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最終章
意思
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『おっと…そうはさせないぞ…?』
麒麟は、葵と携に手を伸ばし引っ張ろうとする
『…辞めて…っ!!!』
凛花は思わず叫び、葵と携に向かって手を伸ばす
その時、
バシッと言う音と共に、葵と携を捕まえていた麒麟の手を弾き飛ばす
『くっ…!!?』
いきなり手を弾き飛ばされた挙句に、激痛を伴い、思わず葵と携を捕まえてた手を離してしまう。
『母様ぁ!!!』
麒麟が手を離した隙に、2人は勢いよく走りながら自分達の母を叫ぶ。
『葵、携っ!!』
凛花は、走ってきた2人の名を呼び、強く抱きしめる。
『くそっ…!せっかくの獲物が…。』
もう片手で負傷した手を抑えながら、目線の凛花達を睨み付けている。
凛花達を守るように、2人の見慣れた人物が前に出てくる。
『…朱雀…青龍…!?』
葵と携を抱えながら目線を上にすると、知ってる人物を見つめ言葉にする。
『…探しましたよ、凛花様。
全く、貴女って方は…本当に好奇心旺盛なんですから…。』
朱雀は、目線は凛花には向けず、ため息を着きながらも、前にそびえ立つように喋る
『そうですよ。でも、ご無事でなによりです。』
青龍がいつもの冷静な口調で、凛花に話す。
その後、再び朱雀が話す。
『…あとは、我々が引き受けます。凛花様は、子供を連れて逃げてください。
貴女が亡くなっては、子供も不憫ですからね。』
そう言った後、2人は武器を構え、
麒麟に睨みを利かしている。
『…分かった。ありがとう。』
凛花はそういうと、葵と携を連れて
遠くに逃げていく。
『…ほぅ、君たちが私の相手ですか…。
少しは、楽しませてくれますかね……?』
麒麟は、朱雀と青龍を見るやいなや
不敵な笑みを浮かべ、こちらも武器を構える。
『…麒麟、お前は許されない事をした。その罪……死を持って償え…!!』
朱雀は、麒麟に威嚇しながら言葉を発した。
彼らの周りに、張り詰めた空気が流れ込んでいた。
一方、凛花達はあの場から離れ、洞窟に身を隠していた。
周りは、荒れた空気が流れ込み…木々は荒れ果てていて、あの頃の面影はなくなっていた。
『・・・。』
凛花は、葵と携を抱き寄せ洞窟に身を寄せていた。
すると、洞窟内から聞き慣れた声がした。
振り返ると、そこには…。
『…あら、可愛い子達ですね、凛花様。』
驚かせないように、そっと凛花の横に座り込み微笑みを浮かべる。
凛花『玄武…。』
見慣れた声を聴いて、横を向いたら玄武が居り、驚きつつも優しい声を聴き
涙ぐみながら呼ぶ。
『凛花様、お怪我の処置をしますね。』
玄武がそういうと、凛花の怪我と葵と携の処置を始める。
すると、反対側から優しく頭を撫でられ
振り返ると、またしても見慣れた人物が居た。
『もうー、凛花は泣き虫なんだからぁー。』
そういいながら、無邪気な笑顔を振り撒き、優しく凛花の頭を撫でる。
『白虎……。』
白虎の顔を見るやいなや、またしても
涙ぐんでしまう。
『母様…この人達誰ぇ……?』
葵が凛花の袖を掴みながら、怯えたように玄武と白虎を見つめ、問う。
凛花は、葵と携の頭を優しく撫でながら
『大丈夫…この人達は、【貴女たち】を守ってくれる人だから…。』
と優しく答えた。
外では、凄まじい音が響き渡る。
豊かな自然は一瞬で炎で燃え広がり、火の海と化している。
『はぁ…はぁ……。』
朱雀と青龍は、息を切らしながらも麒麟と闘い続けている。
『…はぁ…お前達は、私には敵わないよ…?』
麒麟は、不敵な笑みを浮かべながら
2人を相手に攻撃を繰り返す。
『そんなのわかっている。だが…。』
朱雀はそう言葉にした後、麒麟に接近し
こう言う。
『凛花様やその子供達を利用し、
自分の利益を得ろうとするやつは嫌いなんだよ……っ!!』
朱雀の言葉と攻撃を受け、麒麟が飛ばされる。
木々が次々と倒れていき、岩にぶつかる。
『…くっ…あはははっ……くだらないなぁ…。』
岩が崩れ落ち、煙がたっていて姿はハッキリしないが、
身体をよろけさせながらも、不敵な笑いを浮かべ、そう言葉にする。
『ぐあっ……!?』
その瞬間、攻撃をした朱雀に鋭い激痛が刺さり
膝から崩れ落ちる。
『朱雀っ!!!』
青龍が崩れ落ちた朱雀の元に駆け寄っていく。
『ぐっ……っあっ…!!』
朱雀の身体の周りには、麒麟に攻撃したはずの攻撃の後がついている。
『だから言ったでしょ…?私には敵わないよって……。』
麒麟は、崩れ落ちた朱雀を見下すように見つめながら言った。
coming soon…
麒麟は、葵と携に手を伸ばし引っ張ろうとする
『…辞めて…っ!!!』
凛花は思わず叫び、葵と携に向かって手を伸ばす
その時、
バシッと言う音と共に、葵と携を捕まえていた麒麟の手を弾き飛ばす
『くっ…!!?』
いきなり手を弾き飛ばされた挙句に、激痛を伴い、思わず葵と携を捕まえてた手を離してしまう。
『母様ぁ!!!』
麒麟が手を離した隙に、2人は勢いよく走りながら自分達の母を叫ぶ。
『葵、携っ!!』
凛花は、走ってきた2人の名を呼び、強く抱きしめる。
『くそっ…!せっかくの獲物が…。』
もう片手で負傷した手を抑えながら、目線の凛花達を睨み付けている。
凛花達を守るように、2人の見慣れた人物が前に出てくる。
『…朱雀…青龍…!?』
葵と携を抱えながら目線を上にすると、知ってる人物を見つめ言葉にする。
『…探しましたよ、凛花様。
全く、貴女って方は…本当に好奇心旺盛なんですから…。』
朱雀は、目線は凛花には向けず、ため息を着きながらも、前にそびえ立つように喋る
『そうですよ。でも、ご無事でなによりです。』
青龍がいつもの冷静な口調で、凛花に話す。
その後、再び朱雀が話す。
『…あとは、我々が引き受けます。凛花様は、子供を連れて逃げてください。
貴女が亡くなっては、子供も不憫ですからね。』
そう言った後、2人は武器を構え、
麒麟に睨みを利かしている。
『…分かった。ありがとう。』
凛花はそういうと、葵と携を連れて
遠くに逃げていく。
『…ほぅ、君たちが私の相手ですか…。
少しは、楽しませてくれますかね……?』
麒麟は、朱雀と青龍を見るやいなや
不敵な笑みを浮かべ、こちらも武器を構える。
『…麒麟、お前は許されない事をした。その罪……死を持って償え…!!』
朱雀は、麒麟に威嚇しながら言葉を発した。
彼らの周りに、張り詰めた空気が流れ込んでいた。
一方、凛花達はあの場から離れ、洞窟に身を隠していた。
周りは、荒れた空気が流れ込み…木々は荒れ果てていて、あの頃の面影はなくなっていた。
『・・・。』
凛花は、葵と携を抱き寄せ洞窟に身を寄せていた。
すると、洞窟内から聞き慣れた声がした。
振り返ると、そこには…。
『…あら、可愛い子達ですね、凛花様。』
驚かせないように、そっと凛花の横に座り込み微笑みを浮かべる。
凛花『玄武…。』
見慣れた声を聴いて、横を向いたら玄武が居り、驚きつつも優しい声を聴き
涙ぐみながら呼ぶ。
『凛花様、お怪我の処置をしますね。』
玄武がそういうと、凛花の怪我と葵と携の処置を始める。
すると、反対側から優しく頭を撫でられ
振り返ると、またしても見慣れた人物が居た。
『もうー、凛花は泣き虫なんだからぁー。』
そういいながら、無邪気な笑顔を振り撒き、優しく凛花の頭を撫でる。
『白虎……。』
白虎の顔を見るやいなや、またしても
涙ぐんでしまう。
『母様…この人達誰ぇ……?』
葵が凛花の袖を掴みながら、怯えたように玄武と白虎を見つめ、問う。
凛花は、葵と携の頭を優しく撫でながら
『大丈夫…この人達は、【貴女たち】を守ってくれる人だから…。』
と優しく答えた。
外では、凄まじい音が響き渡る。
豊かな自然は一瞬で炎で燃え広がり、火の海と化している。
『はぁ…はぁ……。』
朱雀と青龍は、息を切らしながらも麒麟と闘い続けている。
『…はぁ…お前達は、私には敵わないよ…?』
麒麟は、不敵な笑みを浮かべながら
2人を相手に攻撃を繰り返す。
『そんなのわかっている。だが…。』
朱雀はそう言葉にした後、麒麟に接近し
こう言う。
『凛花様やその子供達を利用し、
自分の利益を得ろうとするやつは嫌いなんだよ……っ!!』
朱雀の言葉と攻撃を受け、麒麟が飛ばされる。
木々が次々と倒れていき、岩にぶつかる。
『…くっ…あはははっ……くだらないなぁ…。』
岩が崩れ落ち、煙がたっていて姿はハッキリしないが、
身体をよろけさせながらも、不敵な笑いを浮かべ、そう言葉にする。
『ぐあっ……!?』
その瞬間、攻撃をした朱雀に鋭い激痛が刺さり
膝から崩れ落ちる。
『朱雀っ!!!』
青龍が崩れ落ちた朱雀の元に駆け寄っていく。
『ぐっ……っあっ…!!』
朱雀の身体の周りには、麒麟に攻撃したはずの攻撃の後がついている。
『だから言ったでしょ…?私には敵わないよって……。』
麒麟は、崩れ落ちた朱雀を見下すように見つめながら言った。
coming soon…
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