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聖剣と聖女と聖木と
20話 瘴気の元凶
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メンバーも増えて、火力はハイド先生の魔法が加
わったおかげか一段と際立っていた。
兵士には魔法が使える人はあまりおらず、ほとん
どが剣と盾を構える。
そんな中、後ろから高火力な魔法が飛んできて目
の前の魔物を殲滅する。
これには、驚きで声がでない。
知っているジェイムス達はなんの気なしに、前へ
と進むのだった。
時折り、ジェイムスが何か試験管を投げるといき
なり大爆発を起こしてその場の木も薙ぎ倒して群
れになっていたウルフを殲滅したりもした。
ルイスが来てから順調という言葉しか思い浮かば
ない。
ハイドの火力と、細かい狙い済ませた魔法はアス
ラの援護だった。
それに加えて、ルイスの作ったポーションと火薬、
睡眠煙など色々と試した結果、無傷で問題の場所
まで辿り着いたのだった。
「ここが世界樹?」
「なんか薄気味悪くて空気が嫌な感じがするな?」
「それは仕方ない、瘴気が充満しているからね。
それを祓うのがジェイムスくん達の任務なのだ
ろう?」
言われた通りだった。
ジェイムスに言われた任務は、瘴気を祓う事。
そして、聖木が世界樹として葉を生い茂らせ、
その花葉を持ち帰る事だった。
何に使うかは知らないが、王命だった。
「瘴気さえ祓えばいいんだもんね?兄さん」
「あぁ、そうだな…」
まずは周りに湧いてくる魔物を倒しながら聖木に
近づく。
「これはどうしたら瘴気を払えるんだ?」
根本まで上がってきたのはジェイムスとルイス、
そしてアスラだった。
「いっそ切っちゃえばいいんじゃね?」
「それはダメだろ?そんな事したら……ってこ
こまで太い幹を切るのは無理だ……他に方法
はないのか?」
「兄さん、あそこ。」
「なんだ、あれは……」
世界樹の至るところにポッコリと膨れ上がった
場所ができている。
言われてみれば、幹はぼこぼこと凹凸がある。
それは何かがくっついているように見えたのだ
った。
ルイスが魔法で聖魔法を使うと、弾けるように
霧散したのだった。
「これって害虫か?」
一瞬ぽっこりと膨れた場所はわずかに動いてい
た。
1箇所がやられると、一斉に動き出す。
「兄さん、あれを狙って!」
「分かった!アスラお前も手伝えよ!」
「はいはいっと!」
言い方は軽かったが、やる事はしっかりやってい
た。
ルイスの持っていた聖水をかけた剣で切ると簡単
に倒せたのだった。
ルイスはと言うと浄化魔法をかけていく。
それだけで暴れる事なく簡単に倒せたのだった。
「この変なのが元凶か?」
「なんだか生きてる気がするんだけど………」
「気持ち悪いなら、俺の後ろにいてもいいぞ?」
「兄さん…僕なら大丈夫だよ、僕も戦えるから」
ルイスも日々成長しているのだ。
少しは戦えるところを見せようと張り切ってい
た。
そして、あらかた倒し終わる頃には瘴気も薄く
なってきていたのだった。
わったおかげか一段と際立っていた。
兵士には魔法が使える人はあまりおらず、ほとん
どが剣と盾を構える。
そんな中、後ろから高火力な魔法が飛んできて目
の前の魔物を殲滅する。
これには、驚きで声がでない。
知っているジェイムス達はなんの気なしに、前へ
と進むのだった。
時折り、ジェイムスが何か試験管を投げるといき
なり大爆発を起こしてその場の木も薙ぎ倒して群
れになっていたウルフを殲滅したりもした。
ルイスが来てから順調という言葉しか思い浮かば
ない。
ハイドの火力と、細かい狙い済ませた魔法はアス
ラの援護だった。
それに加えて、ルイスの作ったポーションと火薬、
睡眠煙など色々と試した結果、無傷で問題の場所
まで辿り着いたのだった。
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「なんか薄気味悪くて空気が嫌な感じがするな?」
「それは仕方ない、瘴気が充満しているからね。
それを祓うのがジェイムスくん達の任務なのだ
ろう?」
言われた通りだった。
ジェイムスに言われた任務は、瘴気を祓う事。
そして、聖木が世界樹として葉を生い茂らせ、
その花葉を持ち帰る事だった。
何に使うかは知らないが、王命だった。
「瘴気さえ祓えばいいんだもんね?兄さん」
「あぁ、そうだな…」
まずは周りに湧いてくる魔物を倒しながら聖木に
近づく。
「これはどうしたら瘴気を払えるんだ?」
根本まで上がってきたのはジェイムスとルイス、
そしてアスラだった。
「いっそ切っちゃえばいいんじゃね?」
「それはダメだろ?そんな事したら……ってこ
こまで太い幹を切るのは無理だ……他に方法
はないのか?」
「兄さん、あそこ。」
「なんだ、あれは……」
世界樹の至るところにポッコリと膨れ上がった
場所ができている。
言われてみれば、幹はぼこぼこと凹凸がある。
それは何かがくっついているように見えたのだ
った。
ルイスが魔法で聖魔法を使うと、弾けるように
霧散したのだった。
「これって害虫か?」
一瞬ぽっこりと膨れた場所はわずかに動いてい
た。
1箇所がやられると、一斉に動き出す。
「兄さん、あれを狙って!」
「分かった!アスラお前も手伝えよ!」
「はいはいっと!」
言い方は軽かったが、やる事はしっかりやってい
た。
ルイスの持っていた聖水をかけた剣で切ると簡単
に倒せたのだった。
ルイスはと言うと浄化魔法をかけていく。
それだけで暴れる事なく簡単に倒せたのだった。
「この変なのが元凶か?」
「なんだか生きてる気がするんだけど………」
「気持ち悪いなら、俺の後ろにいてもいいぞ?」
「兄さん…僕なら大丈夫だよ、僕も戦えるから」
ルイスも日々成長しているのだ。
少しは戦えるところを見せようと張り切ってい
た。
そして、あらかた倒し終わる頃には瘴気も薄く
なってきていたのだった。
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