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戦後編・選択の時代

戦後編・選択の時代・参・第142章・戦争の足音

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第三次世界大戦終結後

国際連合に替わり結成された

国際連邦政府は

それまでの

国際連盟・国際連合と違い

各国代表の議員の下で

決議された事は

拘束力がある

加盟国が従わない場合は

連邦軍が軍事介入する

事実上の統一政府が誕生した

だが唯一連邦政府に対立する組織

旧・北中国軍勢力を中心とした

ネオ・チャイナ

国家も国土も持たないが

第三次世界大戦終結時に

潜水艦や大型輸送機を使い脱出し

あらかじめ

作られていた秘密基地に隠れ

再起の時を待っていた

極東軍事裁判で

最高司令官を救い出す為に

宇宙ステーションを

ハイジャックした件や

古代遺跡から

惑星間航行用のEMエンジンの

奪取を計画するなど

様々な事件を起こすが

火星用宇宙船マーズ6を奪い

火星へと消えた

その後の捜索で

食糧貯蔵庫から奪われたのは

食べる為だけの食料以外に

植物の種子と肥料と耕作機械

冷凍保存してある受精済みの

家畜の卵子と人工子宮装置

その他にも移民用の様々な資材が

奪われていた

そして

マーズ6事件で

連邦内に協力者が多数居る事が判明し

摘発が行なわれた

多くの者が逮捕され

秘密基地が判明した

連邦軍機動陸戦隊による

攻撃が行われた

単なる隠れ家と思われ

最小単位の戦力で赴いたが

師団規模の戦力が隠されていた

急遽

空軍が派遣された

ネオ・チャイナ側も

無人戦闘機で応戦

一進一退が続く

エア・シャトルに

大気圏突入カプセルを載せ

高々度から切り離し

ネオ・チャイナの拠点に

強行着陸

カプセルから出て来た

エアタンクと武装ドローンで

一気に基地内のネオ・チャイナ部隊を粉砕

地下中枢部に突入する

しかし其処には人は誰もおらず

AIがコントロールしていた

戦闘は終わるが

AIを調べた結果

連邦軍のコンピューターにアクセスして

連邦軍宇宙艦隊1番艦として

初の戦闘艦として建造されるマーズ7の

機密データーが火星に向け送信されていた

それは

火星で連邦軍の戦闘艦と同じ物が建造される事になり

連邦政府は宇宙艦隊の建造を

食料生産・スペースコロニー建造と合わせて

連邦政府の重要課題とした

火星側の様子を探る為に

探査機を火星に送られた
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