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戦後編・選択の時代

戦後編・選択の時代・参・第124章・第二次極東軍事裁判(弐)

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第二次極東軍事裁判で

弁護人が決まらなかった

旧北中国軍最高司令官と

旧大朝鮮連邦国大統領に

弁護人が付き

裁判が正式に始まる

今回の軍事裁判では

異例ながら

裁判委員制度が取り入れられた

12人から成る裁判員は

戦勝国・敗戦国・中立国から

各4国合計12名が選ばれ

検察・弁護人双方から

裁判所が裁判員として認めるか

拒否して予備裁判員を

新たに候補とするか意見を聞く

但し裁判員を明確な理由も無く

拒否し続ければ

裁判所が裁判員を選ぶ事になる

裁判途中で裁判員が辞退

或いは出廷を拒否して

人数が減ることが在っても

裁判は続けられる

裁判員がゼロになる場合は

裁判長が判決を下す

裁判初日

被告に対して本人確認と裁判の流れが説明され

北中国軍最高司令官『元』は

自分は中国共産党代表の命令に従い

行動しただけで

戦争に対する責任は無いと

宣言した

検事は

証拠を示すように求めたが

弁護人は

〈戦争末期に機密文書と共に消滅

指示を出した共産党代表は行方不明で

証拠は出せない〉と言い

健治側は

《共産党代表は『元』被告が起こした

クーデターで既に殺害されたのでは?》

と問い詰めるも

弁護士は

〈殺害されたとの証拠は?〉

検事側は

《被告人により証拠は隠滅された》

弁護人

〈それは憶測だ〉

出て来る証拠・証人に対して

弁護人は慣れた口調で

弁護人の証言・証拠を巧みに否定して

裁判員に先入観を植え付ける検事側

証拠・証言を巧みにかわす弁護人

双方の意見に裁判員は判断が付かね

証拠が出尽くし

裁判員が被告に直接質問する事と成った

その時事件は起きる

旧北中国軍工作員による

『宇宙ーステーションハイジャック』事件が

これにより裁判の流れが一気に変る
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