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太陽系の夜明け・移民の時代
太陽系の夜明け・移民の時代・士・第209章・2064年第2回東京オリンピックまでの道のり・重力から解き放されし者達
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2024年3年半に及んだ第三次世界大戦は終結した
戦勝国の米国は数えきれない程の
巨大レールキャノンの砲弾に含まれていた
有害物質が原因で耕作物が収穫出来なくなり
同時に都市や工業地帯も壊滅した
戦時出費も国家予算数十年分の赤字となり
日本共々インドなどの経済支援に頼り
軍事面に置いて米国は世界トップだが
経済面はインド・インドネシアが
世界第1位と2位に躍り出た
米国と日本は経済大国では無くなり
また中国も分裂して
北中国は日米の占領下に
西部はインドに
内モンゴルはモンゴルに併合され
台湾は日本と同等な合併
独立を保っているのは
首都香港の南中国のみ
分裂した中国は経済面でも軍事面でも最早大国とは呼べない
中国の核攻撃と有害物質の砲弾を使った攻撃は
北中国軍の要塞が陥落するまで続き
食糧生産に向いている肥沃な土地を狙い
攻撃を続けた結果食糧生産が激減
更に食糧生産は年々少なくなり
備蓄の食糧を含め
5年後にはゼロになる事が判明
世界は2つの選択を迫られた
1つは第四次世界大戦を起こし
勝ち残った国が食料を独占
2つ目は全世界が知恵を結集して
食料を生産して生き延びる
世界は当初戦争に進んで居たが
月の裏側で1世紀も前から極秘裏に宇宙都市の研究を進め
22世紀でなければ不可能と思われていた
宇宙都市が完成寸前で
同時に宇宙都市規模の火星移民用宇宙船が
北中国側の残党組織とシークレットガバメントの
環太平洋方面の流れをくむ組織が
北極圏と南極圏の2つのシークレットガバメントは
地球に取り残され火星に移民する道を絶たれ
地球復興に協力する道しか無くなり
世界は第四次世界大戦を回避する事が出来た
最初は宇宙空間での食料生産と
食料工場を管理する為の短期滞在の
宇宙ステーションの環境改良は
1世紀に渡る極秘裏の宇宙開発技術を取り入れ
遠心力による重力発生に成功
これにより
人類の宇宙移民の道が開けた
一時は地球に落下して
香港を直撃して
人類滅亡の可能性が憂慮され
人類の結束が試されたこの事件は
全世界に残された核兵器と指向兵器による軍事行動で
スペースコロニー落下を阻止した
結果としてこの行動が寄合い所帯に過ぎない国際連合から
やがて単一政府の地球連邦政府へと進む
その外交を進めた若き外交官多くが戦争を生き延びた
2020年オリンピック選手たちが含まれて居た
もう一度オリンピックを開催させようが
彼らの合言葉となっていた
食料遺産に目途が付いた人々の次なる望みは
年々広がる汚染地帯に代わり
子供たちが生きて行く為にも
大破した宇宙都市を再建する声が上がり
その為に必要な資金提供を
戦争により戦勝国日米両政府の財政を破綻させ
莫大な資産を築き影の政府と深いつながりがあるとされる
ビック3に資金供出を求めたが
ビック3に国家レベル並みの特権を認める様々な条件を出して来た
アングロサクソングループを中心に支持されたが
それは事実上影の政府に宇宙都市の支配権を認めることになるが
それでは世界はまた格差社会を宇宙に広げ
第三次世界大戦以前の不安定な状態に戻る
戦後の経済の中心となったインドとインドネシアを中心に
反対の声が上がり
その中に政権が代わったばかりの日本が加わり
事実上日米の対立となる
世界はインド・インドネシア・日本のグループに
宇宙都市の建設を任せる事となる
ビック3はすべての条件を引っ込め
計画に参加する事となる
だが
ビック3は日本への恨みを忘れず
日本を地球連邦から追放し
地球と火星の間へと追いやる
地球連邦内は日本と言う
調整役を失い
宇宙都市は予定された数の建設が行われたが
3分の1が旧先進国に割り当てられ
比較的快適な都市が作られた
だが問題は
残る3分の1が発展途上国・敗戦国に
予定居住率200パーセントで
残る3分の1が全人口の1パーセントの富裕層に割り当てられた
抗議の声が上がったが
地球の自然環境保存エリアと称して譲らず
次第に紛争が激化する
火星への軍事対抗で
宇宙艦隊が創設され
そんな中月面開発・金星の地下鉱山開発・小惑星帯への進出で
火星艦隊との小競り合いが繰り広げられる中
日本はポールシフトで日本と台湾が
海の底に沈むことを避ける為
危険な地球と火星の軌道上に
日本コロニーを建設
その後地球圏からの亡命者や移民希望者を受け入れ
数億人規模に膨れ上がり
地球連邦にも火星連邦にも所属しない第3の勢力
日本・台湾・諸国連邦として独立した
数々の紛争を乗り越え
火星事変後
2060年地球連邦内だけで行われていた
オリンピックが日本に決まった
参加国に初めて火星連邦からも
選手が派遣された
ドキュメンタリーを制作したスタッフは
過去40年のオリンピック関係者のその後を追跡して
地球圏と日本圏・火星圏・小惑星帯・金星生まれの
子供や孫の世代へと移り変わる程
身体能力に大きな差が生まれていた
当初はドーピングを疑ったが
DNAが違う事が判明した
単なる異常ではなく
すべての地域で見つかり
学会では進化とする者達と
宇宙空間に進出したことによる
DNAの異常とする者達との意見が分かれ
対立していたが
それらは秘密とされたが
2064年3月3日に日本宇宙都市・東京コロニーで開かれた
第2回東京オリンピックで
火星・小惑星帯・日本などの選手が高成績を出し
金・銀・銅・+・-をほぼ独占
地球圏の選手が一部を除き全く取れなかった
会場に慣れた日本選手に有利なのは理解されたが
火星や小惑星帯出身の選手がメダルを取るのを見て
ドーピングを指摘する声が出て
大会が検査して
ドーピングは無いと発表した
しかしその結果に納得出来ない地球圏の学者から
秘密とされたDNA異常について発表された
メダルの取り消しは無かったが
2068年のオリンピックでは
DNA異常者の参加は禁止とされた
地球圏を中心にDNAが違うというだけで
迫害が始まる
日本や火星はあくまでDNAの進化の可能性を捨てず
社会的地位のはく奪には反対した
だが圧倒的多数の人口を占める地球圏では
それまでオリンピックの英雄とされていたが
その日を境に日常は逆転
多くの者がスポンサー契約を解除され
指導者としての地位も失う
軍や警察・情報部から誘いが在った者以外
行く当てもなく
犯罪組織の誘いに乗るもの
移民として
地球圏から去って行く者
後に歴史に登場する
ゴースト艦隊に身を寄せる者
その語は様々だった
DNA異常を進化として
受け入れず
迫害した事を数十年後
占領軍の将校にまでなっていた
DNA異常者達の報復を受けることになる
後にDNA進化の原因が無重力状態に有る事が分かるが
24時間無重力状態では一定以上進化は進まず
1日の3分の1が無重力で
残る3分の2が重力下で居る事により
急速に進化する
なぜ地球圏でDNAの進化が遅い理由は
第一次太陽系大戦後明らかになるが
日本や火星・小惑星帯では
無重力化の作業を行う作業AIが不足して
多くの人間が無重力化で作業を行うが
地球圏では無重力化の作業はほぼ100パーセント
作業用AIが行う人間が無重力化で行うのは
作業AIの監視任務だけで
その為地球圏ではDNA進化は完全に止まっていた
進化したDNAを持つ者が戦争の勝敗を決めるとき
地球圏に取りそれは命取りになった
戦勝国の米国は数えきれない程の
巨大レールキャノンの砲弾に含まれていた
有害物質が原因で耕作物が収穫出来なくなり
同時に都市や工業地帯も壊滅した
戦時出費も国家予算数十年分の赤字となり
日本共々インドなどの経済支援に頼り
軍事面に置いて米国は世界トップだが
経済面はインド・インドネシアが
世界第1位と2位に躍り出た
米国と日本は経済大国では無くなり
また中国も分裂して
北中国は日米の占領下に
西部はインドに
内モンゴルはモンゴルに併合され
台湾は日本と同等な合併
独立を保っているのは
首都香港の南中国のみ
分裂した中国は経済面でも軍事面でも最早大国とは呼べない
中国の核攻撃と有害物質の砲弾を使った攻撃は
北中国軍の要塞が陥落するまで続き
食糧生産に向いている肥沃な土地を狙い
攻撃を続けた結果食糧生産が激減
更に食糧生産は年々少なくなり
備蓄の食糧を含め
5年後にはゼロになる事が判明
世界は2つの選択を迫られた
1つは第四次世界大戦を起こし
勝ち残った国が食料を独占
2つ目は全世界が知恵を結集して
食料を生産して生き延びる
世界は当初戦争に進んで居たが
月の裏側で1世紀も前から極秘裏に宇宙都市の研究を進め
22世紀でなければ不可能と思われていた
宇宙都市が完成寸前で
同時に宇宙都市規模の火星移民用宇宙船が
北中国側の残党組織とシークレットガバメントの
環太平洋方面の流れをくむ組織が
北極圏と南極圏の2つのシークレットガバメントは
地球に取り残され火星に移民する道を絶たれ
地球復興に協力する道しか無くなり
世界は第四次世界大戦を回避する事が出来た
最初は宇宙空間での食料生産と
食料工場を管理する為の短期滞在の
宇宙ステーションの環境改良は
1世紀に渡る極秘裏の宇宙開発技術を取り入れ
遠心力による重力発生に成功
これにより
人類の宇宙移民の道が開けた
一時は地球に落下して
香港を直撃して
人類滅亡の可能性が憂慮され
人類の結束が試されたこの事件は
全世界に残された核兵器と指向兵器による軍事行動で
スペースコロニー落下を阻止した
結果としてこの行動が寄合い所帯に過ぎない国際連合から
やがて単一政府の地球連邦政府へと進む
その外交を進めた若き外交官多くが戦争を生き延びた
2020年オリンピック選手たちが含まれて居た
もう一度オリンピックを開催させようが
彼らの合言葉となっていた
食料遺産に目途が付いた人々の次なる望みは
年々広がる汚染地帯に代わり
子供たちが生きて行く為にも
大破した宇宙都市を再建する声が上がり
その為に必要な資金提供を
戦争により戦勝国日米両政府の財政を破綻させ
莫大な資産を築き影の政府と深いつながりがあるとされる
ビック3に資金供出を求めたが
ビック3に国家レベル並みの特権を認める様々な条件を出して来た
アングロサクソングループを中心に支持されたが
それは事実上影の政府に宇宙都市の支配権を認めることになるが
それでは世界はまた格差社会を宇宙に広げ
第三次世界大戦以前の不安定な状態に戻る
戦後の経済の中心となったインドとインドネシアを中心に
反対の声が上がり
その中に政権が代わったばかりの日本が加わり
事実上日米の対立となる
世界はインド・インドネシア・日本のグループに
宇宙都市の建設を任せる事となる
ビック3はすべての条件を引っ込め
計画に参加する事となる
だが
ビック3は日本への恨みを忘れず
日本を地球連邦から追放し
地球と火星の間へと追いやる
地球連邦内は日本と言う
調整役を失い
宇宙都市は予定された数の建設が行われたが
3分の1が旧先進国に割り当てられ
比較的快適な都市が作られた
だが問題は
残る3分の1が発展途上国・敗戦国に
予定居住率200パーセントで
残る3分の1が全人口の1パーセントの富裕層に割り当てられた
抗議の声が上がったが
地球の自然環境保存エリアと称して譲らず
次第に紛争が激化する
火星への軍事対抗で
宇宙艦隊が創設され
そんな中月面開発・金星の地下鉱山開発・小惑星帯への進出で
火星艦隊との小競り合いが繰り広げられる中
日本はポールシフトで日本と台湾が
海の底に沈むことを避ける為
危険な地球と火星の軌道上に
日本コロニーを建設
その後地球圏からの亡命者や移民希望者を受け入れ
数億人規模に膨れ上がり
地球連邦にも火星連邦にも所属しない第3の勢力
日本・台湾・諸国連邦として独立した
数々の紛争を乗り越え
火星事変後
2060年地球連邦内だけで行われていた
オリンピックが日本に決まった
参加国に初めて火星連邦からも
選手が派遣された
ドキュメンタリーを制作したスタッフは
過去40年のオリンピック関係者のその後を追跡して
地球圏と日本圏・火星圏・小惑星帯・金星生まれの
子供や孫の世代へと移り変わる程
身体能力に大きな差が生まれていた
当初はドーピングを疑ったが
DNAが違う事が判明した
単なる異常ではなく
すべての地域で見つかり
学会では進化とする者達と
宇宙空間に進出したことによる
DNAの異常とする者達との意見が分かれ
対立していたが
それらは秘密とされたが
2064年3月3日に日本宇宙都市・東京コロニーで開かれた
第2回東京オリンピックで
火星・小惑星帯・日本などの選手が高成績を出し
金・銀・銅・+・-をほぼ独占
地球圏の選手が一部を除き全く取れなかった
会場に慣れた日本選手に有利なのは理解されたが
火星や小惑星帯出身の選手がメダルを取るのを見て
ドーピングを指摘する声が出て
大会が検査して
ドーピングは無いと発表した
しかしその結果に納得出来ない地球圏の学者から
秘密とされたDNA異常について発表された
メダルの取り消しは無かったが
2068年のオリンピックでは
DNA異常者の参加は禁止とされた
地球圏を中心にDNAが違うというだけで
迫害が始まる
日本や火星はあくまでDNAの進化の可能性を捨てず
社会的地位のはく奪には反対した
だが圧倒的多数の人口を占める地球圏では
それまでオリンピックの英雄とされていたが
その日を境に日常は逆転
多くの者がスポンサー契約を解除され
指導者としての地位も失う
軍や警察・情報部から誘いが在った者以外
行く当てもなく
犯罪組織の誘いに乗るもの
移民として
地球圏から去って行く者
後に歴史に登場する
ゴースト艦隊に身を寄せる者
その語は様々だった
DNA異常を進化として
受け入れず
迫害した事を数十年後
占領軍の将校にまでなっていた
DNA異常者達の報復を受けることになる
後にDNA進化の原因が無重力状態に有る事が分かるが
24時間無重力状態では一定以上進化は進まず
1日の3分の1が無重力で
残る3分の2が重力下で居る事により
急速に進化する
なぜ地球圏でDNAの進化が遅い理由は
第一次太陽系大戦後明らかになるが
日本や火星・小惑星帯では
無重力化の作業を行う作業AIが不足して
多くの人間が無重力化で作業を行うが
地球圏では無重力化の作業はほぼ100パーセント
作業用AIが行う人間が無重力化で行うのは
作業AIの監視任務だけで
その為地球圏ではDNA進化は完全に止まっていた
進化したDNAを持つ者が戦争の勝敗を決めるとき
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第二章 インターミッション ~ Dancing with Moonlight
第三章 キュメルニア・ローレライ (Cjumelneer Loreley)
第四章 ベイシティ・ブルース (Bay City Blues)
第五章 インターミッション ~ミスラのだいぼうけん
第六章 泥沼のプリンセス
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