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戦後編・選択の時代
戦後編・選択の時代・参・第98章・小さな笑顔
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第二のオウムアムアの軌道変更の為に
地球上の核爆弾を集め
極秘裏に米ソ中三国で開発されていた
火星用貨物宇宙船マーズ2に載せ
地球圏に接近中の
オウムアムアⅡへと出発準備が進んでいた
同時に
う
移民輸送船マーズ1と
火星の衛星フォボスとダイモスに着陸し
資源を採取して移民用の宇宙都市を建造する為の
工作機械と工場を兼ねた
マーズ3の準備も進んでいた
同時刻
国際連邦政府はオウムアムアⅡの
軌道変更に失敗した場合に備え
各国首脳を防水設備を備えた
地下シェルターと長期の潜行に耐えられる
原子力潜水艦と格納庫に
予備の燃料と食料を積み込んだ
空中空母の3箇所に分け
非難をする準備を進めていた
一般市民は高度の山脈地帯と
客船などに分けて避難の準備を
進めていたが
船舶の数が足りず
各国の貨物船に積み込むコンテナを
居住スペースに改造し避難民を受け入れた
敗戦国の北中国には
高度の山脈地帯への道さえ
復旧しておらず
改造すべき貨物船もタンカーも無く
大型の軍艦は空母を始め
すべて沈められ
都市部は北京を始め
連合国の侵攻に対する
焦土作戦で
地上はおろか
地下に至るまで
徹底的に破壊され
一般の国民は穴の開いた
テント暮らしで
ポールシフトが起きれば
津浪だけで全滅は確実な状況で
世界中に救援を求めたが
戦争を拡大し世界中に核攻撃した
北中国には援助の手は無く
ただ駐留軍の日本海軍から
以前から新・北中国政府の依頼で
進めている
放射性物質をナノクラスまで小さく粉砕した
土壌を特殊なフィルターに通し
放射性物質を非放射性物質に
変換させる工場として
使う予定の元はタンカーや貨物船の
戦時改造空母12隻を
急遽一般の避難民収容船として
輸送艦4隻に追加して
16隻全てを避難船として改造を始めた
当初計画の輸送艦4隻の改造が完成した
最初は収容所に押し込められると
反対していた避難民も
実際に割り振られた
部屋の大きさは
まるでカプセルホテルの様だが
上下水道・食堂・病院・学校・公園・娯楽施設など
すべてが小さいが
冷暖房が完備した
小さな町で
そこには戦争前の暮らしがあり
多くの者が昔を思い出し涙した
なにより戦時中に育ち
避難生活しか知らない
子供達には明るい照明や
TVなどの映像を見るのも初めてで
こんなに美味しい物はじめてと笑顔で
食堂で冷たいアイスクリームを食べる
様子を見ながら大人達は口々に
『俺達が始めた戦争で
子供達にこんな苦労を掛けてしまった
すまん』
〈こいつらが大人に成るまでには
何としてでも元の生活を
取り戻そう
それが生き残った者の責任だ〉
皆無言で頷いていた
地球上の核爆弾を集め
極秘裏に米ソ中三国で開発されていた
火星用貨物宇宙船マーズ2に載せ
地球圏に接近中の
オウムアムアⅡへと出発準備が進んでいた
同時に
う
移民輸送船マーズ1と
火星の衛星フォボスとダイモスに着陸し
資源を採取して移民用の宇宙都市を建造する為の
工作機械と工場を兼ねた
マーズ3の準備も進んでいた
同時刻
国際連邦政府はオウムアムアⅡの
軌道変更に失敗した場合に備え
各国首脳を防水設備を備えた
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空中空母の3箇所に分け
非難をする準備を進めていた
一般市民は高度の山脈地帯と
客船などに分けて避難の準備を
進めていたが
船舶の数が足りず
各国の貨物船に積み込むコンテナを
居住スペースに改造し避難民を受け入れた
敗戦国の北中国には
高度の山脈地帯への道さえ
復旧しておらず
改造すべき貨物船もタンカーも無く
大型の軍艦は空母を始め
すべて沈められ
都市部は北京を始め
連合国の侵攻に対する
焦土作戦で
地上はおろか
地下に至るまで
徹底的に破壊され
一般の国民は穴の開いた
テント暮らしで
ポールシフトが起きれば
津浪だけで全滅は確実な状況で
世界中に救援を求めたが
戦争を拡大し世界中に核攻撃した
北中国には援助の手は無く
ただ駐留軍の日本海軍から
以前から新・北中国政府の依頼で
進めている
放射性物質をナノクラスまで小さく粉砕した
土壌を特殊なフィルターに通し
放射性物質を非放射性物質に
変換させる工場として
使う予定の元はタンカーや貨物船の
戦時改造空母12隻を
急遽一般の避難民収容船として
輸送艦4隻に追加して
16隻全てを避難船として改造を始めた
当初計画の輸送艦4隻の改造が完成した
最初は収容所に押し込められると
反対していた避難民も
実際に割り振られた
部屋の大きさは
まるでカプセルホテルの様だが
上下水道・食堂・病院・学校・公園・娯楽施設など
すべてが小さいが
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小さな町で
そこには戦争前の暮らしがあり
多くの者が昔を思い出し涙した
なにより戦時中に育ち
避難生活しか知らない
子供達には明るい照明や
TVなどの映像を見るのも初めてで
こんなに美味しい物はじめてと笑顔で
食堂で冷たいアイスクリームを食べる
様子を見ながら大人達は口々に
『俺達が始めた戦争で
子供達にこんな苦労を掛けてしまった
すまん』
〈こいつらが大人に成るまでには
何としてでも元の生活を
取り戻そう
それが生き残った者の責任だ〉
皆無言で頷いていた
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