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クマとお爺さん

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『クマとお爺さん』

ある日、
家に飼われていたクマが、お爺さんを絞め殺した。

クマは、自分の力が強くなっていることを、知らなかったのだ。

小さい頃のように、お爺さんにじゃれつき、
抱きしめた。

お爺さんが死んだ、その日、
クマは台所の隅で、
ずっと、小さくうずくまっていた。
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