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32 不思議な少年・アルブレヒト
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近くで見れば、小柄な少年は成人には程遠い、せいぜい20歳そこそこの子供に見えた。
なのに、その眼だけは全く年相応ではない、強いもので。
真っ黒な瞳が私を拒んでいる。
私の身分を知っても、いや知った事で更に視線が強くなった。
口調で、空気で、全身で私に関わることを拒んでいる。
それでも少しの歩み寄りを見せてくるのは神獣様の為か。
少年の服装はシンプルなシャツとパンツに、足首を隠す程の長さしかないブーツ。そして走ったせいか今は完全に落ちているが頭を覆うフード付きのマント。平民の低ランク冒険者が採取に行くのと同じような格好だ。
恰好だけなら、どこにでもいる平民の子供。
日を浴びて艶やかに光る黒髪と、どこの令嬢令息よりも白い肌は完全にそれを裏切っているが。
それに、彼はどこで習ったのか高位の者に対する言葉遣いが出来ていた。
慣れた口調は平民の子供がちょっと気を遣って喋っただけとはとても言い切れないほどで。
服装を変えればどこぞの貴族と言われても頷くだろう。
私の立場を知るや否や言葉遣いを変え理由が出来たとばかりに拒絶する彼が、どこから来て何のためにここにいるのか、俄然興味が湧く。
神獣様の為にと嫌々ながらも話をしようと言ってくれる少年は、物怖じする事なく王族である私に条件を突き付けてきた。
側にいた騎士は王子に何たる口をなどと憤っているが、こちらも話したい事や聞きたい事が多くあるのだ。
まさか命をなどとは言われまいし、吞める条件なら受け入れよう。
そうして、出された条件はふたつ。
彼等の事を詮索しない。
彼等を拘束しない。
たったそれだけ。
本当に?
それだけでいいのか?
ならばと王に会ってもらえるのかと聞けば、自分は平民だからと平民らしからぬ口調で断ってくる。
そのくせ王子の私の前で頭も垂れない。
面白すぎる。
自分の顔がだらしなくニヤけていきそうで、意識をして顔に力を入れた。
さて、王城に行くことは了承してくれた。
問題はその移動手段だ。
検問所に馬車など常駐していない。
東の森はその危険度から一般市民の出入りは規制されている為、市民の足である乗合馬車もこの付近では走らない。
一番近い停留所でも歩きでは1時間以上掛かるし、更に言えば夕方も近いこの時間では王都行きの最終馬車には間に合わない。
何故ならここから王都へは馬で早掛けしても半日掛かる為、最終の時間は昼直後に設定されているのだ。
もっとも、彼を乗合馬車になど乗せるつもりはないが。
「馬には乗れるか?」
体格的に一人で乗るのはまだ難しいだろうなと思いながら訊くと、案の定乗れないと返された。
無表情だった顔が困惑に僅かに歪む。
表情が戻ると幼さが増した。
本当は何歳なのだろう。
・・・一緒に過ごす時間があれば、少しは心を開いてそういった事も教えてくれるだろうか。
これは私にとっての好機。
多少強引だったと自覚はあるが私の馬に相乗りさせることを決め、部下に馬を連れてくるように指示をした。
馬を呼ぶために使った通信具に興味を持ったらしい彼に、名目は正面で見せる為と後ろから抱き込んだ。
逃がさない為、というのも多少あるが。
すっぽりと腕の中に入ってしまう華奢な身体に、思わずそのまま抱きしめてしまいたい衝動に駆られるがそこは精神力でグッと堪える。
腕の中の彼を気にしながら通信具の説明を始めるも、どうやら単に珍しかっただけかそこまでの興味は無かったようだ。
それでも所々で相槌を打つのは一応の知識として聞こうとしているのかただ単に人が好いのか。
無防備に私に腰を抱かれたままじっとしている。
やがて一通りの説明が終わる頃、私の馬を伴って部下がやってきた。
すると、わかりやすく少年の表情が変わる。
驚いた表情で私の馬、プルームを見ている。
すり寄ってきたプルームの鼻先を撫でていると、少年はすぐ傍に座っている神獣様に顔を向け、何やら話しているようだ。やはり彼は神獣様と意思の疎通が出来ているのか。
何やら眷属とか聞こえてきたが、プルームの事だろうか。
この子は数年前に森に入った時、狩人か冒険者が放ったのだろう弓が背中に刺さっていたのを助けてそのまま連れてきたものだ。
伝説級に珍しい一角馬。天馬とも言われるが伝説にある羽は無い。
人には懐くことはないと言われていたが、怪我をしていたのを助けたからか私にはよく懐いている。
そのプルームが私の腕の中にいる少年を気にしている。
少年もプルームに目を向け、視線が合うとその目元が緩んだ。
「さわっていい?」
少年がプルームに尋ねるとプルームがぱちぱちと瞬きをした。
まさか、プルームとも繋がれるのか?
しかし、私が話し掛けた時のように擦り寄ってはこない。
それでも少年は「さわるぞ?」と手を上げてくる。
大丈夫なのか?
プルームに触れる前に手を掴んで一応止めると、嬉しそうに下がっていた眦が素に戻り、私をじろっと見つめてきた。
いや、別にプルームに触るなとは言わない。
言わないが。
「・・・プルームは少し気難しくて私以外には懐かないのだが・・・プルームが触れても良いと言ったのか?」
そう言うと、少年が少し残念そうに「すみません」と謝ってくる。
ダメでは無い。
しかし、プルームは本当に私以外には懐かず、騎馬の世話で慣れている筈の厩舎の職員ですら最初は難儀していたのだ。
私が一人一人敵ではないと教えてやっと世話をさせるようになった程。
嘘や悪意にも敏感で、そうしたものは悉く嚙みつかれたり蹴られたりしていた。
だから一応止めたのだが、
「あまりにも綺麗な子なので、触ってみたいなと・・・。よろしいですか?」
上目遣いで懇願する黒曜のなんと蠱惑的な事か。
一瞬言葉に詰まる。
だが、確認しない事にはこの手は放してやれないのだ。
万が一にも怪我など負わせたくない。
「プルームと会話が出来るのか」
そう訊けば、神獣様が良いと言ったと返事が返ってきた。
「そうか」
プルームとは意思の疎通は出来ないが、神獣様とは出来ると、そう言う事か。
触れる許可を出すと少年は嬉しそうにプルームを撫でた。
「可愛くて、頭がいい子なんてお前最高じゃん」
大人しく撫でられているプルームに、私には向けられなかった笑顔を向ける。
可愛いのは君だ。
動物に慣れているのか、プルームは気持ちよさそうに撫でられている。
暫くして、満足そうな顔で「ありがとうな」とプルームに笑い掛ける少年に城に帰還しようと声を掛けると、優しい笑顔は瞬く間に消えてしまった。
プルームに跨りながら内心苦笑する。
そこまであからさまに表情を変えなくても。
王族として、騎士団長として厳しい処分を下すことはあるが、私は一応悪人ではないつもりだ。
城まで数時間の道すがら、少しは心を開いてくれると嬉しい。
まずは、名前を聞かなければ。
馬に慣れない少年を後ろから抱き締めながら、どう話を進めれば私にも笑顔を見せてくれるか、夜会の令嬢の前でさえ考えなかった事を考え始めた。
なのに、その眼だけは全く年相応ではない、強いもので。
真っ黒な瞳が私を拒んでいる。
私の身分を知っても、いや知った事で更に視線が強くなった。
口調で、空気で、全身で私に関わることを拒んでいる。
それでも少しの歩み寄りを見せてくるのは神獣様の為か。
少年の服装はシンプルなシャツとパンツに、足首を隠す程の長さしかないブーツ。そして走ったせいか今は完全に落ちているが頭を覆うフード付きのマント。平民の低ランク冒険者が採取に行くのと同じような格好だ。
恰好だけなら、どこにでもいる平民の子供。
日を浴びて艶やかに光る黒髪と、どこの令嬢令息よりも白い肌は完全にそれを裏切っているが。
それに、彼はどこで習ったのか高位の者に対する言葉遣いが出来ていた。
慣れた口調は平民の子供がちょっと気を遣って喋っただけとはとても言い切れないほどで。
服装を変えればどこぞの貴族と言われても頷くだろう。
私の立場を知るや否や言葉遣いを変え理由が出来たとばかりに拒絶する彼が、どこから来て何のためにここにいるのか、俄然興味が湧く。
神獣様の為にと嫌々ながらも話をしようと言ってくれる少年は、物怖じする事なく王族である私に条件を突き付けてきた。
側にいた騎士は王子に何たる口をなどと憤っているが、こちらも話したい事や聞きたい事が多くあるのだ。
まさか命をなどとは言われまいし、吞める条件なら受け入れよう。
そうして、出された条件はふたつ。
彼等の事を詮索しない。
彼等を拘束しない。
たったそれだけ。
本当に?
それだけでいいのか?
ならばと王に会ってもらえるのかと聞けば、自分は平民だからと平民らしからぬ口調で断ってくる。
そのくせ王子の私の前で頭も垂れない。
面白すぎる。
自分の顔がだらしなくニヤけていきそうで、意識をして顔に力を入れた。
さて、王城に行くことは了承してくれた。
問題はその移動手段だ。
検問所に馬車など常駐していない。
東の森はその危険度から一般市民の出入りは規制されている為、市民の足である乗合馬車もこの付近では走らない。
一番近い停留所でも歩きでは1時間以上掛かるし、更に言えば夕方も近いこの時間では王都行きの最終馬車には間に合わない。
何故ならここから王都へは馬で早掛けしても半日掛かる為、最終の時間は昼直後に設定されているのだ。
もっとも、彼を乗合馬車になど乗せるつもりはないが。
「馬には乗れるか?」
体格的に一人で乗るのはまだ難しいだろうなと思いながら訊くと、案の定乗れないと返された。
無表情だった顔が困惑に僅かに歪む。
表情が戻ると幼さが増した。
本当は何歳なのだろう。
・・・一緒に過ごす時間があれば、少しは心を開いてそういった事も教えてくれるだろうか。
これは私にとっての好機。
多少強引だったと自覚はあるが私の馬に相乗りさせることを決め、部下に馬を連れてくるように指示をした。
馬を呼ぶために使った通信具に興味を持ったらしい彼に、名目は正面で見せる為と後ろから抱き込んだ。
逃がさない為、というのも多少あるが。
すっぽりと腕の中に入ってしまう華奢な身体に、思わずそのまま抱きしめてしまいたい衝動に駆られるがそこは精神力でグッと堪える。
腕の中の彼を気にしながら通信具の説明を始めるも、どうやら単に珍しかっただけかそこまでの興味は無かったようだ。
それでも所々で相槌を打つのは一応の知識として聞こうとしているのかただ単に人が好いのか。
無防備に私に腰を抱かれたままじっとしている。
やがて一通りの説明が終わる頃、私の馬を伴って部下がやってきた。
すると、わかりやすく少年の表情が変わる。
驚いた表情で私の馬、プルームを見ている。
すり寄ってきたプルームの鼻先を撫でていると、少年はすぐ傍に座っている神獣様に顔を向け、何やら話しているようだ。やはり彼は神獣様と意思の疎通が出来ているのか。
何やら眷属とか聞こえてきたが、プルームの事だろうか。
この子は数年前に森に入った時、狩人か冒険者が放ったのだろう弓が背中に刺さっていたのを助けてそのまま連れてきたものだ。
伝説級に珍しい一角馬。天馬とも言われるが伝説にある羽は無い。
人には懐くことはないと言われていたが、怪我をしていたのを助けたからか私にはよく懐いている。
そのプルームが私の腕の中にいる少年を気にしている。
少年もプルームに目を向け、視線が合うとその目元が緩んだ。
「さわっていい?」
少年がプルームに尋ねるとプルームがぱちぱちと瞬きをした。
まさか、プルームとも繋がれるのか?
しかし、私が話し掛けた時のように擦り寄ってはこない。
それでも少年は「さわるぞ?」と手を上げてくる。
大丈夫なのか?
プルームに触れる前に手を掴んで一応止めると、嬉しそうに下がっていた眦が素に戻り、私をじろっと見つめてきた。
いや、別にプルームに触るなとは言わない。
言わないが。
「・・・プルームは少し気難しくて私以外には懐かないのだが・・・プルームが触れても良いと言ったのか?」
そう言うと、少年が少し残念そうに「すみません」と謝ってくる。
ダメでは無い。
しかし、プルームは本当に私以外には懐かず、騎馬の世話で慣れている筈の厩舎の職員ですら最初は難儀していたのだ。
私が一人一人敵ではないと教えてやっと世話をさせるようになった程。
嘘や悪意にも敏感で、そうしたものは悉く嚙みつかれたり蹴られたりしていた。
だから一応止めたのだが、
「あまりにも綺麗な子なので、触ってみたいなと・・・。よろしいですか?」
上目遣いで懇願する黒曜のなんと蠱惑的な事か。
一瞬言葉に詰まる。
だが、確認しない事にはこの手は放してやれないのだ。
万が一にも怪我など負わせたくない。
「プルームと会話が出来るのか」
そう訊けば、神獣様が良いと言ったと返事が返ってきた。
「そうか」
プルームとは意思の疎通は出来ないが、神獣様とは出来ると、そう言う事か。
触れる許可を出すと少年は嬉しそうにプルームを撫でた。
「可愛くて、頭がいい子なんてお前最高じゃん」
大人しく撫でられているプルームに、私には向けられなかった笑顔を向ける。
可愛いのは君だ。
動物に慣れているのか、プルームは気持ちよさそうに撫でられている。
暫くして、満足そうな顔で「ありがとうな」とプルームに笑い掛ける少年に城に帰還しようと声を掛けると、優しい笑顔は瞬く間に消えてしまった。
プルームに跨りながら内心苦笑する。
そこまであからさまに表情を変えなくても。
王族として、騎士団長として厳しい処分を下すことはあるが、私は一応悪人ではないつもりだ。
城まで数時間の道すがら、少しは心を開いてくれると嬉しい。
まずは、名前を聞かなければ。
馬に慣れない少年を後ろから抱き締めながら、どう話を進めれば私にも笑顔を見せてくれるか、夜会の令嬢の前でさえ考えなかった事を考え始めた。
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