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第二章 紗栄子・高1
31 野球部の先輩
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名残惜しいといった風情で離れた大志の唇。
ゆっくり眼を開けると、大志がじっと自分を見つめているので、紗栄子は慌てて目を伏せた。
「…どした?」
少し顔を傾けて大志が問いかけてくるのに対し、紗栄子は首を振ってみせた。
「そんなに見ないで。」
「なんで?」
「だって…。」
だって、2人はまだ服も着ていないのだから。
大志がもたらす熱に昂っている間ならともかく、随分と冷静になってからの甘いキスは照れる。
「でも…ちょっと慣れてきたみたいで良かった。」
大志の言葉はますます紗栄子をぎこちなくさせる。
「大志が優しくしてくれるから…。」
そう言いながら紗栄子がベッドの下に手を伸ばす。
土曜日の午後。午前中に水泳部の練習を終えた紗栄子は、制服姿のまま大志の家を訪れた。ベッドの下には、紺のブレザーとグレーのスカート、赤いネクタイと靴下がいくらか乱れて広がっている。
「紗栄子。」
肩をつかむ、熱くて大きな手。
「…いい?」
この上なく大きく見開かれた紗栄子の瞳。
‘2度め’を要求されるのは初めてだ。‘慣れてきたみたいで良かった’という発言の裏が見えて、紗栄子は体が熱くなる。
即答しない紗栄子の様子に不安になり、大志が表情を曇らせる。
「や、あの、体がつらいなら、やめとくから。うん。」
体がつらくないといえば嘘になる。足やら腹筋やら、あちこちが痛い。
でも。意を決したように‘要求’してきた大志の様子を思うと、断るのは酷な気がする。
ものすごく恥ずかしい気持ちを我慢して、紗栄子は肩に置かれた大志の手に、自分の手のひらを添えた。
「…うまくできないかもしれないけど。」
「マ、ジで?やじゃない?」
「手加減してね。」
「めちゃめちゃする。」
大志は両手で紗栄子の頬を優しく抑えると、がっつきたい気持ちを必死に抑えて優しくキスをした。
※
月曜日。
いつの間にか復活した蓮の居残りメンテナンスを終えて、紗栄子は大志との待ち合わせ場所に向かった。
今日は、野球部の練習が早めに終わったらしい。室内練習場の明かりが落ちている。
土曜日の大志は色々すごかった。2日経っているというのに、紗栄子の筋肉痛は残っている。
日曜日の練習後もデートをしてはいるが、まだ顔を合わせるのが恥ずかしい、と思いながらゆっくりと歩いていると、男達の話し声が聞こえてきた。
「―――で?水泳部のマネージャーちゃんはガンガン上に乗ってくるわけ?」
紗栄子は縮み上がった。決して例えではなく。男の声は聞き覚えがあり、野球部の部員の声に違いなく、そしてとんでもない単語の組み合わせだ。
後に続く、卑猥に響く複数の笑い声。
「やめてくださいよ、そういう話…。」
明らかに困っている様子の大志の声。敬語であるということは、相手は先輩たちなのだろう。せめてもの救いは、その場にいる男たちのふざけたノリに、大志が同調していないことだ。
また別の男が口を開く。
「だっておまえ、今までの女とのこと、1年達にあれこれ言ってたじゃん。」
「今の子には本気ってかー?」
さらに卑猥に響く男たちの笑い声。
そこには、後輩である大志のルックスの良さや女性経験の豊富さに嫉妬している部分もあるのだろう。
紗栄子からは視覚的な大志のリアクションは把握できない。対抗してほしいのが本音だが、相手が先輩ではなかなか難しい部分もあるのだろう。
「さすがにまだヤッてねえってことはねえんだろ?」
「喘ぎ声の再現VTRよろしくお願いしま~す。」
「今まではやってたじゃねえか~。」
この時点で、紗栄子の頭に血が上った。
荒々しく砂利を踏みしめる音に気付いて、男たちが振り返り、ぎょっとした顔を見せる。
さすがに大志は渋い顔をしていた。しかし、‘ニヤニヤしていなくてまだ良かった’と思う余裕は、紗栄子にはない。
「紗栄子っ…。」
ひどく慌てた様子の大志の表情。
‘今の話を聞いていたのか’と確かめる必要もないくらいに、怒りをあらわにしている紗栄子。
紗栄子自身、こんな怒りは初めての感情だ。
「一人で帰るね。」
「や、紗栄子、待って。ごめん。」
「私に謝る話じゃない!」
そう。むしろかわいそうなのは、はじめの元カノ達の方だ。
実際紗栄子は、今自分のことをネタにしてからかっていた野球部員たちのことより、過去、元カノ達を卑猥な話のネタにした大志のことを怒っている。
「ごめん、本当に、俺…。」
「一人で帰るから。」
実に冷淡な言い方で、紗栄子は野球部の男たちのもとを後にした。
※
翌日の練習後。居残りメンテナンス。
「紗栄子。」
「なに。」
「…機嫌悪いならやめるか?」
蓮に言われてハッとする。紗栄子としては大志との間に起こった出来事に対するいら立ちを、必死に隠していたつもりだったが、できていなかったようだ。
関係ない蓮に迷惑をかけてしまった。
「ごめんなさい…。」
思いのほか紗栄子が落ち込んだ表情をするので、蓮は慌ててしまった。腹這いの姿勢から、慌てて起き上がる。
「や。いやいやいや。そんなにへこむなって。そもそもこれは俺がお願いしてやってもらってることだし。気分や体調がすぐれないんなら、やめとこうよってことで。」
「ううん、すごくイライラしてた。いけないよね。ごめんなさい。」
「やー、あー…。困ったな。」
蓮はわかりやすく困った様子で頭をかいたあと、そっと口を開いた。
「もしかして……工藤に関係ある?」
はじかれたように顔を上げた紗栄子のそれがもう答えだ。
「あー…。ごめんね。」
もう、メンテナンスどころではない雰囲気だ。
「話した方が楽?このまま帰った方が楽?」
「う…。」
いくら蓮が毎日顔を合わせる部活の仲間だとはいえ、恋愛相談をするというのは気が引ける。
それでも、紗栄子は口を開いてしまっていた。
「昨日、待ち合わせ場所に行ったら、大志の方が早く終わってて。」
「マジで?メンテナンスゆっくりやってもらって悪かったな。」
自然とメンテナンスがいつもよりゆっくりになったのは、むしろ紗栄子の責任だ。大志と顔を合わせるのが気恥ずかしかったから。でも今は昨日のむずがゆい気持ちなんて遥か彼方に行ってしまっている。
「そんなことないよ。…で、大志の他にも野球部の先輩部員たちがいて、……なんかいやらしいこと言ってたの。」
紗栄子の言葉に、蓮が本気でむっとした表情を見せる。
「お前のことで?」
「まあ、それもあるけど、他にも色々ね。それでちょっと喧嘩しちゃって。」
元カノのいろいろについて、詳しく言及するのは避けた。紗栄子としては大志の元カノたちをかばいたかった。でも、事情を詳しく聞かされない蓮は少しずれて怒りの感情を抱くことになる。
「工藤の奴、紗栄子が色々言われてんのを放っといたのか?」
「ど、同調はしてなかったよ。むしろ困ってた。先輩たちのノリを壊しちゃいけない、みたいな…。」
「ハァ!?ノリなんてどうでもいいだろ。先輩なんて関係あるかよ。紗栄子の立場を守るのが彼氏としてのあいつの最優先事項だろうが!」
蓮の声に、紗栄子は体を震わせた。
「や、あの、ごめん。紗栄子に怒ったわけじゃねえから。」
「ああ、うん。わかってるよ。むしろ私のために怒ってくれてありがと。」
「何をそんなに謙虚なんだよ、紗栄子は…。」
そんなに自分を過小評価する必要なんかない。紗栄子が真面目で、努力家で、尊敬すべき女性だということを、蓮はよく知っている。
「工藤はお前に夢中なんだろ?そんなに謙虚になることねえよ。」
「もう。大志のこと怒ってんの?褒めてんの?」
紗栄子の頬が赤くなっている。
「紗栄子のことを褒めてんの。」
「いいってば。」
俺が工藤の立場なら、ちゃんと紗栄子のことをかばうのに。
そんなことは言えずに、蓮はゆっくりと立ち上がる。
「よし、解散。おつかれ。」
「あー…。本当にごめんね。」
「いいって。そうだ。今日、俺と一緒に帰るか?」
「えっ?」
「俺と一緒に帰るとこみりゃ、工藤もずいぶん慌てるかもよ?」
「でも―――。」
紗栄子がそう言いかけたところで、簡易室内プールの入り口のドアが開いた。
ゆっくり眼を開けると、大志がじっと自分を見つめているので、紗栄子は慌てて目を伏せた。
「…どした?」
少し顔を傾けて大志が問いかけてくるのに対し、紗栄子は首を振ってみせた。
「そんなに見ないで。」
「なんで?」
「だって…。」
だって、2人はまだ服も着ていないのだから。
大志がもたらす熱に昂っている間ならともかく、随分と冷静になってからの甘いキスは照れる。
「でも…ちょっと慣れてきたみたいで良かった。」
大志の言葉はますます紗栄子をぎこちなくさせる。
「大志が優しくしてくれるから…。」
そう言いながら紗栄子がベッドの下に手を伸ばす。
土曜日の午後。午前中に水泳部の練習を終えた紗栄子は、制服姿のまま大志の家を訪れた。ベッドの下には、紺のブレザーとグレーのスカート、赤いネクタイと靴下がいくらか乱れて広がっている。
「紗栄子。」
肩をつかむ、熱くて大きな手。
「…いい?」
この上なく大きく見開かれた紗栄子の瞳。
‘2度め’を要求されるのは初めてだ。‘慣れてきたみたいで良かった’という発言の裏が見えて、紗栄子は体が熱くなる。
即答しない紗栄子の様子に不安になり、大志が表情を曇らせる。
「や、あの、体がつらいなら、やめとくから。うん。」
体がつらくないといえば嘘になる。足やら腹筋やら、あちこちが痛い。
でも。意を決したように‘要求’してきた大志の様子を思うと、断るのは酷な気がする。
ものすごく恥ずかしい気持ちを我慢して、紗栄子は肩に置かれた大志の手に、自分の手のひらを添えた。
「…うまくできないかもしれないけど。」
「マ、ジで?やじゃない?」
「手加減してね。」
「めちゃめちゃする。」
大志は両手で紗栄子の頬を優しく抑えると、がっつきたい気持ちを必死に抑えて優しくキスをした。
※
月曜日。
いつの間にか復活した蓮の居残りメンテナンスを終えて、紗栄子は大志との待ち合わせ場所に向かった。
今日は、野球部の練習が早めに終わったらしい。室内練習場の明かりが落ちている。
土曜日の大志は色々すごかった。2日経っているというのに、紗栄子の筋肉痛は残っている。
日曜日の練習後もデートをしてはいるが、まだ顔を合わせるのが恥ずかしい、と思いながらゆっくりと歩いていると、男達の話し声が聞こえてきた。
「―――で?水泳部のマネージャーちゃんはガンガン上に乗ってくるわけ?」
紗栄子は縮み上がった。決して例えではなく。男の声は聞き覚えがあり、野球部の部員の声に違いなく、そしてとんでもない単語の組み合わせだ。
後に続く、卑猥に響く複数の笑い声。
「やめてくださいよ、そういう話…。」
明らかに困っている様子の大志の声。敬語であるということは、相手は先輩たちなのだろう。せめてもの救いは、その場にいる男たちのふざけたノリに、大志が同調していないことだ。
また別の男が口を開く。
「だっておまえ、今までの女とのこと、1年達にあれこれ言ってたじゃん。」
「今の子には本気ってかー?」
さらに卑猥に響く男たちの笑い声。
そこには、後輩である大志のルックスの良さや女性経験の豊富さに嫉妬している部分もあるのだろう。
紗栄子からは視覚的な大志のリアクションは把握できない。対抗してほしいのが本音だが、相手が先輩ではなかなか難しい部分もあるのだろう。
「さすがにまだヤッてねえってことはねえんだろ?」
「喘ぎ声の再現VTRよろしくお願いしま~す。」
「今まではやってたじゃねえか~。」
この時点で、紗栄子の頭に血が上った。
荒々しく砂利を踏みしめる音に気付いて、男たちが振り返り、ぎょっとした顔を見せる。
さすがに大志は渋い顔をしていた。しかし、‘ニヤニヤしていなくてまだ良かった’と思う余裕は、紗栄子にはない。
「紗栄子っ…。」
ひどく慌てた様子の大志の表情。
‘今の話を聞いていたのか’と確かめる必要もないくらいに、怒りをあらわにしている紗栄子。
紗栄子自身、こんな怒りは初めての感情だ。
「一人で帰るね。」
「や、紗栄子、待って。ごめん。」
「私に謝る話じゃない!」
そう。むしろかわいそうなのは、はじめの元カノ達の方だ。
実際紗栄子は、今自分のことをネタにしてからかっていた野球部員たちのことより、過去、元カノ達を卑猥な話のネタにした大志のことを怒っている。
「ごめん、本当に、俺…。」
「一人で帰るから。」
実に冷淡な言い方で、紗栄子は野球部の男たちのもとを後にした。
※
翌日の練習後。居残りメンテナンス。
「紗栄子。」
「なに。」
「…機嫌悪いならやめるか?」
蓮に言われてハッとする。紗栄子としては大志との間に起こった出来事に対するいら立ちを、必死に隠していたつもりだったが、できていなかったようだ。
関係ない蓮に迷惑をかけてしまった。
「ごめんなさい…。」
思いのほか紗栄子が落ち込んだ表情をするので、蓮は慌ててしまった。腹這いの姿勢から、慌てて起き上がる。
「や。いやいやいや。そんなにへこむなって。そもそもこれは俺がお願いしてやってもらってることだし。気分や体調がすぐれないんなら、やめとこうよってことで。」
「ううん、すごくイライラしてた。いけないよね。ごめんなさい。」
「やー、あー…。困ったな。」
蓮はわかりやすく困った様子で頭をかいたあと、そっと口を開いた。
「もしかして……工藤に関係ある?」
はじかれたように顔を上げた紗栄子のそれがもう答えだ。
「あー…。ごめんね。」
もう、メンテナンスどころではない雰囲気だ。
「話した方が楽?このまま帰った方が楽?」
「う…。」
いくら蓮が毎日顔を合わせる部活の仲間だとはいえ、恋愛相談をするというのは気が引ける。
それでも、紗栄子は口を開いてしまっていた。
「昨日、待ち合わせ場所に行ったら、大志の方が早く終わってて。」
「マジで?メンテナンスゆっくりやってもらって悪かったな。」
自然とメンテナンスがいつもよりゆっくりになったのは、むしろ紗栄子の責任だ。大志と顔を合わせるのが気恥ずかしかったから。でも今は昨日のむずがゆい気持ちなんて遥か彼方に行ってしまっている。
「そんなことないよ。…で、大志の他にも野球部の先輩部員たちがいて、……なんかいやらしいこと言ってたの。」
紗栄子の言葉に、蓮が本気でむっとした表情を見せる。
「お前のことで?」
「まあ、それもあるけど、他にも色々ね。それでちょっと喧嘩しちゃって。」
元カノのいろいろについて、詳しく言及するのは避けた。紗栄子としては大志の元カノたちをかばいたかった。でも、事情を詳しく聞かされない蓮は少しずれて怒りの感情を抱くことになる。
「工藤の奴、紗栄子が色々言われてんのを放っといたのか?」
「ど、同調はしてなかったよ。むしろ困ってた。先輩たちのノリを壊しちゃいけない、みたいな…。」
「ハァ!?ノリなんてどうでもいいだろ。先輩なんて関係あるかよ。紗栄子の立場を守るのが彼氏としてのあいつの最優先事項だろうが!」
蓮の声に、紗栄子は体を震わせた。
「や、あの、ごめん。紗栄子に怒ったわけじゃねえから。」
「ああ、うん。わかってるよ。むしろ私のために怒ってくれてありがと。」
「何をそんなに謙虚なんだよ、紗栄子は…。」
そんなに自分を過小評価する必要なんかない。紗栄子が真面目で、努力家で、尊敬すべき女性だということを、蓮はよく知っている。
「工藤はお前に夢中なんだろ?そんなに謙虚になることねえよ。」
「もう。大志のこと怒ってんの?褒めてんの?」
紗栄子の頬が赤くなっている。
「紗栄子のことを褒めてんの。」
「いいってば。」
俺が工藤の立場なら、ちゃんと紗栄子のことをかばうのに。
そんなことは言えずに、蓮はゆっくりと立ち上がる。
「よし、解散。おつかれ。」
「あー…。本当にごめんね。」
「いいって。そうだ。今日、俺と一緒に帰るか?」
「えっ?」
「俺と一緒に帰るとこみりゃ、工藤もずいぶん慌てるかもよ?」
「でも―――。」
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