俺が恋をした相手は

秋元智也

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20 もう、しない

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大輔は勝手に解釈して下着ごと脱がせにかかる。

「やめてっ…もう、大輔とはしないって…」
「俺は嫌だ！稔ともっとしたいし、ずっと側にいたい」
「俺は嫌だよ…いや、なんだよ…」
「なんでそんなに頑固なんだよ～身体のが素直じゃん？」

俺の言葉より、身体はすっかり期待していて反り上がっていた。
足を開かされると尻の中に指を差し込んでくる。

まずい…今は…！

「なにこれ？」

大輔の指に玩具が当たる。
もうすでに尻の中にはピンポン玉サイズの玉が連なっている玩具が
入っているのだ。

「こんな物入れなくても俺が入れてやるのに！」

大輔は尻から出ているシリコンのとってを引っ張った。

ずずずずっ…ずりゅ、ぐちゅっちゅぽぽぽっ！

「ぃやぁっ…ぁ！やめっ…アッ…ッ…あぁぁぁっっ！？」
「こんなにでかいのが連なってたのか？よく入るよな～？」

一気に抜かれると中のローションが垂れて太ももを伝う。
柔らかくなった中を一気に引き抜かれイったままベッドに沈んだ。

「今から入れても…いいよな？稔もイっちゃったしみたいだし、
　入れるぞ～」
「…っ…、ぁっ…、アッ…、ぁんっ！…おくぅ…くるし…ぃ…」

大輔は俺の了解も聞かずに中に押し込んできた。
ヒダを左右に引っ張られ圧力が一気に入ってくる。
慣れた感覚に歓喜に震え、必死に離すまいと吸い付いていく。

「すげ～気持ちいい～、マジで最高♪」
「やぁっ…抜いてぇ、やめっ…お願い…やだぁっ…あぁっ、あっ、
　あっ、あっ！」

必死に抜いてと訴えるが勢いよく何度も突き入れられるともう、
喘ぎ声にしかならない。

一回出し終わるとネクタイを取って腕を拘束された。
もう、抵抗できない。
いや、する気もないかもしれない。
身体が欲しがっていて、途中でやめられても困る。

身体を反転させられるとバックから再び挿入される。

ばちゅんっ　ばちゅんっ　ばちゅんっ

尻にぶつかる音と、精液が飛び散る音が重なる。
大輔の汗が背中を伝って落ちてくる。
俺はもう、さっきからずっとイキっぱなしだった。

ひっきりなしに喘ぎ声が続き時間が経つのも忘れるくらいの時間
セックスしていたようだった。

いつの間にか、意識がなかったようで気がついた時には揺さぶら
れる身体と尻の中が痺れてヒリヒリしている。

「んんっ…あぁっ！…っ…」
「おっ！起きたか？意識がないと少し締まりが悪くなるな～、で
　も女より断然いいぞ？」
「バカ大輔！すぐに抜けっ…ひぃっっ！痛いっ！マジで中が擦れて
　痛いんだっつーの！」
「あぁ、俺もそろそろちんこ痛くなってきたかも～はははっ！」
「ふざけんな！早く腕の解けって！」

笑いながら言う大輔を一発ぶん殴らないと気が済まない。
やっと抜かれた孔に触れると今も触るだけで痛みが走り、鏡越しで
も赤く腫れていた。

「腫れるまでやるなよ！少しは休憩するとかローション足すとか
　しろよ！」
「悪りぃ～なんか気持ち良すぎて止まらなかった～」

ゲンコツで頭を叩くと足に力が入らず風呂場にも行けなかった。
太ももには白い液が溢れて垂れて来ている。

「ま…まさか、中に出したのかよ？」
「あぁ、途中でゴム切れちゃって…」
「ふざけんなぁ！もう、絶対にしない！二度と触るな！」
「風呂場まで連れてこうか？」
「触るな！…ぅっ…」

手を振り払うが起き上がる事も、立つことさえできない。
それでも、負けじと大輔に腕を掴まれると抱え上げられる。
無理矢理風呂場まで運ばれると身体を洗われ、不慣れな手つきで
俺の中を洗おうと指で掻き出し、お湯を中へ入れる為にホースを
入れると洗浄にかかる。

悶える俺の姿を見ながら勃起させてるのは怖かったが、見なかっ
た事にした。

ぐったりした俺をベッドへ寝かせるとシーツを洗濯機に入れて帰
っていった。
俺は夕飯を諦め寝る事にした。

次の日にはケロッとした大輔がいた。
散々やったせいでこっちは腰が痛いと言うのに、向こうはスッキリ
したような顔で挨拶してくる。

「おっはよー。稔～」

抱きついてくるように挨拶するので、腹のあたりに拳を固めこづいて
やった。

「なんだよ～つれないな～」
「ふざけんなよ？昨日の事忘れてねーよな？」
「気持ちよかったじゃん、またぬきあいっこしようぜ～」
「…！ふざけんなぁ～！」

あんなのぬきあいっこじゃねー！俺だけ負担がでけーんだよ！

その日以来、学校でのお触りを完全に禁止した。
もちろん最初から許した訳ではないけど、しつこく触れられる
とこっちも弱いところがあるのだ。
　
そんなこんなで、なあなあな関係が続いていた。

「なぁ～、土曜デートしようぜ？」

いきなりこんな事を言い出された。

「はぁ？今度はホテルでヤりたいのか？俺はそんな金ねーよ」
「違うって～、そうじゃなくて、ただどっか一緒に出かけよーぜ
　って思ってさ～。最近ずっと家でセックスばっかじゃん？」
「それはお前が押しかけて来て強引にしてるんだろ？俺はしたく　
　てしてるわけじゃねーし…」
「そんな事言うなって～」

全く気にも留めてねーのかよ。
まぁ、そう言うやつだけどな…。

「ご機嫌とりなら、いらねーよ。じゃーな！」
「違うって～、少しは遊ぼうぜ～」
「俺の事思うならもう家には来るなよ！以上。」

突き放したところで、どうせすぐに忘れているのだろう。
俺はいつも通りここ一か月平穏でない生活を続けている。
　

　

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