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第1章
輪郭のついた感情(レオルドさん視点)
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俺がラナちゃんの言った言葉の意味を、一人頭の中で考えていると、ふとサジャールの質問が耳に入った。
「君は記憶喪失だったよね、“私がいた所”って、何か思い出したの?」
その声に俺はハッとする。
どうやら、考える事に集中しすぎて会話を聞き流していたみたいだ。
何の話をしていたのかは分からないが、サジャールがリオ嬢の故郷について聞いているのは分かった。
だが、リオ嬢はサジャールの質問には答えず、そんなリオ嬢にサジャールは質問を変えた。
「リオ嬢のいた所では、俺はカッコ良くないって、じゃあ、どんな人がカッコイイんだ?」
それは俺も疑問に思っていた事だった。
リオ嬢の好みに近づけなくとも、ぜひとも聞いてみたいと、耳を傾ける。
しかし、ありえないことに、サジャールの問いにリオ嬢は醜いものの特徴をどんどん上げていき、最後に自分は美人ではないと締めくくった。
「は?」「え?」「うそ・・・」と俺達はそれぞれ驚いていた。
リオ嬢のいた所での美的感覚は随分とおかしかったみたいだ。まさか、小顔で目が大きいのが美しいだなんて・・・。ここでは、そんなの醜いものの特徴じゃないか!
「リオ嬢なら、一度、顔を見せて見るのも良いんじゃないのか?」と、サジャール。
その声に「え?」と目を見開いたのは俺とリオ嬢だ。
ラナちゃんはサジャールに同意するように頷いている。
「・・・少し、だけなら。」
そうは言ったものの正直とても怖い。もしも、リオ嬢に拒絶されたら・・・と、声が震える。
「レオルドさん、私、無理強いはしたく無いので、嫌だったら、別に・・・」
「いっ、いえ、大丈夫です。えと、でも、その、ラナちゃんは目をつぶっていて欲しい・・・です。」
もしも、リオ嬢の言ったことが本当なら、リオ嬢はやっぱり、女神で、それから、リオ嬢からみて、俺は別に醜くない・・・って事になる、よな?
俺はラナちゃんが厨房に下がるのを確認してから、リオ嬢に向き直る。
「俺は居てもいいのか?」とサジャール。
「お前には何度も見られてるし、別に今更だ。」
俺はそう言って、リオ嬢にめんのため、無理しなくていい。と注意を言いマスクをとりフードを下ろした。
情けないことに、マスクやフードが取る手が震えた。
俺がフードを下ろしたその瞬間、はっと息を呑む声が聞こえた。
その声に俺は恐る恐るリオ嬢を見る。
すると、そこには頬を赤くして真っ直ぐに見つめるリオ嬢がいて・・・。
その瞳には、拒絶の色は見えなくて・・・。
あぁ。やっぱり・・・。
嬉しさと苦しさに胸が痛む。
リオ嬢はやっぱり異世界から来た女神なのだろう。
俺を見てそんな表情が出来るのがその証拠では無いのか。
拒絶されなかった事を喜ぶべきなのか、女神であるリオ嬢がいよいよ俺の手の届かない存在であることに悲しむべきなのか・・・。
その後も暫く、互いに動けずに見つめあっていると、「おーい。」とサジャールの声が聞こえハッとした。
「一応、俺もいるんですけど・・・」
「えっ、あぁ、はいっ!すみませんっ。」
顔を真っ赤にしたリオ嬢が視線をさ迷わしている。
少し心配になった俺が声をかけると、リオ嬢は顔を上げる。
その距離の近さに俺達は顔を赤くした。
「リッ、リオ嬢、あのっ、もう、顔、隠したので・・・」
顔をおおっているリオ嬢に俺は話しかけた。
「リオ嬢から見ても、その、・・・俺は醜い、ですよね。」
「そんなことっ!そんなことありませんっ!」
本当は分かってた。リオ嬢の反応から、リオ嬢が俺の顔に嫌悪感を抱いていないことも。逆に好意的である事も。だけど、そう言えば、リオ嬢は否定してくれるだろうとわざと言った。
だが、リオ嬢は俺が想像してたよりも全力で拒否した。
その勢いに思わず驚く。
「えっ・・・。」
「レオルドさんが醜いだなんて、そんなこと絶対にありませんっ!それに、レオルドさんはやっぱり、私が昨日会った騎士様でしたっ!」
「それって・・・。」
「はい。私のレオルドさんの評価は先程話した通りです。・・・その、凄く、凄くカッコイイと思います!」
その言葉に俺の心が揺れた。
頬が熱を持つのが分かる。
あぁ。今、顔、隠してて良かったな・・・。
バクバクと心臓がなる。
それは先程までの嫌な音ではなく、俺の中で何かが変わる音。
俺は少し深呼吸をして自分の心を落ち着かせるとフードをおろした。
「本当に?」リオ嬢の瞳を覗き込むように見つめれば、リオ嬢の顔はたちまち赤くなる。
「レ、レオルドさんっ!あのっ、はっ、恥ずかしいのであんまり、見ないで下さいっ!」
「えっ?・・・あっ、は、はいっ!」
そう言って、リオ嬢は俺から距離をとった後、真っ赤な顔をそのままにチラリと俺を見た。
そのどこまでも黒く吸い込まれるような瞳にドクンと大きく心臓が跳ねる。
ーーーーあぁ。好きだ。
本当はきっとずっと持っていたその感情は、輪郭がハッキリとした瞬間、俺の中で溢れ出した。
「リ、リオ嬢。」
「はい・・・。」
「・・・」
「・・・?」
リオ嬢がキョトンと首をかしげこちらを真っ直ぐに見る。
「ありがとうございます。」
「・・・え、?」
好きです・・・。とは流石に言えなかった。
だから、変わりに君に伝えよう。
俺の喜びを、感謝を。
「・・・リオ嬢も俺の顔を見れば、きっと顔を顰めると、拒絶すると、思ってました。 ・・・今までが、そうでしたから。」
「なっ、!・・・。」
俺の言葉に驚いたリオ嬢は何かを言おうと口を開くが、結局何も言わずに俺の話を静かに聞いてくれた。
「でも、リオ嬢は、俺の顔を見ても、顔を顰めないでいてくれて、こうやって目を合わせてくれて・・・。正直、とても驚いていると言いますか・・・。」
これは本心。本当に驚いているんだ。
ーーーーそして、本当に嬉しかったんだ。
「生きてきた世界が違いますから・・・。」
「・・・異世界。ですか?」
リオ嬢が、元々居た世界はどんな所なのだろうか、と少しだけ話を聞いてみたくも思ったが、それはダリオス団長もいる時が良いだろうと俺は口を噤む。
「はいっ。・・・あのー、レオルドさん、敬語じゃなくて良いですよ?」
その後、リオ嬢のその言葉に俺達は互いの年齢を確認した。
聞いてみるとリオ嬢はいま23歳らしい。
なっ!リオ嬢は年上だったのか・・・。
23歳には・・・見えない、が。
まさか俺より4つも歳上だったなんて。
「リ、リオ嬢の方が歳上なんだし、お、俺がタメ口なのに、リオ嬢が敬語って、変じゃ無いですか。」
「ふふっ、レオルドさん、敬語に戻ってるよ。」
「いや、これは、その、クセで・・・。」
む、無理だっ!ただでさえ女性に体制がないのに、リオ嬢みたいな美女に、いや女神にタメ口だなんて・・・。
ゴホン、ゴホン
と、その時、サジャールのわざとらしい大きな咳払いで俺とリオ嬢はハッとしてサジャールを見る。
悪い、サジャール。
俺はサジャールの存在を忘れていたことを心の中で詫びた。
「あー。とりあえず、まぁ、良かったな。・・・うん。俺は用事があるからそろそろ行くわ。また後で、話、聞かせろよ、レオルド。」
サジャールはそう言ってどこかへ行った。
「「・・・・・・」」
「レオルドさん、この後、何か用事とかある?」
「いえ、特には・・・」
「では、街を案内してくれませんか?
私、元の世界に帰る為にも、まずはこの世界の事を知りたいんです。美醜の事もそうですが、この世界は私がいた世界とは異なる部分がまだあると思うんです。
だから、教えてくれませんか?」
「っ、!・・・えぇ、俺で良ければ。」
リオ嬢はもう元の世界に戻れないと聞いて、なんというだろうか・・・。
「ありがとうっ!」
そう言って笑ったリオ嬢に俺は曖昧に笑って誤魔化す事しか出来なかった。
その後は結局、敬語の方が楽という話になり、徐々に慣れていこうと言うことになった。
ちなみに、何故、敬語よりタメ口の方がいいのか聞いてみると、その方が距離が近く感じるから。と言ってリオ嬢は恥ずかしそうに頬をかきながら笑った。
この後、俺は日が沈む前まで、リオ嬢に少しでもコモスの町を好きになってもらおうと丁寧に案内した。
-----------------------------
結構長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回からは主人公視点でレオルドさん視点はたまにになります。
「君は記憶喪失だったよね、“私がいた所”って、何か思い出したの?」
その声に俺はハッとする。
どうやら、考える事に集中しすぎて会話を聞き流していたみたいだ。
何の話をしていたのかは分からないが、サジャールがリオ嬢の故郷について聞いているのは分かった。
だが、リオ嬢はサジャールの質問には答えず、そんなリオ嬢にサジャールは質問を変えた。
「リオ嬢のいた所では、俺はカッコ良くないって、じゃあ、どんな人がカッコイイんだ?」
それは俺も疑問に思っていた事だった。
リオ嬢の好みに近づけなくとも、ぜひとも聞いてみたいと、耳を傾ける。
しかし、ありえないことに、サジャールの問いにリオ嬢は醜いものの特徴をどんどん上げていき、最後に自分は美人ではないと締めくくった。
「は?」「え?」「うそ・・・」と俺達はそれぞれ驚いていた。
リオ嬢のいた所での美的感覚は随分とおかしかったみたいだ。まさか、小顔で目が大きいのが美しいだなんて・・・。ここでは、そんなの醜いものの特徴じゃないか!
「リオ嬢なら、一度、顔を見せて見るのも良いんじゃないのか?」と、サジャール。
その声に「え?」と目を見開いたのは俺とリオ嬢だ。
ラナちゃんはサジャールに同意するように頷いている。
「・・・少し、だけなら。」
そうは言ったものの正直とても怖い。もしも、リオ嬢に拒絶されたら・・・と、声が震える。
「レオルドさん、私、無理強いはしたく無いので、嫌だったら、別に・・・」
「いっ、いえ、大丈夫です。えと、でも、その、ラナちゃんは目をつぶっていて欲しい・・・です。」
もしも、リオ嬢の言ったことが本当なら、リオ嬢はやっぱり、女神で、それから、リオ嬢からみて、俺は別に醜くない・・・って事になる、よな?
俺はラナちゃんが厨房に下がるのを確認してから、リオ嬢に向き直る。
「俺は居てもいいのか?」とサジャール。
「お前には何度も見られてるし、別に今更だ。」
俺はそう言って、リオ嬢にめんのため、無理しなくていい。と注意を言いマスクをとりフードを下ろした。
情けないことに、マスクやフードが取る手が震えた。
俺がフードを下ろしたその瞬間、はっと息を呑む声が聞こえた。
その声に俺は恐る恐るリオ嬢を見る。
すると、そこには頬を赤くして真っ直ぐに見つめるリオ嬢がいて・・・。
その瞳には、拒絶の色は見えなくて・・・。
あぁ。やっぱり・・・。
嬉しさと苦しさに胸が痛む。
リオ嬢はやっぱり異世界から来た女神なのだろう。
俺を見てそんな表情が出来るのがその証拠では無いのか。
拒絶されなかった事を喜ぶべきなのか、女神であるリオ嬢がいよいよ俺の手の届かない存在であることに悲しむべきなのか・・・。
その後も暫く、互いに動けずに見つめあっていると、「おーい。」とサジャールの声が聞こえハッとした。
「一応、俺もいるんですけど・・・」
「えっ、あぁ、はいっ!すみませんっ。」
顔を真っ赤にしたリオ嬢が視線をさ迷わしている。
少し心配になった俺が声をかけると、リオ嬢は顔を上げる。
その距離の近さに俺達は顔を赤くした。
「リッ、リオ嬢、あのっ、もう、顔、隠したので・・・」
顔をおおっているリオ嬢に俺は話しかけた。
「リオ嬢から見ても、その、・・・俺は醜い、ですよね。」
「そんなことっ!そんなことありませんっ!」
本当は分かってた。リオ嬢の反応から、リオ嬢が俺の顔に嫌悪感を抱いていないことも。逆に好意的である事も。だけど、そう言えば、リオ嬢は否定してくれるだろうとわざと言った。
だが、リオ嬢は俺が想像してたよりも全力で拒否した。
その勢いに思わず驚く。
「えっ・・・。」
「レオルドさんが醜いだなんて、そんなこと絶対にありませんっ!それに、レオルドさんはやっぱり、私が昨日会った騎士様でしたっ!」
「それって・・・。」
「はい。私のレオルドさんの評価は先程話した通りです。・・・その、凄く、凄くカッコイイと思います!」
その言葉に俺の心が揺れた。
頬が熱を持つのが分かる。
あぁ。今、顔、隠してて良かったな・・・。
バクバクと心臓がなる。
それは先程までの嫌な音ではなく、俺の中で何かが変わる音。
俺は少し深呼吸をして自分の心を落ち着かせるとフードをおろした。
「本当に?」リオ嬢の瞳を覗き込むように見つめれば、リオ嬢の顔はたちまち赤くなる。
「レ、レオルドさんっ!あのっ、はっ、恥ずかしいのであんまり、見ないで下さいっ!」
「えっ?・・・あっ、は、はいっ!」
そう言って、リオ嬢は俺から距離をとった後、真っ赤な顔をそのままにチラリと俺を見た。
そのどこまでも黒く吸い込まれるような瞳にドクンと大きく心臓が跳ねる。
ーーーーあぁ。好きだ。
本当はきっとずっと持っていたその感情は、輪郭がハッキリとした瞬間、俺の中で溢れ出した。
「リ、リオ嬢。」
「はい・・・。」
「・・・」
「・・・?」
リオ嬢がキョトンと首をかしげこちらを真っ直ぐに見る。
「ありがとうございます。」
「・・・え、?」
好きです・・・。とは流石に言えなかった。
だから、変わりに君に伝えよう。
俺の喜びを、感謝を。
「・・・リオ嬢も俺の顔を見れば、きっと顔を顰めると、拒絶すると、思ってました。 ・・・今までが、そうでしたから。」
「なっ、!・・・。」
俺の言葉に驚いたリオ嬢は何かを言おうと口を開くが、結局何も言わずに俺の話を静かに聞いてくれた。
「でも、リオ嬢は、俺の顔を見ても、顔を顰めないでいてくれて、こうやって目を合わせてくれて・・・。正直、とても驚いていると言いますか・・・。」
これは本心。本当に驚いているんだ。
ーーーーそして、本当に嬉しかったんだ。
「生きてきた世界が違いますから・・・。」
「・・・異世界。ですか?」
リオ嬢が、元々居た世界はどんな所なのだろうか、と少しだけ話を聞いてみたくも思ったが、それはダリオス団長もいる時が良いだろうと俺は口を噤む。
「はいっ。・・・あのー、レオルドさん、敬語じゃなくて良いですよ?」
その後、リオ嬢のその言葉に俺達は互いの年齢を確認した。
聞いてみるとリオ嬢はいま23歳らしい。
なっ!リオ嬢は年上だったのか・・・。
23歳には・・・見えない、が。
まさか俺より4つも歳上だったなんて。
「リ、リオ嬢の方が歳上なんだし、お、俺がタメ口なのに、リオ嬢が敬語って、変じゃ無いですか。」
「ふふっ、レオルドさん、敬語に戻ってるよ。」
「いや、これは、その、クセで・・・。」
む、無理だっ!ただでさえ女性に体制がないのに、リオ嬢みたいな美女に、いや女神にタメ口だなんて・・・。
ゴホン、ゴホン
と、その時、サジャールのわざとらしい大きな咳払いで俺とリオ嬢はハッとしてサジャールを見る。
悪い、サジャール。
俺はサジャールの存在を忘れていたことを心の中で詫びた。
「あー。とりあえず、まぁ、良かったな。・・・うん。俺は用事があるからそろそろ行くわ。また後で、話、聞かせろよ、レオルド。」
サジャールはそう言ってどこかへ行った。
「「・・・・・・」」
「レオルドさん、この後、何か用事とかある?」
「いえ、特には・・・」
「では、街を案内してくれませんか?
私、元の世界に帰る為にも、まずはこの世界の事を知りたいんです。美醜の事もそうですが、この世界は私がいた世界とは異なる部分がまだあると思うんです。
だから、教えてくれませんか?」
「っ、!・・・えぇ、俺で良ければ。」
リオ嬢はもう元の世界に戻れないと聞いて、なんというだろうか・・・。
「ありがとうっ!」
そう言って笑ったリオ嬢に俺は曖昧に笑って誤魔化す事しか出来なかった。
その後は結局、敬語の方が楽という話になり、徐々に慣れていこうと言うことになった。
ちなみに、何故、敬語よりタメ口の方がいいのか聞いてみると、その方が距離が近く感じるから。と言ってリオ嬢は恥ずかしそうに頬をかきながら笑った。
この後、俺は日が沈む前まで、リオ嬢に少しでもコモスの町を好きになってもらおうと丁寧に案内した。
-----------------------------
結構長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回からは主人公視点でレオルドさん視点はたまにになります。
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