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戦後編・選択の時代
戦後編・選択の時代・参・第126章・第二次極東軍事裁判(参)
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極東軍事裁判は
旧北中国軍最高司令官の『元』被告の
裁判が行なわれ
弁護人は
すべての指示は共産党最高指導者の
指示で行い自分には逆らう事が出来なかったと
無罪を主張
検察側は
クーデターにより
共産党代表は『元』被告により
既に殺害されたと主張したが
如何しても証拠が見つけ出せず
裁判員12人による
被告人への質問が始まる
まさにその時
裁判長が休廷を宣言
ざわつく法廷の大画面に
女性が映し出された
旧北中国軍の将校の服を着ていた
「宇宙ステーションは
我が中国軍の支配下にある
核兵器並みの破壊力を持つ
月面の鉱山開発用の爆薬
BX-1の起爆装置が私の手元にある
起爆させれば宇宙ステーションと共に
宇宙計画の技術者は全て失われ
5年以内の食料生産体制は崩壊し
残された食料を巡り
世界は第四次世界大戦の道を歩む
元司令官宇宙ステーションは我々の物です
どの様な要求も可能ですご指示を
『ご苦労』
最高司令官は立ち上がり宣言する
『私はこれより再び
中国軍最高司令官として中国に戻る
北中国軍・南中国軍は直ちに
私の指揮下に入るべく
全ての兵器を動かす権限を
私の生態IDに切り替えろ
南北両憲兵隊は
現裏切り者の現政権を直ちに逮捕せよ
但し私に忠誠を誓う者は別だ』
裁判長は
(そんな事が許されると思うのか)
『忠実なる我が兵士よ』
「はっ」
『少しでも私の行動を妨げたら
躊躇無く破壊せよ』
「承知しました」
『首尾よく成功した暁には
人民軍最高勲章を与えよう』
「こっ光栄です」
『さて諸君
裁判ゴッコはおわりだ
連合軍いや連邦政府首脳
各国の指向性兵器を作動させる
ブラックボックスを
ここに持って来たまえ
それがあれば世界は私の支配化に入る
丁度今日東京で連邦政府の首脳が集まる
サミットが開かれていたね』
(貴様初めからそれを狙っていたのか)
『ハハハ・・・』
(戦争で人口の半数が死んだ
殆どの都市は破壊され
放射能で汚染されあと5年で食料が尽きる
そんな状態の世界が欲しいのか)
『お前達は本当に何も知らない様だな?
数千年もの間人類は動力源に
水車や風や動物や奴隷を使っていたが
300年前蒸気機関が発明され以後
次々と新発明が行なわれ
100年前は不可能とされた宇宙に
いつでも行ける
偶然だと思っているのか?
とんでもない
すべては古代から隠し持っていた
我が中国を含めた8つの家が持つ
古代からのテクノロジーを
使い発展してきた
二つの大戦と戦後の電子テクノロジーは
ついにAIを生んだ
次のステップはコロニーではなく
ワープ航法の宇宙船で銀河系征服を行なう
私は此処に宣言する100年以内に
我々は銀河系を征服すると
その為に私はナチスが始め
米ソが進めてきた宇宙計画に
参加して宇宙計画に参加している中国人を
同士としてすべてのテクノロジーを手に入れ
中国を米国を上回る大国にする為に
あらゆるテクノロジーを使った
だがそれを阻んだのは誰あろう
共産党のトップだ
この私の計画に賛同せず
100年間は米国を刺激しない様に
すべきとの旧指導部の遺言を優先し
あまつさえ反対し私を粛清しようとした
だから始末をしてやった』
「きゃあ」
画面に映っていた女性士官が叫び
消えた
『何だ?何が起こった』
画面が切り替わり
宇宙ステーションから連絡が入る
<テロリストは宇宙の彼方に消え
BX-1の起爆装置は解除された
『元』旧北中国軍最高司令官
貴方の命運は尽きた>
『誰が一体そんな事を』
<貴方が北京大虐殺で殺し損ねた
一人の少女のに世界は救われた>
がくっと肩の力を落とし
『元』旧北中国軍最高司令官は
拘束室へと運ばれてゆく
第二次極東軍事裁判所では
更に罪を重ねた
旧北中国軍最高司令官の弁護人が
匙を投げ弁護を放棄した
その後誰も引き受けてが無く
新たに付いた弁護人は日本人となり
法廷内ではこれで死刑は決まったも同然と囁かれた
旧北中国軍最高司令官の『元』被告の
裁判が行なわれ
弁護人は
すべての指示は共産党最高指導者の
指示で行い自分には逆らう事が出来なかったと
無罪を主張
検察側は
クーデターにより
共産党代表は『元』被告により
既に殺害されたと主張したが
如何しても証拠が見つけ出せず
裁判員12人による
被告人への質問が始まる
まさにその時
裁判長が休廷を宣言
ざわつく法廷の大画面に
女性が映し出された
旧北中国軍の将校の服を着ていた
「宇宙ステーションは
我が中国軍の支配下にある
核兵器並みの破壊力を持つ
月面の鉱山開発用の爆薬
BX-1の起爆装置が私の手元にある
起爆させれば宇宙ステーションと共に
宇宙計画の技術者は全て失われ
5年以内の食料生産体制は崩壊し
残された食料を巡り
世界は第四次世界大戦の道を歩む
元司令官宇宙ステーションは我々の物です
どの様な要求も可能ですご指示を
『ご苦労』
最高司令官は立ち上がり宣言する
『私はこれより再び
中国軍最高司令官として中国に戻る
北中国軍・南中国軍は直ちに
私の指揮下に入るべく
全ての兵器を動かす権限を
私の生態IDに切り替えろ
南北両憲兵隊は
現裏切り者の現政権を直ちに逮捕せよ
但し私に忠誠を誓う者は別だ』
裁判長は
(そんな事が許されると思うのか)
『忠実なる我が兵士よ』
「はっ」
『少しでも私の行動を妨げたら
躊躇無く破壊せよ』
「承知しました」
『首尾よく成功した暁には
人民軍最高勲章を与えよう』
「こっ光栄です」
『さて諸君
裁判ゴッコはおわりだ
連合軍いや連邦政府首脳
各国の指向性兵器を作動させる
ブラックボックスを
ここに持って来たまえ
それがあれば世界は私の支配化に入る
丁度今日東京で連邦政府の首脳が集まる
サミットが開かれていたね』
(貴様初めからそれを狙っていたのか)
『ハハハ・・・』
(戦争で人口の半数が死んだ
殆どの都市は破壊され
放射能で汚染されあと5年で食料が尽きる
そんな状態の世界が欲しいのか)
『お前達は本当に何も知らない様だな?
数千年もの間人類は動力源に
水車や風や動物や奴隷を使っていたが
300年前蒸気機関が発明され以後
次々と新発明が行なわれ
100年前は不可能とされた宇宙に
いつでも行ける
偶然だと思っているのか?
とんでもない
すべては古代から隠し持っていた
我が中国を含めた8つの家が持つ
古代からのテクノロジーを
使い発展してきた
二つの大戦と戦後の電子テクノロジーは
ついにAIを生んだ
次のステップはコロニーではなく
ワープ航法の宇宙船で銀河系征服を行なう
私は此処に宣言する100年以内に
我々は銀河系を征服すると
その為に私はナチスが始め
米ソが進めてきた宇宙計画に
参加して宇宙計画に参加している中国人を
同士としてすべてのテクノロジーを手に入れ
中国を米国を上回る大国にする為に
あらゆるテクノロジーを使った
だがそれを阻んだのは誰あろう
共産党のトップだ
この私の計画に賛同せず
100年間は米国を刺激しない様に
すべきとの旧指導部の遺言を優先し
あまつさえ反対し私を粛清しようとした
だから始末をしてやった』
「きゃあ」
画面に映っていた女性士官が叫び
消えた
『何だ?何が起こった』
画面が切り替わり
宇宙ステーションから連絡が入る
<テロリストは宇宙の彼方に消え
BX-1の起爆装置は解除された
『元』旧北中国軍最高司令官
貴方の命運は尽きた>
『誰が一体そんな事を』
<貴方が北京大虐殺で殺し損ねた
一人の少女のに世界は救われた>
がくっと肩の力を落とし
『元』旧北中国軍最高司令官は
拘束室へと運ばれてゆく
第二次極東軍事裁判所では
更に罪を重ねた
旧北中国軍最高司令官の弁護人が
匙を投げ弁護を放棄した
その後誰も引き受けてが無く
新たに付いた弁護人は日本人となり
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