21 / 89
20話
しおりを挟む
服を着る度に乳首が擦れてしまうようになった。
最初はリングが当たって擦れる程度だったのだが、最近ではそれ
以上に肥大した乳首が目立つようになった気がする。
毎日のようにラビットからの指示は乳首に器具を使うことだった。
プレイ前には必ず付けてから始める。
お尻の穴を弄る時でさえも常に乳首には何かがはまったままなの
だ。
器具に何度も引っ張られ弄られている事もそうだが、終わると必
ずと言っていいほど飾りと称してクリップに挟まれ引っ張るよう
に言われた。
先端だけでも伸びてきた気がするし、周りもぷっくりと膨れたま
まで、いつでも勃ているような気がする。
『万年発情しているようで可愛いよ』
と言われた時は流石に泣きたくなった。
確かに言われた通りにしていると気持ちがいいし、すぐにイキそう
になる。
が、最近は我慢するように言われて、なかなかイかせてもらえない。
この前なんかは空イキをさせられた。
精液を出さないで、イった時と同じ快楽を味わう事らしい。
確かに気持ちいいいけど、ずっとイった感覚が続いていて、そこから
の刺激は本当に苦しかった。
「俺の身体…どうなっちゃったんだろ…」
最初エロ動画を配信し始めた時は、ただオナニーを流すだけだった。
数百円でも稼げればそれでいいと考えての事だったけど、今ではバイト
の代わりに家賃もギリギリ稼げている。
ありがたいけど、自分の身体じゃないみたいに感じるようになってしま
ったのがどうしても不安で仕方がない。
今更やめる選択はないけど、それでも………
考えながら歩いていくと、いつものコインロッカーに辿り着いた。
中から取り出すといつものようにスーパーに寄ってから家に帰ってきた。
最近はこのアパートも入居者が減ったらしい。
そのおかげか毎晩の音や声も注意されなくなった。
それと…最近コインロッカーを通じてスネークさんからの贈り物を貰った。
それは可愛いウサギのキーホルダーだった。
ぷにぷにしてて真っ白なウサギ。
不思議の国のアリスに出てくる真っ白な時計ウサギのようだった。
「あははっ…可愛い…俺には似合わないだろうな…」
ぎゅっと握りしめると鞄につけた。
初めての嬉しい贈り物だった。
その日の会話はウサギについてだった。
「ありがとうございます。」
『気に入ってくれたかい?』
「はいっ、こんな可愛いウサギなんて思ってなかったです。俺とは
似合わないですね~」
『そんな事はないよ。君は可愛いよ、アリスくん…』
「スネークさんはいつも俺の配信見てくれてるんですよね?」
『あぁ、全部見ているよ』
「ならっ…えーっと、あの…」
『私はキミと話したい。それだけなんだ。それ以上を求めるつもり
はない。それでは不服だったかな?』
そう言われるとと少しホッとした。
すぐに頭を振ると、違いと訂正する。
「違うっ!そんな風に思ってもらってるなんて…嬉しいんです」
『そうだね~いつもエッチな事をしようと頑張ってるんだから、
ここではそんなに身構えなくてもいいよ。普段のアリスくんで
いればいいんだ』
そんなただ、何も面白くなんてない自分を見てくれるのは嬉しか
った。
それだけに、何も返せないのが息苦しい。
「俺はいつも話をするだけでお金もらってるし…何も返せてない
のに…それでも…」
『いいよ。私が勝手にしている事だ。アリスくんは気にしなくて
もいいよ』
最近ではここでのたった30分だけの会話が一番楽しみになってい
たのだった。
最初はリングが当たって擦れる程度だったのだが、最近ではそれ
以上に肥大した乳首が目立つようになった気がする。
毎日のようにラビットからの指示は乳首に器具を使うことだった。
プレイ前には必ず付けてから始める。
お尻の穴を弄る時でさえも常に乳首には何かがはまったままなの
だ。
器具に何度も引っ張られ弄られている事もそうだが、終わると必
ずと言っていいほど飾りと称してクリップに挟まれ引っ張るよう
に言われた。
先端だけでも伸びてきた気がするし、周りもぷっくりと膨れたま
まで、いつでも勃ているような気がする。
『万年発情しているようで可愛いよ』
と言われた時は流石に泣きたくなった。
確かに言われた通りにしていると気持ちがいいし、すぐにイキそう
になる。
が、最近は我慢するように言われて、なかなかイかせてもらえない。
この前なんかは空イキをさせられた。
精液を出さないで、イった時と同じ快楽を味わう事らしい。
確かに気持ちいいいけど、ずっとイった感覚が続いていて、そこから
の刺激は本当に苦しかった。
「俺の身体…どうなっちゃったんだろ…」
最初エロ動画を配信し始めた時は、ただオナニーを流すだけだった。
数百円でも稼げればそれでいいと考えての事だったけど、今ではバイト
の代わりに家賃もギリギリ稼げている。
ありがたいけど、自分の身体じゃないみたいに感じるようになってしま
ったのがどうしても不安で仕方がない。
今更やめる選択はないけど、それでも………
考えながら歩いていくと、いつものコインロッカーに辿り着いた。
中から取り出すといつものようにスーパーに寄ってから家に帰ってきた。
最近はこのアパートも入居者が減ったらしい。
そのおかげか毎晩の音や声も注意されなくなった。
それと…最近コインロッカーを通じてスネークさんからの贈り物を貰った。
それは可愛いウサギのキーホルダーだった。
ぷにぷにしてて真っ白なウサギ。
不思議の国のアリスに出てくる真っ白な時計ウサギのようだった。
「あははっ…可愛い…俺には似合わないだろうな…」
ぎゅっと握りしめると鞄につけた。
初めての嬉しい贈り物だった。
その日の会話はウサギについてだった。
「ありがとうございます。」
『気に入ってくれたかい?』
「はいっ、こんな可愛いウサギなんて思ってなかったです。俺とは
似合わないですね~」
『そんな事はないよ。君は可愛いよ、アリスくん…』
「スネークさんはいつも俺の配信見てくれてるんですよね?」
『あぁ、全部見ているよ』
「ならっ…えーっと、あの…」
『私はキミと話したい。それだけなんだ。それ以上を求めるつもり
はない。それでは不服だったかな?』
そう言われるとと少しホッとした。
すぐに頭を振ると、違いと訂正する。
「違うっ!そんな風に思ってもらってるなんて…嬉しいんです」
『そうだね~いつもエッチな事をしようと頑張ってるんだから、
ここではそんなに身構えなくてもいいよ。普段のアリスくんで
いればいいんだ』
そんなただ、何も面白くなんてない自分を見てくれるのは嬉しか
った。
それだけに、何も返せないのが息苦しい。
「俺はいつも話をするだけでお金もらってるし…何も返せてない
のに…それでも…」
『いいよ。私が勝手にしている事だ。アリスくんは気にしなくて
もいいよ』
最近ではここでのたった30分だけの会話が一番楽しみになってい
たのだった。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる