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「トーキョー・ブルー-02」
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プレイを見てむらむらした者は三々五々、パートナーを見つけて散り、ギャラリーが減る。ほっと胸を撫でおろす、藤原。
「射精、出来る?このまま」
「・・・わからない・・・けど、な、なんか、気持ちよくなってきた」
「チャレンジしてみようか。家じゃ、出来ないから」
精液が飛び散るから、カーペット敷きの藤原の部屋では、出来ない。強弱をつけて何度も何度も、陰茎を叩く。陰嚢は既に、腫れ上がっていた。その痛みもまた、甘美に竹田を苦しめる。
「あぁあ・・・んっ」
「可愛い声、出すじゃないか。鞭がすっかり好きになったな、・・・」
名前を言わないように気を使っているようだ。後ろから見ていたギャラリーが、ヤジを飛ばす。
「とんだ変態あんちゃんだなぁ。鞭でチンチン叩かれて喘ぐなんて、そうそういねぇよ」
「俺、逆にチャレンジしてみたくなってきた。なあ6番(人を呼ぶときはロッカー番号で呼ぶ。腕にロッカーキーを巻いているため、見える)、ちょっと俺のチンチン叩いてくれねぇ?鞭代、払うから」
「いいよ」
また、カップリングが決まり去って行く。M客が数名、うるうるとさせながら見学しているだけだ。2つ折りにしていたギターストラップを、3つ折りにする。短いが更に重くなった鞭が、飛んできた。
「あぁぁっ」
「いい声。どうだ、イケそう?」
「めちゃくちゃ、興奮、する・・・イケ、そうかも・・・」
「じゃあスパートかけようか」
叩くペースを、速める。その度に鎖が揺れ、亀頭から汁が飛び散った。甘い喘ぎに吸い寄せられるように、M客が互いの陰茎を擦り始める。
「あぁぁっ、で、でるぅ」
「いいよ、叩かれて射精しなよ」
「ん、んぁぁぁぁぁっ!!」
精が、勢いよく放たれる。血の上に、白い精液が散った。M客の顔についた分は互いで、舐め合っているようだった。
「あ、あり、がとう、ござい、ました・・・」
「イケてよかったな。じゃあ俺のも、舐めてよ」
コンドームをつけた陰茎を、口に押し込む。一切竹田の事を考慮しない、乱暴なイラマチオ。もう慣れたけれど口から先ほど飲んだコーヒーが、大量の涎と共に逆流してきた。
「ぐあ・・・」
「声出されるのも悪くないな、先っぽに響く」
幸いなことに、もう限界まで勃起していた。口の中で動かされる陰茎に、必死で舌を絡める。コンドーム越しだから、いつもより感度も鈍っているが、何とかなりそうだった。
「お、出る。飲めなくて残念だな」
最奥まで突っ込まれ、精が放たれる感触がする。ゆっくりと陰茎を引き抜きコンドームを縛って、ティッシュにくるみ、捨てる。
「ちょっと掃除するから、ここで座って待ってて」
部屋の片隅に置いてある、不織布モップを取り、血と精液を片付ける。手を取って導きながらロッカールームに、行った。
「消毒するからちょっと、染みるぞ」
いつもの脱脂綿と、消毒薬。鞭と火に焙られた背中は、酷い事になっていたが消毒されるのは、心地いい。
「んぁ・・・」
「あとで家に帰ってシャワー浴びて、もっかい消毒してやる。取り敢えず血を止めないと・・・」
ピアスも問題がないか、しっかりチェックする。散々叩かれた割に既に安定しているせいか、どうともなっていなかった。
「さ、服、着せてやるから」
「自分で出来る・・・」
「顔、マスクで隠れてて目ぇ、見えないだろ。いいから」
ほら、ボクサーブリーフ。言われて足を、上げる。同じようにTシャツ、ドレスシャツ、スキニーパンツ、ソックス、ショートブーツ、と着せて行った。自分が人形になったようで、少し、くすぐったい。
「じゃ、帰ろうか」
また手を引かれて階段を上り、やっとマスクが、外れる。サングラスを、かけた。藤原は優しく、微笑んでいる。
「あの、有難う、竹田。ついてきてくれて」
「俺、こそ、守ってくれて、有難う。正直いきなり掘られるんじゃないかって不安だったから、心強かった」
駅までの道を、歩く。そっと竹田が藤原の、手を握った。新宿二丁目と言う特殊な場所だからこそ、許される行為。藤原の住む小田急線に乗るため、歩いて新宿駅に向かって、行った。
「射精、出来る?このまま」
「・・・わからない・・・けど、な、なんか、気持ちよくなってきた」
「チャレンジしてみようか。家じゃ、出来ないから」
精液が飛び散るから、カーペット敷きの藤原の部屋では、出来ない。強弱をつけて何度も何度も、陰茎を叩く。陰嚢は既に、腫れ上がっていた。その痛みもまた、甘美に竹田を苦しめる。
「あぁあ・・・んっ」
「可愛い声、出すじゃないか。鞭がすっかり好きになったな、・・・」
名前を言わないように気を使っているようだ。後ろから見ていたギャラリーが、ヤジを飛ばす。
「とんだ変態あんちゃんだなぁ。鞭でチンチン叩かれて喘ぐなんて、そうそういねぇよ」
「俺、逆にチャレンジしてみたくなってきた。なあ6番(人を呼ぶときはロッカー番号で呼ぶ。腕にロッカーキーを巻いているため、見える)、ちょっと俺のチンチン叩いてくれねぇ?鞭代、払うから」
「いいよ」
また、カップリングが決まり去って行く。M客が数名、うるうるとさせながら見学しているだけだ。2つ折りにしていたギターストラップを、3つ折りにする。短いが更に重くなった鞭が、飛んできた。
「あぁぁっ」
「いい声。どうだ、イケそう?」
「めちゃくちゃ、興奮、する・・・イケ、そうかも・・・」
「じゃあスパートかけようか」
叩くペースを、速める。その度に鎖が揺れ、亀頭から汁が飛び散った。甘い喘ぎに吸い寄せられるように、M客が互いの陰茎を擦り始める。
「あぁぁっ、で、でるぅ」
「いいよ、叩かれて射精しなよ」
「ん、んぁぁぁぁぁっ!!」
精が、勢いよく放たれる。血の上に、白い精液が散った。M客の顔についた分は互いで、舐め合っているようだった。
「あ、あり、がとう、ござい、ました・・・」
「イケてよかったな。じゃあ俺のも、舐めてよ」
コンドームをつけた陰茎を、口に押し込む。一切竹田の事を考慮しない、乱暴なイラマチオ。もう慣れたけれど口から先ほど飲んだコーヒーが、大量の涎と共に逆流してきた。
「ぐあ・・・」
「声出されるのも悪くないな、先っぽに響く」
幸いなことに、もう限界まで勃起していた。口の中で動かされる陰茎に、必死で舌を絡める。コンドーム越しだから、いつもより感度も鈍っているが、何とかなりそうだった。
「お、出る。飲めなくて残念だな」
最奥まで突っ込まれ、精が放たれる感触がする。ゆっくりと陰茎を引き抜きコンドームを縛って、ティッシュにくるみ、捨てる。
「ちょっと掃除するから、ここで座って待ってて」
部屋の片隅に置いてある、不織布モップを取り、血と精液を片付ける。手を取って導きながらロッカールームに、行った。
「消毒するからちょっと、染みるぞ」
いつもの脱脂綿と、消毒薬。鞭と火に焙られた背中は、酷い事になっていたが消毒されるのは、心地いい。
「んぁ・・・」
「あとで家に帰ってシャワー浴びて、もっかい消毒してやる。取り敢えず血を止めないと・・・」
ピアスも問題がないか、しっかりチェックする。散々叩かれた割に既に安定しているせいか、どうともなっていなかった。
「さ、服、着せてやるから」
「自分で出来る・・・」
「顔、マスクで隠れてて目ぇ、見えないだろ。いいから」
ほら、ボクサーブリーフ。言われて足を、上げる。同じようにTシャツ、ドレスシャツ、スキニーパンツ、ソックス、ショートブーツ、と着せて行った。自分が人形になったようで、少し、くすぐったい。
「じゃ、帰ろうか」
また手を引かれて階段を上り、やっとマスクが、外れる。サングラスを、かけた。藤原は優しく、微笑んでいる。
「あの、有難う、竹田。ついてきてくれて」
「俺、こそ、守ってくれて、有難う。正直いきなり掘られるんじゃないかって不安だったから、心強かった」
駅までの道を、歩く。そっと竹田が藤原の、手を握った。新宿二丁目と言う特殊な場所だからこそ、許される行為。藤原の住む小田急線に乗るため、歩いて新宿駅に向かって、行った。
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