虎は果報を臥せて待つ
日宋貿易が最盛期を迎え、北条得宗専制が一時的な政治の安定をもたらした鎌倉時代後期。物流は発達し、日本国内に行き渡った宋銭は貨幣経済を成立させ、庶民の意識を変えるに至っていた。文献から想像する庶民の生活には封建社会の暗さだけではない、豊かな暮らしが見えてくる。武士がつくった時代のしたには、より良い生活をもとめて貪欲に生きようとした庶民の物語りがあった。一章は改稿を繰り返しつつ、ひとまず完結しました。二章を書き始めましたがまだまだ試行錯誤。完成までの道のりは長そうです。
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読了いたしました。謎と反目を含んだ、時にシリアス、時にコミカルな冒険活劇の様なストーリーが、大変面白かったです。中でも虎臥の魅力はピカイチでした。他の登場人物たちも、皆キャラが立っていて、続編も期待しております。
最後まで読んで頂いたうえに感想まで書いて頂いて、ありがとうございます!
感想を頂けることがこれほど嬉しいとは。いま返信を書きながら少し手が震えています(笑)
まだ小説の書き方というのがあまり分かっておらず、一度最後までの全体を書いてから詳細を書き込んで、最後に辻褄が合うようにチューニングするような感じで書いておりました。
書いているうちに登場人物たちが勝手に動くのを感じられたので、キャラたちが気持ちよく動いてくれるお膳立てをして、なるべく間を開けずに続編が書けるよう精進したいと思います。ありがとうございました。
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