渉くんの育性日記

秋元智也

文字の大きさ
上 下
9 / 32

第九話 制裁

しおりを挟む
学校との何度目かの話し合いの中、校長と担任、そして両親。
そしてそれを楽しむようにテレビが入っている。
当事者の渉は部屋に鍵をかけられ出られないように閉じ込めて
きていた。

「だから、言ってるでしょ?学校で何かあったんじゃないかって!
 そのせいで精神を病んであんな事を…」
「ですからお母さん、お父さん、学校では健やかに過ごしていまし
 たし、ご家庭の問題では?何か過度なストレスを感じていたので
 は?」

話は平行線で終わろうとした時、いきなりテレビが付いた。
もちろん盗聴器で聞きながら遠隔操作でつけているのだがそんな事
を知らない人は画面に注目した。
学校の校門近辺の路駐すると、学校でのいじめ映像やレイプ映像を
流してやった。

嫌がる渉くんの服を脱がし、まだ慣れていないアナルに何度もぶち込
んでいる様子が鮮明に写し出されていた。

「誰が…こんな事…」

顔を塞ぐ母親と目が離せなくなって震えている父親。
学校側も言い逃れできないほどの、いじめの現状と証拠だったのだ。
それも、テレビ局が入っている時に流れてしまって、編集される事なく
お昼のニュースで流れていく。
犯人の生徒も、もう外を出れなくなっただろう。

『いやだぁっ!誰か助けて!やめてっ…』
『おとなしくしろって!また殴られたいのか?』
『やだっ…痛い!そんなところ入れないで!やだやだぁ!』

バキッ。ガシャン!

『おとなしくしろって何度言えばわかるんだ?さっさと抑えろ!』
『おう、こいつ泣いでるぞ?泣くほど嬉しいか?』
『ちげーねー』

テレビの中から流されてくる実感のない現実。
痛がる悲鳴、殴られたり蹴られたりと何度も暴行を受けていた。
そしてチャイムが鳴ると、渉は服を持っていかれて全裸で放置され
逃げる事もできない。
その場で泣き続ける事しかできなかった。
啜り泣いている姿がしばらく続くと早送りがかかる。
次に映るのは下校時間にまたいじめの張本人が数人連れてきては渉
をレイプさせていた。
そのあとは酷いものだった。
人間としてとは扱わず、物として扱われる惨めさ。
意識をなくし動かなっても、蹴ったりして起こすとまた強姦した。
数時間してあたりが暗くなると出ていってしまった。
そこでテープは終わると、勝手に巻き戻り始めた。

「これはどういう事だ?」

震える手で母を抱きしめながら父親が聞くと、学校側は何も知らない
としらを切る。
しかし、物的証拠が出てきているので言い逃れもできないし、生放送
で流れてしまっているので、弁解の余地もない。

そこまですると俺はその場を離れた。
そして渉くんの家へと向かった。
インターホンを鳴らすが誰も出てこない。
それもそうだろう、今は学校で揉めているのだから。
授業をしている教室でも今の映像はスマホで見ていた生徒がいたらし
く騒がしい事になっていた。

くどいくらいに鳴らすと少し離れて二階を見上げた。

するとそこから渉くんが覗き込んでくると、俺を見つけ手を振った。
俺は両手を出すと「おいで」と促した。
少し迷っていたが、渉くんは思い切って二階のベランダから飛び降
りたのだった。

最初にあった時より痩せていて、軽くなっていた。

「大丈夫だったかい?君が居なくなってから先生は寂しかったよ?」
「先生…先生!もう、どこにも行かない?」
「俺はもう、あの学校は実習が終わってしまったからね。他の地方に
 行く事になってしまってね。どうしても渉くんに会いたかったんだ。
 愛してる。」
「僕も…先生の事大好き。…最近ずっと部屋から出してもらえないん
 だ…先生お願い僕も連れて行って。こんなところに居たくない!」
「いいのかい?もう、二度と戻れないかもしれないんだよ?」
「うん、先生とならいい。…ずっと一緒にいたい」
「そうか…なら、このまま行こうか?」
「うん!」

久しぶりに見る渉くんの笑顔はとても大人びて見えた。
俺は、香川県に来ている。
そこでマンションを借りると渉くんと一緒に住む事にした。
金髪に染め肩より少し長めの髪で短パンにTシャツ姿がなんとも言え
ず可愛いい。

「おかえり~、お風呂にする?それともご飯がいい?」
「ただいま~、ご飯がいいかな~?」
「いつでも食べれるよ?ほらっ享さん!早く食べさせて?」

短パンを下ろすと中に入れてあった玩具を引き抜くとアナルをヒクつ
かせると俺を誘ってくる。

渉くんは実にいい子に育った。
毎晩帰って来るとすぐに入れれるようにと中を解してくれて待ってい
てくれるのだ。
俺は渉くんを膝の上に座らせるとアナルに突き入れたまま食事を取る。
たまに揺らしてやると喜んでよがり声を上げた。

「今日はさ、渉にお土産があるんだ~、これどうだ?」
「何これ?ピアス?」
「そう、ここにつけるボディピアスだよ?」

俺は渉の胸で可愛く主張している乳首を引っ張るとぎゅっと握った。

「ひゃふっ!…享さんっありがとう。早速つけて!」
「風呂に入って綺麗になってからな?」
「うん!」

これは渉の位置が分かるように発信機が内蔵されたものだった。
前に渡したボディピアスは渉のちんちんの下、玉を引っ張って
そこに付けていた。
記念日の度に一個ずつ増えていく俺からのプレゼント。

今も行方不明として捜査が難攻しているらしいが、俺には関係ない。
偽造した戸籍を役所に出すと俺の養子にした。
名前は渉。長瀬渉となったのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

山本さんのお兄さん〜同級生女子の兄にレ×プされ気に入られてしまうDCの話〜

ルシーアンナ
BL
同級生女子の兄にレイプされ、気に入られてしまう男子中学生の話。 高校生×中学生。 1年ほど前に別名義で書いたのを手直ししたものです。

温泉でイこう!~イきまくり漏らしまくりの超羞恥宴会芸~

市井安希
BL
男子大学生がノリでエッチな宴会芸に挑戦する話です。 テーマは明るく楽しいアホエロ お下品、ハート喘ぎ、おもらし等

男色官能小説短編集

明治通りの民
BL
男色官能小説の短編集です。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

【創作BL】同意の上で輪姦されてる

湊戸アサギリ
BL
初々しいけど淫乱な受けが頼み込んで輪姦してもらっています。メインの攻めとは甘々してます 表紙イラストはAI生成です

男の子たちの変態的な日常

M
BL
主人公の男の子が変態的な目に遭ったり、凌辱されたり、攻められたりするお話です。とにかくHな話が読みたい方向け。 ※この作品はムーンライトノベルズにも掲載しています。

アダルトショップでオナホになった俺

ミヒロ
BL
初めて同士の長年の交際をしていた彼氏と喧嘩別れした弘樹。 覚えてしまった快楽に負け、彼女へのプレゼントというていで、と自分を慰める為にアダルトショップに行ったものの。 バイブやローションの品定めしていた弘樹自身が客や後には店員にオナホになる話し。 ※表紙イラスト as-AIart- 様(素敵なイラストありがとうございます!)

処理中です...