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私の従者が可愛すぎる。
スカウト交渉します!
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「表の馬車はアンタのか。……隣の男はアンタの親父さんじゃないよな。本当に親を説得出来たのか?」
「れ、レイフレッド! 何て口を利くのかね!? こちらのお嬢様はお貴族様でこそないが、大商会の娘さんだ。無礼を働いてお父上を怒らせたら……お前、どうするつもりだね!?」
レイフレッドの口調に院長が目玉が落ちそうな程に目を剥いたけど、そのくらいは飄々と受け流す彼は肩を竦めた。
「……この程度で怒るような奴じゃないだろ? もしそうだったならとっくにどうにかされてるはずだしな」
「私の前では構わないけど、出来ればお父様達の前ではもう少し取り繕ってくれるとありがたいのだけどね」
私はお父様から預かった封筒を院長に渡す。
「これが正式な手続き書類の写しです。ご確認を」
「……確かに」
「と言う訳で、後はあなた自身との交渉を済ませるだけなの」
「はぁ、アンタがとにかく色々規格外なのは嫌って程理解させられた。何かもう面倒臭いし従者でもなんでもなってやるよ」
「あれ? ……いいの? もっとこう、雇用条件とか福利厚生とか気にならないの?」
「最低限の衣食住さえ確保できれば取り敢えずは御の字だろ」
「うーん、ならその辺の細かい話は屋敷でしよっか。ちなみにいつから来れそう?」
「別に荷物もねえから今すぐでも特に問題ねえな」
「へ? 着替えとか最低限の私物はあるでしょ? こないだも一応鞄一つ分の荷物は持ってたし!」
「服も生活用品も基本は共用なんだよ。もう帰って来ないのに持ち出す訳にはいかねえんだよ」
な、何て事……!
だとするなら帰り道の途中にでも服屋や雑貨屋に寄り道する必要があるじゃない……!
こんな事なら駄菓子なんか買うんじゃなかった!
勿論彼が多くの荷物を持たない位は予想していたから、早々に露店の準備を済ませたのに!
まさか今日の今日で早速困る事になるなんて完全に予想外の事態だし。
「……お嬢様、旦那様から支度金として幾らかお預かりしています」
慌てる私にライルがそっと耳打ちした。
お父様の慧眼に感謝しなくちゃ……。それともこの世界では常識だったりするのかな。
「では、ここの子供達へのお土産を置いたらおいとましましょう」
「お土産……ですか?」
「ええ、ライルお願い」
ライルに頼んで子供達の前でお菓子と雑貨を並べていく。
「わあぁぁ、お菓子がいっぱい!」
「このぬいぐるみ可愛い!」
「この菓子うめー!」
「私からのプレゼントよ。レイフレッドは私が貰うから」
「えー? 何でー?」
「あんなの貰ってどうすんだよ?」
「アイツ化け物なんだぜ?」
「だからー、ドレーってのにするんだろ?」
「彼は化け物じゃないし、奴隷にもしないわ。レイフレッドは家で働いてお金を稼ぐのよ。いつか、彼自身の望みを叶えるために」
子供達に言い聞かせて。
私は立ち上がった。
「さあ、行くわよレイフレッド」
彼の手を取り院の外へ連れ出す。
荷物を下ろした馬車は子供二人には広々していて。
私はライルに途中の寄り道を指示して馬車を出させた。
――彼を見送る者の姿は無い。
「……買い物を済ませて家に帰ったら、お父様達も一緒に改めて正式に雇用契約を交わすことになるわ。ウチの使用人寮は今晩から使えるから」
寮での決まり事や仕事のあれこれは執事とメイド長が仕込んでくれる。
「今日この後は忙しくなるから」
今の内にと、私は袖を捲り上げた。
「……これも、親父さん公認か?」
「当然でしょ。これも給料と〝食〟の保証の内に入ってるんだから」
「はぁ……あの日のプログラムに参加して良かったのか悪かったのか分からなくなりそうだ……」
ははは。私にとっては良い事の方が多かったけどな!
彼のお陰で商売の勉強もさせて貰える事になったし。
……それに商品サンプルに加えて子供達へのお土産を作ってたらいつの間にかスキル「クリエイト」のレベルが3に上がってたんだよねー。
まだレベル2でゲットした「アイテムボックス」の確認さえまだなのに、新しく「スキルツリー構築」なんてのがあって……。
今夜辺りにはちゃんと確認しておかないとな……。
先ずは冒険者広場近くの古着屋に寄る。
とは言え――
「私は男の子の服とか分からないから、取り敢えず3日過ごすのに困らない服と、一週間分の下着を選んで」
採寸さえさせてもらえば、下着以外の服は上下とも私が作れる。
いや、技術的には作れるけど。
やっぱり男の子の下着ってのは……色々問題があるよ!
次は生活雑貨の店。
魔術ギルド前の広場近くにあった店では歯ブラシから時計まであれこれ購入。
あ、魔術ギルドは魔女の家みたいなのを想像してたら全然イメージ違ったよ!
まるで赤レンガ倉庫や東京駅の様な和風洋館。
レトロでお洒落ではあるけど……。
買い物した荷物を積んだら当たり前に馬車は狭くなった。
席を詰めてレイフレッドに半身が触れると、彼は分かりやすくそわそわし始めた。
……あぁ、可愛い。
「……何だよ」
「いやぁ、別に何でもないよぅ?」
屋敷について馬車を降りてまずほっとして、その後で目の前の建物を見上げて呆然とし、慌ててぴしっと姿勢を正す様なんてもう……。
「お帰りなさいませ、お嬢様。旦那様と奥様は応接間にてお待ちです」
「分かったわ、ありがとう」
応接間は、玄関から程近い場所にある。
「お帰りアンリ。彼を無事連れ帰れた様だね」
「はい、お父様。……それと、私の浅慮をフォローして下さってありがとうございました。今回の費用分は後程お返し出来るようになるまではおやつは返上致します」
「うん、まあね。大人でも知らない人も多い事だから。でも、今回の件を君の責任で進めていた以上はリサーチ不足は君のミスだ」
「はい、申し訳ありません」
「最初は誰でもミスくらいするさ。それを上手くフォローするのが上司の仕事なんだから、今後同じ失敗をしなければそれで良い。……お金は返して貰うけど」
「ではアンリ、改めてその子を私たちに紹介してちょうだい」
「はい、お母様。彼がレイフレッドです」
「……レイフレッドと申します。えーと、よ、よろしくお願いします……?」
「何で疑問形?」
「まだ完全には状況把握ができていないので」
「だろうねぇ。何せ私達ですらまだ驚いているんだし」
「この娘が年齢にそぐわない子なのは分かっていましたけど……」
うっ、自重してなかったからある意味当然なんだけど。
「本当に僕で良いんですか?」
「それは私達ではなくアンリの決めることだからね。こちらで用意するのは使用人寮と、彼らと同じ制服やなんかの支給品だけ。それ以外の全てはアンリの責任だ」
「勿論私達も最低限の助言は与えます。ですが実際に決めるのはあなた達です」
「じゃあエルザ、まずは彼を部屋に案内してあげて。着替えさせたら私の部屋に連れてきて」
「かしこまりました、お嬢様」
エルザについて部屋を出るレイフレッドは何故か随分ぐったりしていた。
「れ、レイフレッド! 何て口を利くのかね!? こちらのお嬢様はお貴族様でこそないが、大商会の娘さんだ。無礼を働いてお父上を怒らせたら……お前、どうするつもりだね!?」
レイフレッドの口調に院長が目玉が落ちそうな程に目を剥いたけど、そのくらいは飄々と受け流す彼は肩を竦めた。
「……この程度で怒るような奴じゃないだろ? もしそうだったならとっくにどうにかされてるはずだしな」
「私の前では構わないけど、出来ればお父様達の前ではもう少し取り繕ってくれるとありがたいのだけどね」
私はお父様から預かった封筒を院長に渡す。
「これが正式な手続き書類の写しです。ご確認を」
「……確かに」
「と言う訳で、後はあなた自身との交渉を済ませるだけなの」
「はぁ、アンタがとにかく色々規格外なのは嫌って程理解させられた。何かもう面倒臭いし従者でもなんでもなってやるよ」
「あれ? ……いいの? もっとこう、雇用条件とか福利厚生とか気にならないの?」
「最低限の衣食住さえ確保できれば取り敢えずは御の字だろ」
「うーん、ならその辺の細かい話は屋敷でしよっか。ちなみにいつから来れそう?」
「別に荷物もねえから今すぐでも特に問題ねえな」
「へ? 着替えとか最低限の私物はあるでしょ? こないだも一応鞄一つ分の荷物は持ってたし!」
「服も生活用品も基本は共用なんだよ。もう帰って来ないのに持ち出す訳にはいかねえんだよ」
な、何て事……!
だとするなら帰り道の途中にでも服屋や雑貨屋に寄り道する必要があるじゃない……!
こんな事なら駄菓子なんか買うんじゃなかった!
勿論彼が多くの荷物を持たない位は予想していたから、早々に露店の準備を済ませたのに!
まさか今日の今日で早速困る事になるなんて完全に予想外の事態だし。
「……お嬢様、旦那様から支度金として幾らかお預かりしています」
慌てる私にライルがそっと耳打ちした。
お父様の慧眼に感謝しなくちゃ……。それともこの世界では常識だったりするのかな。
「では、ここの子供達へのお土産を置いたらおいとましましょう」
「お土産……ですか?」
「ええ、ライルお願い」
ライルに頼んで子供達の前でお菓子と雑貨を並べていく。
「わあぁぁ、お菓子がいっぱい!」
「このぬいぐるみ可愛い!」
「この菓子うめー!」
「私からのプレゼントよ。レイフレッドは私が貰うから」
「えー? 何でー?」
「あんなの貰ってどうすんだよ?」
「アイツ化け物なんだぜ?」
「だからー、ドレーってのにするんだろ?」
「彼は化け物じゃないし、奴隷にもしないわ。レイフレッドは家で働いてお金を稼ぐのよ。いつか、彼自身の望みを叶えるために」
子供達に言い聞かせて。
私は立ち上がった。
「さあ、行くわよレイフレッド」
彼の手を取り院の外へ連れ出す。
荷物を下ろした馬車は子供二人には広々していて。
私はライルに途中の寄り道を指示して馬車を出させた。
――彼を見送る者の姿は無い。
「……買い物を済ませて家に帰ったら、お父様達も一緒に改めて正式に雇用契約を交わすことになるわ。ウチの使用人寮は今晩から使えるから」
寮での決まり事や仕事のあれこれは執事とメイド長が仕込んでくれる。
「今日この後は忙しくなるから」
今の内にと、私は袖を捲り上げた。
「……これも、親父さん公認か?」
「当然でしょ。これも給料と〝食〟の保証の内に入ってるんだから」
「はぁ……あの日のプログラムに参加して良かったのか悪かったのか分からなくなりそうだ……」
ははは。私にとっては良い事の方が多かったけどな!
彼のお陰で商売の勉強もさせて貰える事になったし。
……それに商品サンプルに加えて子供達へのお土産を作ってたらいつの間にかスキル「クリエイト」のレベルが3に上がってたんだよねー。
まだレベル2でゲットした「アイテムボックス」の確認さえまだなのに、新しく「スキルツリー構築」なんてのがあって……。
今夜辺りにはちゃんと確認しておかないとな……。
先ずは冒険者広場近くの古着屋に寄る。
とは言え――
「私は男の子の服とか分からないから、取り敢えず3日過ごすのに困らない服と、一週間分の下着を選んで」
採寸さえさせてもらえば、下着以外の服は上下とも私が作れる。
いや、技術的には作れるけど。
やっぱり男の子の下着ってのは……色々問題があるよ!
次は生活雑貨の店。
魔術ギルド前の広場近くにあった店では歯ブラシから時計まであれこれ購入。
あ、魔術ギルドは魔女の家みたいなのを想像してたら全然イメージ違ったよ!
まるで赤レンガ倉庫や東京駅の様な和風洋館。
レトロでお洒落ではあるけど……。
買い物した荷物を積んだら当たり前に馬車は狭くなった。
席を詰めてレイフレッドに半身が触れると、彼は分かりやすくそわそわし始めた。
……あぁ、可愛い。
「……何だよ」
「いやぁ、別に何でもないよぅ?」
屋敷について馬車を降りてまずほっとして、その後で目の前の建物を見上げて呆然とし、慌ててぴしっと姿勢を正す様なんてもう……。
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「分かったわ、ありがとう」
応接間は、玄関から程近い場所にある。
「お帰りアンリ。彼を無事連れ帰れた様だね」
「はい、お父様。……それと、私の浅慮をフォローして下さってありがとうございました。今回の費用分は後程お返し出来るようになるまではおやつは返上致します」
「うん、まあね。大人でも知らない人も多い事だから。でも、今回の件を君の責任で進めていた以上はリサーチ不足は君のミスだ」
「はい、申し訳ありません」
「最初は誰でもミスくらいするさ。それを上手くフォローするのが上司の仕事なんだから、今後同じ失敗をしなければそれで良い。……お金は返して貰うけど」
「ではアンリ、改めてその子を私たちに紹介してちょうだい」
「はい、お母様。彼がレイフレッドです」
「……レイフレッドと申します。えーと、よ、よろしくお願いします……?」
「何で疑問形?」
「まだ完全には状況把握ができていないので」
「だろうねぇ。何せ私達ですらまだ驚いているんだし」
「この娘が年齢にそぐわない子なのは分かっていましたけど……」
うっ、自重してなかったからある意味当然なんだけど。
「本当に僕で良いんですか?」
「それは私達ではなくアンリの決めることだからね。こちらで用意するのは使用人寮と、彼らと同じ制服やなんかの支給品だけ。それ以外の全てはアンリの責任だ」
「勿論私達も最低限の助言は与えます。ですが実際に決めるのはあなた達です」
「じゃあエルザ、まずは彼を部屋に案内してあげて。着替えさせたら私の部屋に連れてきて」
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