私とコンビニ吸血鬼

とらんぽりんまる

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秋とコンビニ吸血鬼・前

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「秋……かぁ……」

 私は葉っぱが赤く色づき始めた木を見上げる。
 あの冬から……もう秋?
 吸血鬼の事だけじゃなく、学校生活も充実してる。
 だからなの?
 早すぎるよ。
 もう二年生も後半だ。

 学校帰りの寄り道は当然コンビニ。

「いらっしゃいませー! あったか美味しい焼き芋~ありますよーご一緒にいかがですかぁ~~?」

 コンビニに入ると響く、元気な声。
 吸血鬼ではない、新人の『レイちゃん』。
 元気で愛想のいい彼女は、もう看板娘みたいな雰囲気。
 
 今日は吸血鬼いない……な~んだ。

「焼き芋2つください」

「はーい、ありがとうございます~!」

 お目当ては焼き芋だもん。
 レイちゃんは、私をチラッと見る。
 私は気付かないふりしてお財布からお金を出す。

 ここ、最新レジとかじゃない普通のコンビニだから。

「400円でーす、ちょうどお預かりしまぁーす」

 それ以上のやり取りはない。
 だって、恋敵かもしれないし仲良くなんかしたくないもの。

「ありがとう~ございましたぁ~~!」
 
 私って嫌な子?
 あったか~い焼き芋を持って店外へ出る。
 つい家まで待ちきれなくて、紙袋の封を開けた。
 可愛い焼き芋ご対面!

「あ、月ちゃん」

 !!
 私はバッと声の方を見た。
 吸血鬼……!!
 じゃない……。

「尾瀬君」

 なんか尾瀬君の声って吸血鬼に似てる?
 一瞬、吸血鬼かと思っちゃった。
 
「こんばんは」

 うん、ちょっと似てるかも。
 『いらっしゃいませ~』って言ってほしいかも。
 尾瀬君は今日はブレザーの下にブルーのセーター着てる。
 いい色。爽やかだなぁ。

「こんばんは。すごい偶然だね」

「あ~……実は俺の家もすぐ近く」

「え!? そうだったの!?」

 知らなかった……。
 え、でも近所って?
 尾瀬君……中学は違うよね。
 
「チラっとは話したんだけどね。高校入学と同時に引っ越してきたんだ」

「そっかぁー」

 そんな話をしてたんだ。
 全然知らなかった。

「それ焼き芋?」
 
 あ、やだ。
 焼き芋掴んでる私。
 湯気がたっているホカホカの焼き芋持ってる。

「う、うん。今買ったの」

 私はコンビニを指差す。

「へぇー旨そうだね」

「う、うん。美味しいよ」

「俺も買ってみよ! ちょっと待ってて!」

「えっ!?」

 尾瀬君!?
 ドアが開いてレイちゃんがこっち見たのがわかった。
 本当に、即焼き芋買ってる。
 そしてすぐに出てきた。

「お待たせ!」

「う、うん」

「あー……見てたら旨そうで俺も食べたくなった」

「えー嘘でしょっ」

「嘘じゃないって、ホント」

「あはは、おかしい」

 尾瀬君って、なんか変な人。
 私はちょっとおかしくなっちゃった。
 尾瀬君は、あの夏祭の告白なんかなかった事になってるみたい。
 あれからそんな感じでもなく、フツーのお友達。
 あれは真夏の夜の夢みたいな?
 雰囲気で言っちゃったのかもしれない。
 
「あったかー、うまそ」
 
 あー店の前で食べようとしてる? 私も食べちゃおーかな。

「月ちゃん。あっちにベンチあったから座ろう」

「あ、うん」

 ちょっと肌寒いくらいが、焼き芋食べるにはいい感じ。
 なんか自然にコンビニの近くにある小川のベンチに一緒に座っちゃってた。

「うん、うまい」

「だよねぇ」

「俺、焼き芋なんか……いつぶりだろ。食ったことあったかな」

「え? 好きなんじゃないの?」

「買うの初めてだ」

「そうなんだー必死で買ってくるから、相当好きなんだって思っちゃった」

 あはは、と私が笑うと尾瀬君も笑ったけど、なんかジッと見てきた。

「え?」

「はぁ~……いや、まぁ今回で相当好きになったかな」

 吸血鬼も焼き芋、好きかなぁ?
 純白の恋人はお母さんがハマちゃって、あれから二回もお取り寄せしてた。
 そんな話もしたいのに、『レイちゃん』が入ったせいで吸血鬼は夕方のシフトにあんまり入らなくなった。

 朝はすごく混むから、話なんかできない……。
 あの夏のボーナスタイムは、本当に貴重なものだったのだ。

 もっと、もっと、もっと、話せばよかった。
 どうしたら、またボーナスタイムがくるんだろう。
 何をすればポイントが溜まりますか?
 吸血鬼の神様教えてください。

 もぐもぐ、と焼き芋も甘さが口に広がる。
 ねっとりして、すごく甘い。
 パサパサしてなくて上品なあんこみたい。
 このまま、上質な和菓子みたい。

 弟は皮は全部剥がすけど、私は固くなければそのまま食べちゃう。

 しあわせ、だけど……。
 焼き芋はすごく美味しいけど、やっぱり私は少し寂しい。
 でも焼き芋はすごく美味しい。
 吸血鬼……どうしているのかな。
 あー……ほうじ茶も買ってくればよかった。
 心が焼き芋と吸血鬼とほうじ茶だ。
 
「あのさ、月ちゃん今月誕生日なんだって?」

 あ、尾瀬君と一緒にいるんだった。
 尾瀬君といると弟と一緒にいる時みたいに存在忘れちゃうっていうか。
 失礼なんだけど……不思議。
 夏に出会ったばっかりで男の子なのにね。
 えっと私の誕生日?

「うん。知ってたの? どうして?」
 
「いやあの、グループメールでさ! 今月の誕生日~誰~とかって話したから覚えてた」

 確かにそういう話はした覚えがある。
 誰かがお誕生日だと、お祝いしたりプレゼントあげたりするから。

「土曜日だよね?」

「うん! そうなの! 夜にねー焼肉寿司食べ放題に行くんだ!」

「えっ……彼氏と?」

 え!?

「ち、違うよ! か、家族で~!」

 吸血鬼はまだ、彼氏じゃないんですよ。
 彼氏になってたら……なってたら……えぇ! そんな想像した事もなかった!
 吸血鬼が彼氏だったら……。

 デートとか、してたのかな……。

「彼氏とはお祝いしないの?」

「だから、彼氏はまだいないの」

 だから吸血鬼はまだ、彼氏じゃないんですよ。

「……そっか」

 いつか、吸血鬼が私の彼氏になる……そんな未来はくるのかな。

「じゃあ、昼間に出掛けない?」

「え?」

「映画、とか」

 ん? なんで?
 私の誕生日に尾瀬君とお出掛け?
 
「……あー……」

「なんか、今話題になってるアニメでさ。吸血鬼の恋愛話で面白そうなんだよね」

「吸血鬼の!? 恋愛話!?」

「そう、でも恋愛ものだから男子はなんかさー。誘いにくいってゆーか」

「どんな話なの!?」

「URL送る、もし気になるようなら行こうよ。俺さ、チケットあるんだ」

 すぐにスマホに映画の公式サイトが送られてきた。
 わぁー大正を舞台にした、めっちゃ美形の吸血鬼と人間の女の子の恋の話!
 この絵、チラっとCM見たことあるかも。

 私、ちょっと世間とズレてるとこがあるから……気付かなかった。

「すごく見たい!!」
 
「行く!? やった!」

 尾瀬君、めっちゃ笑顔。
 やっぱ弟みたい。
 背は弟の倍はあるけど。

「あは、そんなに見たかったんだ」

「あ……まぁ、ね。じゃあ土曜日約束! 俺、夏休みバイトしたから心配しないで」

「あ、お小遣いはあるから……」

 あれ、勢いで約束した事になっちゃった?
 
 尾瀬君はもぐもぐ焼き芋を食べる。
 私も、もぐもぐ食べた。

 今更……やっぱり、なんて言えないよね。
 さすがに失礼だよね。

 尾瀬君嬉しそうだもん。
 
 まぁ、いっか。
 お祭りの時も二人で遊んで楽しかったし、お友達だもんね。

 よし! 楽しみにしよう!
 
 あとで手帳に予定書かなきゃ。
 どんなグッズがあるかも知りたいな。
 アクキーあるかな。

「……旨いけど、喉乾くね。俺、お茶買ってこようか」

「あ、でも」

「おや、尾瀬君と月ちゃん」

 え!?
 私は声のした方を振り向く、そして立ち上がってしまった。

 吸血鬼吸血鬼吸血鬼吸血鬼!!
 吸血鬼吸血鬼吸血鬼吸血鬼だーーーー!!

 うそぉ!?!
 まさか会えるなんて!!

 今日は黒いロンTを着てる。
 コンビニの制服着ていないだけで印象が変わる。

「あ、あ、あ、こんばんは!!」

「うん、奇遇だねー」

 ちょっと髪が、伸びた感じ。
 やっぱり、牙かっこ可愛い!!

「どどどうしたんですか!?」

「僕、今日これからコンビニバイト」

 いつもの優しい笑顔。

「え、これから?」

「うん、いつもとちょっと違う時間なんだよねー。二人とも仲良しさんだったんだねぇ」

「えっ」

「友達なんです」

 私が言うより先に尾瀬君が言ってくれた。

「そ、そうです! 私は友達です! 高校の! グループの!」

 ややややだ!! 
 また余計な事言っちゃったよぉー!

「そうなんだぁ~青春だね。あ、これお茶あげるよ二本あったから」

 吸血鬼は黒いトートバッグからお茶を二本取り出した。

「えっ」

「悪いですよ。俺、買いに行こうと思ってたとこで」

 尾瀬君も吸血鬼のこと……知ってたんだ……仲良しさん?

「焼き芋買ってくれたんでしょ? いつも買いに来てくれるしー常温だけど、どうぞ~。店長に箱でもらったんだけど、僕は店で買えばいいからさ。遠慮しないでいいよ~」

 コンビニで売ってるほうじ茶だ……。
 一本ずつ、渡してくれた。

「ありがとうございます……嬉しいです」

 やったぁ~。吸血鬼がくれたお茶。
 飲まないで永久保存しよう!!
 
「じゃあ、お邪魔したね。今度は二人で一緒に店においでよ~」

「俺等、今日は偶然ですよ。黒野さん」

「そっそうなんですー! たまたま偶然で!」

 尾瀬君、さっきからナイスアシスト!
 ありがとーー!!

「そっかぁ。ふふ、じゃあまたね」

「あ、あとでアイス買いに行くかもです!」

 吸血鬼は優しく微笑んで、手をふりふりしてコンビニへ向かった。
 あぁ……レイちゃん、いいな……これから一緒に働くんだ。
 レイちゃんにもお茶あげたりするのかな。

 吸血鬼が歩いて行くのを私はずっと見送った。
 近いのに、遠い……。

「月ちゃんってさ……」

「……え?」

 突然の声。
 あ、尾瀬君だ。
 また一瞬、彼の存在を忘れてしまってた。
 
「いや、なんでもない。お茶もらっちゃったね」

「うん」

 今日もボーナスステージだったぁ!
 私は、大事にお茶をバッグに仕舞う。

「飲まないんだ」

「うん……あんまり喉乾いてない……」

 嘘。本当は口のなか、もっさり。
 でも、キーホルダーはもちろん、純白の恋人の箱だって大事にとってあるんだもん。
 こんなの絶対、飲めないもん!
 
「好きなんだね」

「ん?」

「えーっと……焼き芋」

「焼き芋ね~! うん、まだまだ今年もいっぱい食べたいね! じゃあ、私はもう帰るね!」

「あっ……そしたら、また待ち合わせとかメールするから!」

「う、うん! あの、みんなには秘密にしてくれる? ほら高校生ってさ、二人で出かけるってだけでキャーキャーうるさいでしょ?」

「あーうん。わかる。大丈夫、俺は口固いよ」

「尾瀬君、ありがとう。尾瀬君って、いい人だね」

「えっ……あ、いや」

「じゃあ! バイバイ!」

「うん、また明日……!」

 私は尾瀬君に、手を振った。
 高校に入って、もちろん仲良しの女の子はいるんだけど……親友っていなくて。
 尾瀬君と私は案外いい仲良しになれるかもしれない。

 尾瀬君も吸血鬼と仲良しみたいだし……。

 帰宅して、すぐに貰ったほうじ茶を吸血鬼祭壇に置く。
 祭壇っていうのは、好きな人のものを祀る場所!
 勉強机の片隅ね。
 バレたら嫌だから、カモフラージュして吸血鬼から貰ったキーホルダー。
 純白の恋人の箱、そしてほうじ茶を置いた。
 えへ……嬉しい。
 
 それから私は、夕飯を食べてお風呂の前にアイスを買いに行こうと思った。
 さっきの時間だけじゃあ少ないよ。吸血鬼不足。

 光陰矢の如しって、小学校でも中学校でも、二人くらいその言葉が好きな先生がいた。
 だから、今を大事にしなくちゃなんだよ。

 何回だって会いたいんだもん。
 好きな人にはね。

 私はこの前、お父さんに買ってもらった秋服のワンピースを鏡の前で合わせた。

「……これはやりすぎ? ナポリタン、食べ過ぎたからお腹出て見えるかもだし……」

 一人で私はブツブツ話す。
 焼き芋にお母さん特製ナポリタン。
 カロリーも矢の如しで過ぎ去ってくれないかな。

 ……でも、ワンピースを着る機会といったら、映画とかになっちゃうし……。
 それなら誰よりも先に吸血鬼が見てほしい!

「ちょっと行ってくるねー!」

「お姉ちゃん僕にもカリカリ君買ってきて~! ……あんなかっこで行くの?」

 私は秋服のワンピースを着て、家を出た。
 ブーツに合わせようかと思ったけど、お母さんに見つかったら何か言われそう! って慌てたらいつものローファー履いちゃった。
 
 まぁ、足元は見られないよね。
 外は暗い。
 だからお母さんには夜のコンビニは行くなって言われてる。
 でも、だって光陰矢の如し。
 
 いつものローファーだから走れちゃうもん!
 
 私はコンビニまで走って行ってしまう。
 あぁー。あの日、あなたに恋をした日に戻りたい。

 あの冬の夜に戻りたい。
 あの夏の夜に戻りたい。

 あなたとの時間をエンドレスリピートしたい。

 もうそろそろ肉まんも並ぶ頃……。
 あの日が、今だったら……私は、あの時間をもっともっと……大事にするのに。

「いらっしゃいませ、こんばんはー」
「いらっしゃいませ、こんばんわぁ~~~~」

 承知の上で店に来たんだけど、吸血鬼とレイちゃん。
 二人並んで『いらっしゃいませ』かぁ。
 うう……心臓が疼く。
 恋をすると、色んな感情があるんだなってわかった。

 だって、レイちゃんはなーんにも悪くない。
 ただ頑張って働いてる可愛い女の子だよ。
 無実だよ。
 なのに、私が吸血鬼に恋してるから……彼のとなりにいるだけで私にとってはギルティ判定。
 
 ごめんね、ってちょっと思う……。
 
 でも近付きすぎじゃない!?
 
 チラチラ見ながら雑誌も見る。
 くじも見る。
 そしてアイス。
 太陽がカリカリ君買ってきてって言ってたっけ。

 店内を歩いて、ワンピースが揺れる。
 えへへ、やっぱ可愛い。

 吸血鬼、どう思うかな?
 少しは可愛いって思ってくれるかな?
 さっきのお茶のお礼もしたいし……。
 
 よし、吸血鬼がレジにいる!

「あ、黒野さん。私がレジやりますねー。冷蔵庫の補充お願いしまーす」

「え? あ、はい」

「いらっしゃいませ~」

 えっ? 何が起きたか理解できない……。
 どうして私の会計をレイちゃんがやるの!?

「アイスが二点で~268円でーす」
 
 ひどいひどいひどい!!
 ワンピース着たのは、貴女のためじゃないですけど!?
 ギルティ!
 ギルティだよぉ!
 あんまりだ。
 私は哀しくて悔しくて、間違えて新しい五百円玉を出してしまった。

 あ、集めてたのに……!
 お父さんは新しいの集める意味ないだろって言うけど、私は集めてる!

 無情に違う小銭になってしまった五百円玉の化身……つまりお釣りをレイちゃんがくれた。

「あのぉ」

 そしてコソッと私に話しかけてきた。
 なに……!?
 もしかしてライバルの宣戦布告!?

「さっき、焼き芋を買った男の子と店の外で話してましたよね」

「え?」

「彼の彼女さんですか?」

「違います」

 動揺より先に口から出てた。

「じゃあ、友達?」

「そうですね」

「あの人、尾瀬さんって言うんですよね」

「うん」

 レイちゃん、めっちゃ話してくる。
 まぁ後ろに並んでる人はいないけど。

「付き合ってる人っています?」

「うーん。いなさそうだけど……」

「いない? いない?」

「多分」

「好きな人は?」

「うーん、わからないです」

「そっかーありがとうございましたーあ!」

 レイちゃんは、ふざけて店員さんみたいにお礼を言う。
 いや、店員さんなんだから今の恋バナみたいのがふざけた時間?

 それと同時にお客さんも店に入ってくる。

「いらっしゃいませ~! あ、ツキちゃん。また買いに来てね!」

「あ、うん。またね」

 まるで友達みたいに小さく手を振られて、私はちょっとびっくりして店を出た。

 ハッ!!
 結局、吸血鬼は戻って来なかったし!

 私はちょっと、悶々としたんだけどレジで話したレイちゃんの笑顔がとっても可愛かったのを思い出したんだ。
 レイちゃん……尾瀬君のことが気になってるのかな?
 もしかして、恋してる?
 私は吸血鬼の周りの女の子は吸血鬼のことを絶対好きになっちゃうって思い込んでいたけど、そうではないらしい。

「なんだぁ、そっかぁ」

 私は、安心したからかワンピースギルティの事は忘れてアイスを食べた。

 そして私の誕生日。
 吸血鬼と話す時間は与えられなかった……。
 でも話ができても、土曜日は私の誕生日なんですよーなんて言えないでしょ。

 とりあえず、約束の支度をする。

 夜は焼肉だし、ワンピース着たら臭くなるし……と思ってトレーナーにカーゴパンツでいいかなぁ?
 でも映画館だしな……と私は大きめトレーナーに短めスカートで行くことにした。

 まぁ、こんなもんでしょ。と私は家を出た。
 映画楽しみだなぁ。

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