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恋模様はペンタゴン!

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◇◇◇

寮に行くより特別棟の仮眠室のほうが近いって話になって、俺たちはヤりすぎない程度に戯れながら道を戻る。
部屋につくころにはイイ感じに盛りあがって、俺たちはすぐにおたがいを求めて動きだした。

戯れというには激しすぎるような触れあいをしながらベットに入って、口づけをくり返しながら肌を撫でるようにゆっくりと服を脱がしてく。

「ん、みつクン…は、ぁ…」
「腰、上げてください」

高ぶる身体とは裏腹にゆっくりと脱がされる服に、彼方先輩はもどかし気に身体をくねらせる。
それにあおられるようにすこし乱暴に残りの服を脱がせると、欲に濡れた瞳でねだるように俺を見つめて服を脱がそうとシャツに手をのばしてきた。

「う、ん…みつクン、も…」
「はい」

シャツを脱がそうとする彼方先輩をジャマしないように、俺も残りの服を適当に脱いでく。
シャツはそんなに時間がかかることなく、するりと肌を撫でて身体から落とされた。

すると彼方先輩は倒れこむように俺に抱きつき、さらけ出された身体に指を這わせて熱い吐息を吐いた。

「早く…可愛がってほしい、な?」

その可愛さにぐっとキて、おもわず押したおしそうになるけどなんとか堪える。
だって──

「彼方先輩ってタチじゃないんですか…? 俺、下になりますよ?」

俺のカンが、彼方先輩はタチだっていってんだよね。

前のときは薬のせいで流されるままに突っこんじゃったけど、おたがい楽しむためにもこうゆうのはちゃんとしとかないとね。

そう思って聞いたんだけど、彼方先輩はなぜかジッと俺の顔を見つめてきた。
どうしたんだろうと思って見つめかえしたら、彼方先輩はイタズラっぽく笑って囁いてきた。

「ざんねーん。ボクはネコだよ」

そう言って、にゃー…とネコの鳴きマネをする彼方先輩に胸をときめかせながらも、俺は内心首をかしげる。

あっれー? 
タチだと思ったんだけどなぁ。

俺のカンも鈍ってきたのかな?

「そうなんですか?」
「そうだよ。だ・か・ら…可愛がって?」

甘えるようにすりよられて、欲で潤んだ瞳に見あげられたらたまらない。

ネコだっていうならいいよね。
思うぞんぶん、可愛がらせてもらおっか。

唇を啄みながら、彼方先輩をやさしくベットへ押したおす。
求めるように首にのばされた腕に小さく笑って、その身体を抱きしめて指先でゆるりと撫でおろす。

「ふ、ぁ…」

声をあげて開いた唇を深い口づけでふさぎながらすらりとのびた脚に手を這わせて敏感な部分を刺激する。
そのまま一番敏感な中心に手をのばすと、すこし濡れた感触が。

「濡れてる…」
「ん、だって…気持ちいいんだもん…」

彼方先輩のに指を絡めてすこし嬲っただけで、ソレはすぐ反応して手を動かすたびに卑猥な音を響かせてる。

彼方先輩、敏感なのかな?

「すぐこうなっちゃうの、イヤ?」

そう不安そうに見あげてくる彼方先輩はめちゃくちゃ可愛い。
もうこんなの答えは決まってますよね!

「いえ、大歓迎です」
「じゃあ、もっとして…」
「はい…」

ねだるように腰を押しつけてくる彼方先輩に口づけ、そっと身体をずらした。
身体の線をなぞるように口づけを落としながら小さく震え、そそり立つソレへ唇を近づける。

「ん…っ」

息が触れるからかくすぐったそうに声を漏らした彼方先輩におもわず笑みを浮かべて、俺はソレを口のなかへと招きいれた。

「ぁ、っ…ぁあ…っ!」

奥まで招きいれたソレをゆっくりと引きぬいていき、先端に吸いつき舌先で嬲る。
すると面白いくらい彼方先輩の身体は震え、舌にぬるついた感触が増していった。

コレだけ感じてればもういいかな。

そう思って、前への愛撫をつづけながらそっと後ろへ手を這わせる。
いきなり突っこむなんて無粋なコトはもうしない。

前のときは薬のせいだからね! 
今日はちゃんと大事に抱くよ!

男にしてはすこし柔らかいを双丘を撫で、狭間に指を差しこむと、前から伝いおちたのかソコはヌルつき、ヌチュリと音を立てた。

ソコをマッサージするように撫でこすると、ヒクヒクと震えて徐々に緩んでく。
じゅうぶんに濡れてるし、もういいだろうと踏んで指をなかへと差しこんだ。

「んぁ…っ、ぁ」
「んっ、すご…今、軽くイったでしょ?」

ピュクっと口のなかに吐きだされた粘ついた液体を飲みおろし、からかうように小さく笑う。
そしたら彼方先輩は恥ずかしそうに顔を赤くし、俺の視線から逃げるように腕で顔を覆った。

残念、その顔もっと見てたかったのに。

「なんで顔隠すんですか…見せてくださいよ」
「だって、恥ずかしい…」
「まぁ、いいですよ」

今は、ね。

俺は顔を隠したままの彼方先輩をそのままに、前戯へと集中した。
ヌチュ、グチュと卑猥な音がひびき渡り、それに合わせて彼方先輩のうわずった声が引っきりなしあがる。

「ふ、ぁっ…んぅ…ぁあっ!」
「ふふっ、イイ声…」
「ぅ、ぁ…みつ、くぅん…っ」

そのうち彼方先輩はもどかし気に身体をくねらせ、腰をゆるゆると揺らしはじめた。

「みつ、くん…イキたい、よぉ…っ」
「まだダァメ…もっとドロドロになるまでやめませんよ」
「そん…な、ぁっ!」

彼方先輩は切なそうな声を出して、イヤイヤと首を振る。
それを素知らぬ顔でやりすごし、前から口を離して淡いしげみや内腿に舌を這わせてゆっくりと焦らした。

「い、ぁ…も、と…ボクの、触ってぇ…っ!」

切羽詰まったようにそう乞いながら彼方先輩はソレを俺の口に当たるように腰を揺らした。
焦れて泣きながらされたお願いは下半身に直撃して、ゆるやかだった俺のは存在を主張しはじめる。

とりあえず、1回イかせてあげるか。

そう決めて彼方先輩のソレを口に含み、敏感な部分を重点的に嬲ってく。
そしたら──

「ん、ぁ…イくっ、イっちゃ…んぁぁあっ!」

彼方先輩は甲高い声をあげ、身体をピンっと反らしながら白濁を吐きだした。
ソレを咥えていた口のなかにビュクビュクと勢いよく溢れてく。

「ん…たくさん出ましたね」
「はっ、ぁ…っ…ん」
「今度は、コッチでイきましょうか…」
「ちょっ、まっ…ぁあっ!」

俺は身体をずらし、後ろに舌を這わせながら指で前立腺をグリグリと押したり、内壁を擦ったりと刺激していった。
色々なものが混ざった粘液がヌチュ、グチュと音を立て卑猥な光景をさらにいやらしくして、俺の身体もさらに高ぶっていく。

「ぃ、やぁっ…ま、た…また、イちゃ…っ」

彼方先輩はぐずぐすに溶け、ヒクヒクと小刻みに震えてる。

コレは、今が攻めどきかな。

そう感じた俺は彼方先輩の腰を抱えるように体制を変えて、とろけきった後孔に自身を押しあて突きいれる。
下腹に衝撃を感じて奥まで自身が入ったのがわかった。

その瞬間、なかがきつく締めつけられ、腹に熱い飛沫を感じた。

「ぁぁああっ!」
「またイっちゃいましたね…」

彼方先輩は荒い息を吐き、強すぎる快感に身体を震わせながら余韻に浸ってる。
俺はそんな彼方先輩の顔に汗で張りついた髪を撫ですいたり、顔中にやさしくキスを落としたりした。

「ねぇ、彼方先輩」
「な、に…みつクン…」

彼方先輩は、キスを甘受しながらホッとしたように息をついた。
けど、返された言葉にすぐその顔色は変わる。

「先輩のなか、スゴい気持ちイイ…」
「…っ」

そう言った瞬間、一気に顔が真っ赤に染まった。

「熱くて、ヌルヌルしてて、俺を締めつけてくんの」
「ぁ…っ」

言葉に反応するように甘い声をあげ、堪えるように震える手のひらを握りしめる。

その反応、すごい興奮する…

「ねぇ、わかります? 俺の咥えて、すっごいエロい音してんの…」
「ぃ、やぁ…は、ずかしぃ…よぉ…っ」
「それがイイんじゃないですか」
「え? みつク…っぁああ!」
「今度は隠させたりしませんから」

俺は握りしめられた彼方先輩の手をひとまとめにつかんでシーツに押さえつけ、その顔をジっと見つめながらなかを突きあげた。

彼方先輩は急な刺激にビックリしたのか、顔を上にそらしながら甲高い声をあげた。

俺はその反応に気をよくしてさらに言葉で、身体で攻めたてる。
そのたびに、先輩は恥ずかしそうに顔を背けて抵抗をするけど──

「すごいよ、彼方先輩…繋がってるトコ…っ、白いのが泡立ってる。先輩が出したの、かな…?」
「ひ、ぁっ…いや、ぁ…あっ!」

わざと音が鳴るように、浅めにクプクプと動かしたり。

「あぁ、ごめんね…こんな動きじゃ、っ…物足りないかなっ!」
「んぁあ…っ!」

奥まで突きあげて揺さぶったりしてどんどん先輩を追いつめてくと、先輩は気にする余裕がないのか感じすぎてグズグズになった顔を見せて啼き声をあげてる。

そんな先輩に俺もどんどん高ぶっていって、徐々におわりが近づいてくるのがわかった。

「み、つクン…みつクンっ…ぁあっ!」
「彼方、先輩…っ」

切羽詰まった声で呼ばれその声に答えるように名前を呼ぶと、ギュウっと自身が締めつけられる。
それと同時に、下腹に熱い飛沫を感じて──

「ふぁぁああ…っ!」
「っ、ん…」

俺は締めつけられるままに先輩のなかへ白濁を放った。

「ん、ん…っ…」
「は、っ…ん」

搾りとるようにヒクつくなかへ残滓を吐きだし、荒い息を吐いて震える先輩を抱きしめながら目を閉じて息を整える。
せわしなく鳴る鼓動と、熱くしっとりとした肌が心地いい。

あぁー…
すごい癒されるー…

「ん‥みつクン?」

しばらくそうしてると、彼方先輩が身じろぎをして声をかけてきた。
ちょっと放置しすぎたかな;

「すいません、浸ってました」
「ふふっ、ボクも…今日もすっごく気持ちよかった…」

そう囁く彼方先輩の顔はまだ余韻が抜けきってなくてすごくエロ可愛い。

「俺もイイ思いさせてもらいました」

すっごいイイ具合でした…
これは彼方先輩、相当抱かれ慣れてるな。

やっぱタチに感じたのは、俺のカンが鈍ってたせいみたい。

「コレでよく眠れますよ」

機会があったらまたお願いしよう、なーんて考えながら俺は帰る用意をするために身体を起こそうとしたんだけど、それを彼方先輩にそっと押しとめられた。

「彼方せんぱい?」
「ねぇ、みつくん。今日はこのまま眠っちゃおうよ」
「いや、でも…」
「帰らなきゃいけない事情でもあるの? ボク、ひとりで寝るの寂しいなぁ…」

そう言いながら彼方先輩は俺にすり寄って、寂しそうな顔で見あげてきた。

そ、そんな顔されたら断るコトなんてできるワケないじゃないですか!

「そんなのないです。一緒に寝させてもらいます」
「やったぁ~♪ じゃあさっそく準備しなくちゃ!」

彼方先輩は楽しそうにそう言って、ふたりで寝る準備をしはじめた。
もちろん俺も手伝って、すぐに準備はおわった。

それからいろんなもので汚れた身体もふたりでキレイにして、前と同じようにお姫様抱っこで彼方先輩をベットまで運ぶ。

「運んでくれてありがと。あ、みつクンが寝るのはこっちね~♪」
「はい」

キラキラと輝く笑顔にすこしあった罪悪感も完全敗北して、俺は彼方先輩の言うままにベットへ寝転がる。
最初の予定とは違うけど、そんなのはもうどうでもいい。

小悪魔な先輩がいけないんだ!

うぅ…
小悪魔な彼方先輩は可愛すぎました…

まぁ、明日に影響出なきゃいいんだよ、うん。

「それじゃあ…おやすみなさい、みつクン」
「おやすみなさい、彼方先輩」

彼方先輩をやさしく抱きこんで、そっとまぶたを閉じる。

今日は、イイ夢が見れそうだな~♪




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