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覚醒編

20話 添い寝

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今日は疲れたせいでジェイムスは早く眠りにつ
いていた。
本当はもっとルイスと一緒にいたかったが、体
調が悪い事を知ると、無理にでも「聖女の祈り」
を使ってしまう。

あのチカラは万能だが、ルイスにどんな負担が
かかるか分からないのだ。

最初にその力を行使したのは、エリス王妃の呪
解の時だった。
終わった後に倒れて、一週間も目覚めなかった。

そして、ジェイムスが動けないほどに重病化し
た時にも全く躊躇いもせずに力を使った。

それは、今日の昼もそうだ。
抱きついた時に、何か異変を感じたのか、すぐ
に回復をかけていた。

こんな事を毎日させるとわけにはいかなかった。

それには重大な問題があるからだった。

それは王とて知っている事だった。
だが、なぜ話さない?

いや話したところで、同じかもしれない。

ルイスは周りの人の為に力を使ってしまう。
ジェイムスにはそれを阻止する使命があった。

なぜなら…………。


「んっ……」

「……!?」

もぞもぞと布団の中が動く。
ジェイムスは身動きもしていない。

では、何が動いているのか?

パッと目を開くと布団を捲ったのだった。
ジェイムスのベッドは確かに大きくて広い。
だから横で眠っている存在に今まで気づかなかっ
た。

可愛い顔して、すやすやと眠っている姿を見てい
ると我慢していたものがプチっと切れる音がした
のだった。

今まで理性がよく持ったと思う。
目の前の獲物を逃さないとばかりに上に乗る。

まだ寝ぼけているのか、うっすらと目が合う。

「ルイス、どうしてここで寝てる?」

「兄さんが体調悪そうだったから…兄さん」

思いやりのある弟と済ませられないことがあっ
た。
さっきの寝顔をみて反応してしまった場所がど
うにも収まらない。

この小さな口の中に突っ込みたい。
いっそ、脱がせて……。

○○を入れて○○に○○をぶち込んだ時にあげ
る声を聞きたい。

一瞬浮かんだ事に、首を振って否定したのだっ
た。

「ルイス、ここにいるとどうなっても知らないぞ?」

「ん?兄さん……何かするの?」

「前みたいに酷い事されたいのか?」

「酷い事?……いいよ。兄さんのする事なら、僕
 は平気だから」

残り少ない理性すら消え去るのはあっという間だ
った。

ジェイムスはルイスに聞きたいことが山ほどあっ
た。
ダンジョンであったあの男の事とか。
孤児院の事。

どうして見逃したのかとか、聞き出したいことは
たくさんあったのだが、今はこの細い身体を貪る
事の方を優先してしまう。


全身舐めるように愛撫すると、ビクビクッと震え
てくる。

パジャマをはだけさせると甘い吐息を漏らした。

「ちょっと敏感過ぎないか?」

「ンッ……兄さんが……触ってる…から……」

可愛い事を言われると、本当に酷い事をしてしま
いそうで自分が怖かった。

ルイスの可愛いピンクの竿と睾丸を一緒にしてぐ
りぐりと手で捏ねると、可愛い悲鳴が漏れる。

「ここは気持ちいいのか?」

「んあっ……いいっ………きもちいい……」

「そうか。なら……ここはどうだろうな」

尻を掴むと左右に割る。
真ん中にヒクヒクとして固く閉ざされた蕾に舌を
這わせたのだった。
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