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戦後編そして
戦後編そして・霧・第289章・第二次太陽系大戦への道
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西暦2094年
ローラアシェルが現れ
火星艦隊2個艦隊を倒し軍事コロニーを奪った
当初占領軍はこの敗戦を機密としたが
月面政府はこれを全宇宙に公開した
それは莫大な経済支援と引き換えに土星圏や天王星圏や海王星圏で建造している
最新鋭の戦闘艦はローラアシェルによる地球圏進行に備えると
火星軍や日本軍に認めさせる為に
月面政府の発表は金星の地下施設にまで流した
だがそれはこのまま一生金星の地下から
抜け出す事を諦めていた地球市民が
ローラアシェルを救世主として崇め
金星の火星軍や日本軍に対するレジスタンス活動が始まった
デモから暴動そして破壊工作へと次第にエスカレートする
そして火星圏では軍事コロニーを奪われた事に対する
オンラインによる火星軍審問会議が開かれていた
軍事コロニーを地球共和国を名乗る
ローラアシェルに奪われた事に関して
占領軍最高司令官グランドの責任が追及されていた
グランドは作戦の失敗は協力を拒んだ日本艦隊の不参加が原因だと主張
そして何よりもこれまでローラアシェルを過小評価し
備えを怠っていた
それが今回の結果を生んだ
全てが自分の責任とは言えないと
それに対して審問官の一人は
【君の言う通りなら我々にも責任の一端は在る
君にだけ責任を負わすわけには行かないな
しかしこのままローラアシェルの侵攻に対して
何もしない分けにはいかない
私には君の主張が責任逃れだけには聞こえなかった
そこでだ
君にローラアシェルに対抗する軍備を整える為に
引き続き占領軍司令官の任を任せたい】
グランドは司令官を解任されると思っていたが
引き続き占領軍を任されると言う事は
ローラアシェルと雌雄を決する事になる
もう逃げる事は出来ない
グランドは火星軍の最高の軍人を前に
<一つお願いが在ります
月で地球艦隊を一撃で破壊した
巨砲マナを何としても手に入れたい
あれが在ればローラアシェルを退ける事も可能です
日本軍は太陽系支配を望まない事は分かっていますが
月面政府はその野心を持っています
彼らは現在宇宙艦隊を急ピッチで建造しています
巨砲マナを戦闘艦に搭載すれば
ローラアシェルを退け
そして返す刀で必ず火星と日本を滅し
我々の火星は彼らの者になる>
グランドの見識に火星軍の高官は
彼の意見を取り入れ
情報部に月面政府の最高機密
巨砲マナを入手する事を命令じた
日本圏軍事コロニーでは
月面政府が持つ巨砲マナと同じ性能の大砲アスカを開発し
戦闘艦に搭載する事に成功した
火星軍が脅威と考えた巨砲マナだが
月面政府でさえ巨砲マナを戦闘艦に搭載するも
未だに発射実験はトラブル続きで
成功していなかった
その一方で日本軍が巨砲マナを手に入れた事で
ローラシェルが言った
果実へと繋がる芽が育ち始め
太陽系は再び太陽系大戦への道を歩み始めた
ローラアシェルが現れ
火星艦隊2個艦隊を倒し軍事コロニーを奪った
当初占領軍はこの敗戦を機密としたが
月面政府はこれを全宇宙に公開した
それは莫大な経済支援と引き換えに土星圏や天王星圏や海王星圏で建造している
最新鋭の戦闘艦はローラアシェルによる地球圏進行に備えると
火星軍や日本軍に認めさせる為に
月面政府の発表は金星の地下施設にまで流した
だがそれはこのまま一生金星の地下から
抜け出す事を諦めていた地球市民が
ローラアシェルを救世主として崇め
金星の火星軍や日本軍に対するレジスタンス活動が始まった
デモから暴動そして破壊工作へと次第にエスカレートする
そして火星圏では軍事コロニーを奪われた事に対する
オンラインによる火星軍審問会議が開かれていた
軍事コロニーを地球共和国を名乗る
ローラアシェルに奪われた事に関して
占領軍最高司令官グランドの責任が追及されていた
グランドは作戦の失敗は協力を拒んだ日本艦隊の不参加が原因だと主張
そして何よりもこれまでローラアシェルを過小評価し
備えを怠っていた
それが今回の結果を生んだ
全てが自分の責任とは言えないと
それに対して審問官の一人は
【君の言う通りなら我々にも責任の一端は在る
君にだけ責任を負わすわけには行かないな
しかしこのままローラアシェルの侵攻に対して
何もしない分けにはいかない
私には君の主張が責任逃れだけには聞こえなかった
そこでだ
君にローラアシェルに対抗する軍備を整える為に
引き続き占領軍司令官の任を任せたい】
グランドは司令官を解任されると思っていたが
引き続き占領軍を任されると言う事は
ローラアシェルと雌雄を決する事になる
もう逃げる事は出来ない
グランドは火星軍の最高の軍人を前に
<一つお願いが在ります
月で地球艦隊を一撃で破壊した
巨砲マナを何としても手に入れたい
あれが在ればローラアシェルを退ける事も可能です
日本軍は太陽系支配を望まない事は分かっていますが
月面政府はその野心を持っています
彼らは現在宇宙艦隊を急ピッチで建造しています
巨砲マナを戦闘艦に搭載すれば
ローラアシェルを退け
そして返す刀で必ず火星と日本を滅し
我々の火星は彼らの者になる>
グランドの見識に火星軍の高官は
彼の意見を取り入れ
情報部に月面政府の最高機密
巨砲マナを入手する事を命令じた
日本圏軍事コロニーでは
月面政府が持つ巨砲マナと同じ性能の大砲アスカを開発し
戦闘艦に搭載する事に成功した
火星軍が脅威と考えた巨砲マナだが
月面政府でさえ巨砲マナを戦闘艦に搭載するも
未だに発射実験はトラブル続きで
成功していなかった
その一方で日本軍が巨砲マナを手に入れた事で
ローラシェルが言った
果実へと繋がる芽が育ち始め
太陽系は再び太陽系大戦への道を歩み始めた
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