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第三次世界大戦・弐

第三次世界大戦・弐・第4章・若さ故の過ち

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国際宇宙ステーションの

科学者が日本列島の

光輝く夜景を見て

あることに気が付いた

朝鮮半島に異変が起きていた

暗い筈の北朝鮮が

光り輝いていた

隣国の韓国は経済崩壊により

深夜営業の店舗が減り以前より

夜間の電力消費が減り

以前より暗くなった分

北朝鮮の明るさは際立つ

すでに米国情報部は動いていた

当初北朝鮮の資源を輸出して得た

外貨で大量の物資を購入していたと

思われていたが

北朝鮮が購入した物資は

隣接する韓国だけでなく

中国・ロシアから大量に購入

食料・石油だけでなく

一般国民が必要としている

生活物資が都会だけでなく

地方の隅々に

溢れる程流通しているだけでなく

街には乗用車・トラック・ダンプなど

車が溢れかえりまるで東南アジアの

都会を思わせる繁栄振りを見せ

農業は機械化され

工場には最新の

工業機械が立ち並び

軍隊は半世紀の停滞を

一気に飛び越え

最新の戦闘機・戦車・軍艦を

取り揃えさらに続々と増えていた

これらの購入代金は

金額にして数十兆円を越え

とても北朝鮮の資源を

売却しただけでは購入は不可能

さらに購入代金は

『USAドル』『日本円』で

支払われていた

偽造によるニセ札が疑われていたが

本物である事が確認された

一体何処からそれだけの資金を得たのか

海外では高額紙幣を受け取る際

偽札検査機を通すが

最新の機械は

紙幣ナンバーを読み取る

機能が付いている

北朝鮮から流通した

紙幣は複数の国を流通し

イランへと辿り着いた

情報部員の脳裏に思い浮かんだのは

核ミサイル密輸未遂事件

もし核ミサイルの密輸が

秘密裏に成功していたら

話の辻褄が合う

報告を受けた米大統領は

呆れていたあれだけ見事に

我々の眼を欺き

密輸を成功させたのに

こんなに早く尻尾を出すとは

どう思うと聞かれた側近は

『若さ故の過ちでしょう』

と答え大統領は手を叩いて大きく頷いた
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