好きか?嫌いか?

秋元智也

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第三十五話 勘違い

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いきなりの豹変ぶりに戸惑いながら、必死で拘束を取ろうとするが、
しっかりと縛られていて、解けなかった。

先生 「そういえば、君はこっちも開発されていたね?」
宮野 「やっ!やめっ…やぁぁっ!痛い、痛い!」

そういうと剥き出しになったペニスを掴むと先端の孔にチューブを
差し込んだ。
ローションをたっぷりと垂らすとゆっくりと入れていく。
前に入れられた金属の棒より細いが、確実に痛みはある。
しかも、今入れているのは大和ではない!知らない人間に無理矢理
押し込まれているという事実に気持ち悪くなってきた。

そんなところ触られたくない!!

嫌だ!嫌だ!大和は宮野を捨てて女の先輩とシていた事も嫌だった。
あんなに好きだと言っていたのに!それなのに、セックスができない
とわかると他の人に乗り換えるなんて…分かっていた事ではあった。
大和は誰とでもヤるのだと、知ってはいたのだ。
ただ、忘れようとしていたのは自分だ。

自分は大和に見捨てられたのだと…気付きたくなかっただけかもしれ
ない。気づいてしまえば、きっと感情が溢れてしまうから。

自然と涙が溢れてきた。
下半身の痛みも、心の痛みももう、どっちか分からない。
ただ、痛くて仕方がなかった。

先生 「そんなに痛くはないだろう?すんなり入ったぞ?ほら、今度は
    こっちも咥えて?」

そういうと、先生のペニスをズボンから取り出すと宮野の前へと出して
きた。鼻をつままれ口を開けるとすかさず中に突っ込まれた。
ズボズボッと雑に突き入れられて苦しかった。

ガリッ。

先生 「痛っ!!何するっ!このガキが!」

思いっきり殴られた目の前が真っ白になった。
頬が痛い。熱い。目が開かない…。どうなったんだろう?
意識が朦朧としていて、何が起きたか分からずにいた。
ただ分かるのは、先生の罵倒と下半身がどんどん広がられている事だけ
だった。

宮野の口に突き入れて暫くすると歯を立てられ激痛が走った。
怒りに任せて殴っていた。
涙を流したまま何も言わなくなった。
患者と先生として接していたが、ある時から欲しくて仕方がなくなった。
毎回綺麗に洗浄してくるのは自分に入れて欲しいからじゃないかと思うよ
うになった。

今日は彼が予約を入れてから休みにする事にした。
もちろん先生である自分が体調が悪いからだと理由付けて、いきなりだった
ので困惑されたが、彼との二人っきりの時間を過ごすにはちょうどよかった。

今日現れた彼は何故かすごく辛そうだった。
彼氏と別れたのだろうか?
それなら慰めてあげるのは俺の役目だろう?
身体を気持ちよくさせればきっと心も開くだろう?
噛まれた!?なぜ噛むんだ!このくそガキ!そんなに痛くされたいのか?
それともドMなのか?なら、こっちも考えがある。
簡単に気持ちよくなんかさせない!今日は夜までずっと付き合ってもらおう!

彼のお尻を開くと孔に金属の器具を入れると思いっきり開いていく。
限界まで開くとシリンダーのついたディルドを椅子の側にセットして台をロック
し固定した。
ローションをたっぷりと中とディルドに塗ると、ゆっくりと中へと入れてやる。

今日も太ももの内側に赤い痕が残されていた。まるで誰かの所有印のようで苛立
ちが募った。

宮野 「あぁぁっ!やだっ!先生やめてっ…苦しいっ…」
先生 「そのわりにすんなり入ったぞ?暫くこれで遊んでもらえよ?」
   (このままずっとイケないまま苦しめよ?俺が欲しいって言うまでいかせて
    やらないからな!)
宮野 「やぁっ!…抜いて!やだぁぁっぁ!…あっ…あぁっ!あんっ…!」

機械のスイッチを入れると、勢いよく前後に動き出した。
宮野の中を突いたり勢いよく抜けるとすぐに奥へと突き入れられた。
息を吐く暇もないくらいテンポよく入れられた。
溢れるローションが中で反響し聞こえてくる。

ぐちゅぐちゅっ ぬちゅっぐちゅっ 

音は鼓膜を揺すり身体全身を犯していく。
ペニスにはチューブが刺さったまま勢いよくぴょんぴょんと跳ねていた。
先端から液が溢れ出てきていてあちこちに飛び散っていた。

先生 「だらしない性器だな?こっちのは面白いものをいれてやろうか?」
   
すると、大きめの注射器を取り出すと、その先端に刺して中の液体を押し
込んでいく。
ペニスの奥へと液体が逆流していく。
痛いのと尿道へと無理矢理こじ開けられ入れられる感覚にクラクラして意識
が今にも飛びそうになった。

どれだけ入れられたのだろう?みたくないほどペニスがパンパンに膨れ上が
っていた。中がむず痒くて、早く出したくて腰の奥が疼いてどうしようもなく
なってきた。
尻の中は何度も突き上げられ、今はチューブの先をクリップで止められ、中の
液体が堰き止められて出すことができない。

宮野 「先生…外して…下さい…お願い…」
先生 「なら、可愛くおねだりしてみて?俺のこれ?欲しいでしょ?ほら、言っ
    てみなよ?お口にくださいって!」
宮野 「いやっ…たすけて…あぁっ!握らないでっ!いやぁっぁあぁぁっ!」

頑なに言わない宮野に、パンパンに膨れたペニスを握るとそのまま扱きあげる。
いくら扱いても出せないので、余計辛いだけだった。

そんな時、入口の方から物音がした。
客が間違えてきたのだろう。鍵は閉まっているが、何やら急患なのだろうか?
先生は不審に思うと、手を止めると出て行ってしまった。
残された宮野はなすすべもなく、与えられる苦痛を享受するしかなかった。

宮野 「こんな事なら喧嘩なんかしなけりゃよかった…捨てられるなら好きに
    ならなきゃよかったのに…僕はバカだ…」

一人ごちるともう、諦めなきゃと思いながらも、大和の顔が頭の中をチラつい
て離れなかった。
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