第一次世界大戦はウィルスが終わらせた・しかし第三次世界大戦はウィルスを終らせる為に始められた・bai/AI

第三次世界大戦・弐

第三次世界大戦・弐・第52章・友

北中国軍は核ミサイル基地を失った

しかし今だ50パーセントの戦力を温存していた

その戦力を支える軍事工場・

食料生産工場・地下原子力発電所でさえ

石油・鉱山が集中する山岳地帯に頼っていた

北中国軍との戦いを早期に終らす為にも

連合軍は山岳地帯の鉱山を初めとする

資源地帯を制圧する必要が在った

しかし高度の為空気が薄く更に

山岳地帯特有の強風が吹き荒れ

空挺部隊のパラシュートによる降下作戦も

ヘリやオスプレイによる降下作戦も出来ず

既存の兵器では攻略は不可能

爆撃機による地中貫通弾による攻撃にも

厚い岩盤の前に効果が無かった

連合軍は事態打開の為にNASAの問題児と呼ばれる

Drジキルを技術研究所に送った

連合軍総指令官に副官が

[技術研究所のヘンリー指令から

ジェット推進研究所のDrハイドを

送って欲しいと連絡が在りました]

【おいおいあの二人を一緒にするなど

ダイナマイトにマッチだぞ】

[その分より早く完成するとの事です]

【仕方がない許可する】

司令官は心の中で

【やっぱり送るんじゃなかったー

許せヘンリー】

技術研究所のヘンリー指令官は

Drハイドを出迎えるべく

飛行場で待機していたが

一向に到着しない

高々度の上空を空中空母が何か落下させた

女史とお供の兵士3人と

教授それにdrジキルが

そそくさと物陰に入る

えっと呆気に取られる

次の瞬間

逆噴射ロケット全開で

司令官と副官を吹き飛ばし

8本足のカプセルが着

中からDrハイドが現れDrジキルと

硬い握手を交わす

「ジキルこれが火星着陸船マーズ2号か」

『そうよ上下2段式で下部は着陸用ロケット

この8本の足でデコボコの地面でも

水平を保てる上部は居住スペースで

いざと成れば脱出ロケットになる

如何じゃ直ぐ使えるかのハイド？』

「そうじゃのうハイドや上部を

上陸用舟艇の格納庫に改造して

全体を対指向性迷彩を施し

この足をもう少し伸ばして

傾斜のキツイ山脈にも

対応出来る様にしよう」

『それじゃ早速始めるか』

「兵隊さんよ悪いが

着陸船を運んでくれるか？」

Dr達は移動して行く

吹き飛ばされた基地司令官と副官を置いて

（呼ぶんじゃなかったー）

研究は空中空母1機と試作マーズ３基を破壊して

ヘンリー基地司令官は毎日始末書と

各セクションからの苦情と賠償の請求書の

始末に追われた

マーズ2号の改造は順調に進み？

1ヵ月後には前線基地への配備が完了した

作戦開始を明朝に控え

旧北中国軍情報部員が同行する

資源地帯の

司令部に勤務した事があり

山岳地帯の各鉱山に繋がる

連絡通路を知っている為

だが全てを打ち明けている様には

見えなかったが

連合軍の上層部にも末端の将兵にも

重要な情報提供で救われ

絶大な信用を勝ち取っていた

古い友人の為と南中国軍情報部員が保障し

同行が許可された

この作戦には

各国の特殊部隊・空挺部隊・海兵隊が

多数参加していた

日本軍からは第442部隊・機動陸戦隊が参加していた

第442部隊指揮官は

《この作戦が成功すれば戦争は早く終る

上手く行けば年内に終る》

機動陸戦隊指揮官は

〔終ったらどうするんだ？〕

《俺は除隊するつもりだったが

統一朝鮮国から再建された

海兵隊の参謀の話が来ている》

〔受けるのか？〕

《俺一人ならことわるが

生死を共にした部下達の

行く末に関わるからな

断れんよ》

〔もし除隊する方を選んだら

如何していた〕

《ヨットで世界一周だ》

話しは深夜まで尽きなかった

作戦開始二人はそれぞれ別の

空中空母に乗り込む

轟音を上げ飛び立つ