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秋元智也

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第四話 後輩の罠 後編

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何も見えない恐怖と見えないからこそ敏感になっていく身体は、
自然と刺激に反応してしまう。
いきなり目隠しを取られると、眩しい光がカシャ。とたかれた。
 
全裸で勃起した姿を写真に撮られたのだと分かると目の前が真っ暗
になった気がした。

 岩雄 「おとなしくしてれば気持ちいいだけだろ?暴れたら今の
     写真が校内にばらまかれるだけだからな!」
 松尾 「おっ!あとで送ってくれよ!」
 岩雄 「おお、いいぜ。」

すると目の前にローションを取り出すと腹の上に垂らされた。
冷たさと滑りけが肌に触れて伸ばされる度にどこを触れられても感じ
てしまうようになって来た。
足を開かされると、丸見えになっている蕾に指が差し込まれる。

 裕之 「んんっ!んー!んんっっっ」

痛みに目を見開くとジタバタともがいた。
たかが一本が中を進むだけで入り口の皮膚から痛みを感じる。
裕之の反応を見て岩雄と松尾が訝しむ。

 松尾 「おいおい、慣れてんだろ?そんなに痛い事ねーだろ?」
 岩雄 「おい、狭くねーか?ここ使った事あるのか?」
 松尾 「まさか…まだ処女なのか?」

不思議に思い裕之を見下ろした。
必死に頷く裕之に二人は顔を見合わせると口角を上げた。

 松尾 「そうか…処女なのか!」
 岩雄 「それは、大事なモノいただく事になるな!」
 松尾 「しっかり慣らせよ、処女ならこっちも痛いからな!」
 岩雄 「まさか処女をいただくとはな~。今日はいい日だなー」

もしかすると止めてくれるかもと言う期待も虚しくやる気満々な
二人に隆盛の後輩に簡単について来てしまった自分を呪った。
執拗に指が中を蹂躙し痛みに慣れた頃にはもう一本増やされ、裕之
の中を掻き回す。
痛みに萎えかけたペニスを握られると扱かれイかされる。
痛みと快楽を同時に味わわされ、身体がどうにかなりそうだった。
考える事も忘れて、ただただ喘がされるだけの人形と化す。

時間もだいぶ経って来ていてすでに男の指を4本も飲み込んでいた。
中のある部分を刺激されると身体が勝手反応して腰が浮く。
上も下も刺激され、いつしか自分でも知らないうちに腰を擦り付けて
いる事に男達は歓喜に震えると、そろそろだと感じたようだった。

 岩雄 「そろそろ入るんじゃないか?」
 松尾 「そうだな~だが、すぐに生より少し玩具で慣らしてやっ
     た方がすんなり入るだろ?奥もちゃーんと慣らしてやら
     ないとな?」
 
そう言うとアナルビーズにローションをたっぷりとかけると裕之の
後孔へと差し込んだ。

 裕之 「んんっーーーーー!ンッ!んーっ!」
 松尾 「奥まで入れられた気分はどうだ?指じゃ届かないところ
     に当たっていいだろう?もっと奥のところで感じさせて
     やるからなっ!」

さっきまで入り口の側ばかり刺激されていたのが今は奥の入っちゃ
いけないところをぐいぐいと入っていく。
前立腺を何度も刺激され、腰が勝手に動いてしまう。そこに何度も
奥を刺激され触ってもいないのにいつのまにか精液が飛び散っていた。

 松尾 「そろそろいいか!最初の男をしっかりと見とけよ!」
 
裕之は必死に首を振り体を捩る。
松尾はそんな裕之を見下ろすと、足を掴み引き上げると裕之の後孔
に自身をあてがった。
生暖かいモノが後ろにぴたりと触れると、血の気が引いた。
入り口を押し開くようにソレが入って来ようとした時、暗かった室内
に夕日が差し込んだ。
閉められていた入り口のドアが一気に開き、上から挿入しようとして
いた松尾が吹き飛んでいった。
そこには息を切らして、怒りに任せて岩雄を何度も殴りつける隆盛の
姿があった。

散々殴ると裕之の方へと近づいて来ると縄を解いてくれて脱ぎ捨てら
れた衣服を着せると整えてくれた。いまだに震えが止まらない裕之を
抱き上げるとその場を去ろうとした。
 
 裕之 「待って!りゅう、スマホに写真撮られてっ!」
 
言いかけた言葉を理解したのか吹き飛んだ松尾と床で伸びている岩雄
のスマホを出すとメモリごと地面に叩きつけた。
それから保健室へと運ばれるとベッドの上へ降ろされた。

 隆盛 「ひろ…大丈夫か?ちょっと待ってろ。」
 裕之 「うん…」

縛られた腕が擦りむけていて、隆盛は慣れた手つきで消毒すると包帯
を巻いた。
落ち着いたはずなのに自然と震えてきていて、涙が流れてきた。
それに気づいた隆盛がぎゅっと抱きしめてくれて、落ち着くまでずっ
と側にいてくれた。

 隆盛 「そろそろ帰るか?」
 裕之 「部活は大丈夫なの?」
 隆盛 「平気だ。ひろより大事なものはないよ。」
 裕之 「…帰りたくない。」

隆盛はため息をつくと、裕之の耳元で囁いた。
 
 隆盛 「俺の家に来るか?」

ビクッと身体が揺れると、ゆっくりと頷いたのだった。
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