看取らなければならなくなる。
「そしてレイフレッド、それだけの覚悟をしてお嬢様が契約を飲んでくれたなら、お前はいずれ出来るだろう妻や子よりも優先して彼女を守る義務を負うんだ」
……それは。他の吸血鬼の子と同じ様に選べていたら、背負わなくて良かったはずの重荷。
私が嫌と言ってしまえばレイフレッドの命は無い。
本当にレイフレッドの生殺与奪権を私が握ってしまっている。未来の選択肢すらも。
だらだらと嫌な汗が吹き出してくる。こんな重荷、前世でも負った事はない。
大学受験に失敗して浪人しても、自分と、せいぜい余計に金を払う親が困る位なのに、私はかなりのプレッシャーを感じていたけど。
これは、そんなの比じゃない。
「これで説明は一通り済んだ。質問は随時受け付けるし、相談に乗るくらいはしてやる。だが、結局はお前達二人で決めることだ。冷たいようだが、先にも言った通りに吸血鬼なら誰もが経験する通過儀礼で、大人はそれ以上の手助けはしないんだ」
「……一つ、聞きたい。お嬢様に今のまま――契約無しに血を貰い続けた場合に、僕が半人前だの言われる以外の問題はあるか?」
「……半人前のままではウチの国では働けないし結婚も出来ない。お嬢様の血が得られなければ死ぬ。……吸血鬼同士ならパートナーの存在への理解があるが、他種族――特に人間には理解されまい。お前が付いている以上、お嬢様も結婚とか色々支障があるだろう」
「……他は? 肉体的な障害があったりはしないか? ……特にお嬢様の側に」
「パートナーを得るのに失敗した奴はウチの国では血を得るのに難儀して餓え狂い、同族に始末されるものでね。……吸血鬼の側の事は分からん。が、パートナーにしたって寿命以外に変わりは無いんだから、お嬢様側にはお前がやり過ぎない限りは問題はない。……ああ、パートナーを決めるとな、例え餓え狂った状態でもパートナーの命に差し障る量の吸血は出来なくなるのさ」
「……レイフレッド?」
「お嬢様、謝らないで下さい」
混乱極まって、意思とは関係なく流れる涙をレイフレッドが拭ってくれる。……私に泣く資格なんか無いのに。レイフレッドを屋敷に迎えた時にお父様に叱られたのに、また同じ過ちを――それも今度は取り返しのつかない失敗をしたのは私なのに。私はただの子供じゃない、頭の中身は大人なんだからやらかした責任くらい取るのが当然なんだから。ただ泣いて謝るばかりで責任も取れない大人がどれだけみっともないか、前世のニュースで見た謝罪会見で知ってるはずなのに。
本当にまだたったの八歳でとんだ重荷を背負わされ命と将来を他人に握られたレイフレッドに気遣われている。
もう情けなさと自己嫌悪だけで死ねそうだけど、今私が死んだらレイフレッドまで道連れ。……それくらいなら一人地獄巡りに志願する方がまだ良い。
「……お嬢様と出会う前、僕は餓え狂う寸前の状態でした。まだ大丈夫と自分を誤魔化し強がってはいましたが、お嬢様に拾われなければ奴隷落ちする前にあの院の誰かを襲って捕らえられ殺されていた。今僕が正気のまま生きていられるのは色々と規格外なお嬢様が居てくれたからです」
だから、と。レイフレッドは微笑んだ。
「僕に躊躇いなく血をくれたお嬢様が居たから餓えずに済んだ。……最近こそ良くしてくれる人も増えたけど、僕が吸血鬼だと知っても『血が欲しい』と言っても怯えなかったのはお嬢様だけでしたから」
これは、必然だったのだと。
「お嬢様が居なければとうに潰えていた命です。僕は、お嬢様がどんな結論を出したとしても、それに従います」
例え今この場で雇用契約を打ちきり放り出されてもそれに従うと。
「そんなっ、放り出すなんてできるわけ無いじゃない! 私はレイフレッドが居なきゃ困るんだから、血くらいいつでもあげるしっ、むしろ私こそ余計な重荷ばっかり増やして――っ」
バカみたいに叫ぶ私の口をレイフレッドの人差し指が塞ぐ。
「……僕はいつか同族の国へ行くのが夢でした。そこなら気楽に過ごせると思っていたから。冒険者でもして稼いで、気心知れた仲間と騒いで笑えればそれで良いと。……結婚だの何だのとそれ以上の事を考えた事なんて無かったんです」
いやいやそりゃそうでしょ、サッカー選手になりたいとか夢みたいな事を言っても微笑ましく思われる歳だもの、女の子が漠然と「お嫁さんになりたい」と思うことはあっても具体的な想像までする小学生男子なんて存在するの!?
「……そんな僕でお嬢様の人生の責任を負えるのか、僕には分かりません。ですが――」
レイフレッドの指が静かに離れ。
「まだお側に居る事を許して貰えるなら、どうか僕にお嬢様を守らせて下さい」
レイフレッドは席を立ち、私の前に跪く。
「あんな男がお嬢様の婚約者を名乗るなど――あんな男にお嬢様が貶められるなど、不愉快でなりません。お嬢様がお望みの婚約破棄、僕に手伝わせて貰えませんか?」
それは。拙いながらもまるで騎士の誓いの様で。
散々HPを削られた所に効果抜群の攻撃を急所に入れられた私は、不甲斐なくもノックアウトさせられ意識を飛ばしてしまったのだった……。
うああああ、こんなダメな大人でホントごめんなさいぃぃぃぃ!
0
お気に入りに追加
1,081
あなたにおすすめの小説
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜
福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。
彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。
だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。
「お義姉さま!」 . .
「姉などと呼ばないでください、メリルさん」
しかし、今はまだ辛抱のとき。
セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。
──これは、20年前の断罪劇の続き。
喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。
※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。
旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』
※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。
※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。
異世界に転生した俺は農業指導員だった知識と魔法を使い弱小貴族から気が付けば大陸1の農業王国を興していた。
黒ハット
ファンタジー
前世では日本で農業指導員として暮らしていたが国際協力員として後進国で農業の指導をしている時に、反政府の武装組織に拳銃で撃たれて35歳で殺されたが、魔法のある異世界に転生し、15歳の時に記憶がよみがえり、前世の農業指導員の知識と魔法を使い弱小貴族から成りあがり、乱世の世を戦い抜き大陸1の農業王国を興す。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
戦犯勇者の弟妹~追放された弟妹の方が才能あるけど、人類がいらないなら魔王軍がもらいます~
アニッキーブラッザー
ファンタジー
「お前たちの兄の所為で魔王軍に負けた」、「償え」、「王国の恥さらしは追放だ」。人類と魔王軍の争い続く戦乱の世で、人類の希望といわれた勇者の一人が戦死し、人類の連合軍は多大な被害を受けた。勇者の弟である『エルセ』は故郷の民やそれまで共に過ごしてきた友たちから激しい罵詈雑言を浴びせられ、妹と共に故郷を追放された。
財を失い、身寄りもなく、野垂れ死ぬかと思った自分たちを保護したのは、兄の仇である魔王軍の将だった。
「貴様等の兄は強く勇敢な素晴らしき武人であった。貴様らの兄と戦えたことを吾輩は誇りに思う。生きたくば、吾輩たちと共に来い」
そして、人類は知らなかった。偉大な兄にばかり注目が集まっていたが、エルセと妹は、兄以上の才能と力を秘めた天賦の超人であることを。本来であれば、亡き兄以上の人類の希望となるはずの者たちを自分たちの手で追放したどころか、敵にしてしまったことを。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる