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抜き差しならない事情にて!
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◇◇◇
現在、ふたたび副会長にこき使われて精神をすり減らしてってる俺。
もうお昼になりそうだし、そろそろ休憩でも欲しいなぁって思ってたら──
「会長ぉー、オレ一段落ついたから昼行ってくんねー」
「わかった」
「僕も…そろそろ薬の時間なので、先にお昼を頂きます」
「わかりました。…篠井、面倒臭がらずしっかり食えよ」
「はいはーい」
悦と巴先輩は食堂へ。
「ボクたちもぉ」
「休憩するよぉ」
「「あんまり寝れてなくてぇ~」」
「わかりました。しっかり休んできてください」
「「じゃねぇ~」」
双子先輩は仮眠室へ。
「…書、類…‥」
「わかった。犬居もついでに昼飯食ってこい」
「ん…」
わんこくんもお使いがてらお昼ご飯へ。
生徒会室に残ったのは俺と会長と副会長の3人。
この流れなら俺たちもお昼休憩だよね?!
「俺も風紀に書類出してそのまま昼食を取ってくる。お前等もキリのいいところで休憩しろよ?」
「はい、今の仕事がおわったら頂きます」
やったぁーっ!
今の仕事が終わったらお昼休憩だぁ♪
「じゃあ、行ってくる」
「はい」
「行ってらっしゃ~い♪」
部屋から出てく会長を副会長とふたりで見おくる。
扉が閉まったところでルンルン気分で残りの仕事を片づけようとしたんだけど──
「この書類の確認と提出」
「へっ?!」
目の前にドンッと置かれる大量の書類。
「あとここに書いてあるものの発注品をリストアップして、ついでに──「ちょっ、まっ…!」
「まさかできないとか言いませんよね?」
そう高圧的に言いながら笑いかけてくる副会長。
でも、その目は刺すような鋭さデス。
「で、でも、今の仕事が終わったら休憩って…!」
「さっき頼もうとしてた仕事ですから、これも今の仕事に入ってます。もちろんこれが終わったら休憩でもなんでもどうぞ?」
「っ!」
そっ、そんな…ヒドいよ副会長!
いつにも増してヒドいよっ!
「それでは、私は仕事を終えているのでお先に休憩をいただきます」
「はっ?!」
ちょっと待て!
なんだよソレっ!
「…それはないんじゃないですかぁ、副会長?」
さすがの俺でももう我慢の限界デス。
ブチリと切れた勢いのまま、副会長を机へと押したおす。
そのまま上におおい被さって、逃げられないように体重をかけて──
さぁ、仕返しの時間ですよぉ~。
このあいだの借りも含めてたっぷりと返させてもらいましょ~。
「…っ」
「大丈夫、今回は媚薬は使わないであげま──んぅ?!」
マウントも取って余裕綽々だったんだけど…
いきなり副会長に胸倉をつかまれて、噛みつくようなキスをされた。
「ちょ、っ‥ふくかい、ひょ…ぅんっ!」
「ん、ぅ…」
かろうじて体勢を入れかえられるコトは阻止してるけど、このままじゃヤバい!
「…‥ん」
「へ?」
とりあえず噛みつくようなキスに応戦しながらどう反撃しようって頭をフル回転させてると、あっさりと俺の唇が開放された。
おもわずマヌケな声をあげて副会長を見ると…
副会長は唇を濡らす唾液を指で拭って舐め、挑発するように不敵に笑った。
「…ふふっ」
コッチを見る瞳には好戦的な色が見え隠れしてる。
もしかしてノリ気なのかな?
けど今の感じじゃ大人しく抱かれてくれるってワケじゃなさそうだし…
なぁんて考えてたら、頬に手を添えられて副会長が顔をよせてきた。
よし、もう考えるのは止めよう。
ヤられそうになったらヤり返せばいいんだし…
据え膳食わぬは男の恥だ!
いっただっきまぁ~す♪
「んっ…」
「は、ん…」
でも、そう考えたのがバカでした;
唇を重ねて、口づけが深くなったところで喉奥に違和感
マズイと思ったところでもう遅い。
感じた違和感に反射的にソレを飲みこんだ。
ゴクリ、と喉が動く。
それを見た副会長がニィっと黒く笑った。
「副会長、今のって…」
「やられたら倍返し、は基本でしょう?」
「っ!?」
やっぱり媚薬系かーっ!
いつのまに仕込んだんだ、副会長っ!
くっ、こうなったらこのまま副会長を…って。
「へ?」
アレ?
いつのまにか手が縛られてるよ?
「危険なので縛らせていただきました」
「く…っ!」
そう言いながらマウントも取られる。
クッソ!
かんっぺきに油断してたぁっ!
いや、でも手ぇ縛られたくらいじゃ俺を好きになんてできないんだからなっ!
今すぐにでも反撃を──
「非常に残念ですがっ…と」
「ぅ、わっ!」
と思ったけど、腕を引っぱられて廊下に突きだされた。
予想外の展開に反応が遅れてそのまま床へ尻餅をつく。
痛みを覚悟してたんだけどさすが特別棟、痛みはまったくない。
ふわふわの絨毯のおかげだね♪
って、そんなコト考えてる場合じゃない!
このまま閉めだされるワケにはいかないよっ!
でも、そう思っても全部が遅かった。
「──色々タイミングが悪すぎですね。あとはご自分でなんとかしてください」
副会長はそう言いながら清々しいほどの笑顔を浮かべて、生徒会室の扉をパタンと閉めた。
「ちょっ…あーけーろーっ!」
慌てて扉を開けようとするけど、なかで副会長が押さえてるのか全然開かない。
それでもドアノブをガチャガチャしてると、ポケットの中のスマホが震えた。
もぅ、なんだよこんな時にっ。
おもいっきりやさぐれ状態でスマホを見る。
と、ソコには副会長からのメッセージが…
なんだろう?
そう思ってメールを読んだんだけど、その内容にスマホを握る手が震える。
「こんの…腹黒副会長めぇぇええっ!!」
送られてきたメールには『一人では大変でしょうから、犬を何匹か呼んでさしあげますよ』と打ってあった。
この扉の向こうで楽しそうな顔してる副会長が思いうかぶよ…
あーもぅ、イライラする!
『結構です』って即効打って返信したけど、相手は腹黒副会長だ。
断ったからって止めるようなタマじゃない。
「っ‥は、ぁ…」
そんなコト考えてるあいだに薬が効きはじめてきたみたい。
ヤバい、動けなくなる前に移動しなくちゃ。
こんなトコで動けなくなったら腹黒副会長のガチムチな犬たちの餌食になっちゃう!
「は、っ‥仮眠室、は双子先輩がいるか…んっ‥浴室、に…‥っ」
震えてきた足を気合で動かして、同じフロアの浴室に向かう。
あ~、ヤバい、クラクラしてきた…
いったん壁にもたれかかって薬に侵されつつある身体を休ませる。
浴室まではあと数メートル。
それだけ頑張ればあとはどうとでもなる。
「あと‥すこ、し…」
「なんかすごいコトになってるねぇ」
そう気合を入れて残りの数メートルを歩こうとしたところで突然声をかけられた。
聞き覚えのある声にゆっくりと視線を向けると案の定、仮眠室から出てきた双子の片割れ彼方先輩が…
「あー…っ、ちょっと…油断、しちゃいまして…」
結構キてるんだけどなんとか笑って返事をする。
そしたら、彼方先輩は楽しそうに笑って近づいてきた。
「ふぅん…それって媚薬?」
「…っ、ぁ」
彼方先輩はそう言って俺の太ももを指先で撫であげた。
さすがにこんな場所で喘ぎ声出すのはヤバい。
そう思ってとっさに口を塞いだけど、彼方先輩はソレを見て妖しいほほえみを浮かべながら俺に擦りよってきた。
「──ずいぶんと強い媚薬みたいだね」
「ふっ…ぅ‥っ」
「それ、どうするつもりだったの? 仮眠室はボクたちが居たし、浴室でひとり寂しく処理? それとも…もうだれか呼んでる?」
服越しでも、薬で高ぶった身体にはじゅうぶん毒だ。
身体の感触、冷たく感じる体温。
ヤバい…
もぅ、理性飛びそう…
「ダレか呼ぶ、余裕なんて…は、っ‥あり、ませんでし‥た…っ」
「ふぅん…じゃあ、ボクがいただいちゃおうかな♪」
彼方先輩が唇をゆっくり、ペロリと舐めたのが見えた。
背筋にゾクリと震えが走る。
もぅ、どうにでもなれ…
.
現在、ふたたび副会長にこき使われて精神をすり減らしてってる俺。
もうお昼になりそうだし、そろそろ休憩でも欲しいなぁって思ってたら──
「会長ぉー、オレ一段落ついたから昼行ってくんねー」
「わかった」
「僕も…そろそろ薬の時間なので、先にお昼を頂きます」
「わかりました。…篠井、面倒臭がらずしっかり食えよ」
「はいはーい」
悦と巴先輩は食堂へ。
「ボクたちもぉ」
「休憩するよぉ」
「「あんまり寝れてなくてぇ~」」
「わかりました。しっかり休んできてください」
「「じゃねぇ~」」
双子先輩は仮眠室へ。
「…書、類…‥」
「わかった。犬居もついでに昼飯食ってこい」
「ん…」
わんこくんもお使いがてらお昼ご飯へ。
生徒会室に残ったのは俺と会長と副会長の3人。
この流れなら俺たちもお昼休憩だよね?!
「俺も風紀に書類出してそのまま昼食を取ってくる。お前等もキリのいいところで休憩しろよ?」
「はい、今の仕事がおわったら頂きます」
やったぁーっ!
今の仕事が終わったらお昼休憩だぁ♪
「じゃあ、行ってくる」
「はい」
「行ってらっしゃ~い♪」
部屋から出てく会長を副会長とふたりで見おくる。
扉が閉まったところでルンルン気分で残りの仕事を片づけようとしたんだけど──
「この書類の確認と提出」
「へっ?!」
目の前にドンッと置かれる大量の書類。
「あとここに書いてあるものの発注品をリストアップして、ついでに──「ちょっ、まっ…!」
「まさかできないとか言いませんよね?」
そう高圧的に言いながら笑いかけてくる副会長。
でも、その目は刺すような鋭さデス。
「で、でも、今の仕事が終わったら休憩って…!」
「さっき頼もうとしてた仕事ですから、これも今の仕事に入ってます。もちろんこれが終わったら休憩でもなんでもどうぞ?」
「っ!」
そっ、そんな…ヒドいよ副会長!
いつにも増してヒドいよっ!
「それでは、私は仕事を終えているのでお先に休憩をいただきます」
「はっ?!」
ちょっと待て!
なんだよソレっ!
「…それはないんじゃないですかぁ、副会長?」
さすがの俺でももう我慢の限界デス。
ブチリと切れた勢いのまま、副会長を机へと押したおす。
そのまま上におおい被さって、逃げられないように体重をかけて──
さぁ、仕返しの時間ですよぉ~。
このあいだの借りも含めてたっぷりと返させてもらいましょ~。
「…っ」
「大丈夫、今回は媚薬は使わないであげま──んぅ?!」
マウントも取って余裕綽々だったんだけど…
いきなり副会長に胸倉をつかまれて、噛みつくようなキスをされた。
「ちょ、っ‥ふくかい、ひょ…ぅんっ!」
「ん、ぅ…」
かろうじて体勢を入れかえられるコトは阻止してるけど、このままじゃヤバい!
「…‥ん」
「へ?」
とりあえず噛みつくようなキスに応戦しながらどう反撃しようって頭をフル回転させてると、あっさりと俺の唇が開放された。
おもわずマヌケな声をあげて副会長を見ると…
副会長は唇を濡らす唾液を指で拭って舐め、挑発するように不敵に笑った。
「…ふふっ」
コッチを見る瞳には好戦的な色が見え隠れしてる。
もしかしてノリ気なのかな?
けど今の感じじゃ大人しく抱かれてくれるってワケじゃなさそうだし…
なぁんて考えてたら、頬に手を添えられて副会長が顔をよせてきた。
よし、もう考えるのは止めよう。
ヤられそうになったらヤり返せばいいんだし…
据え膳食わぬは男の恥だ!
いっただっきまぁ~す♪
「んっ…」
「は、ん…」
でも、そう考えたのがバカでした;
唇を重ねて、口づけが深くなったところで喉奥に違和感
マズイと思ったところでもう遅い。
感じた違和感に反射的にソレを飲みこんだ。
ゴクリ、と喉が動く。
それを見た副会長がニィっと黒く笑った。
「副会長、今のって…」
「やられたら倍返し、は基本でしょう?」
「っ!?」
やっぱり媚薬系かーっ!
いつのまに仕込んだんだ、副会長っ!
くっ、こうなったらこのまま副会長を…って。
「へ?」
アレ?
いつのまにか手が縛られてるよ?
「危険なので縛らせていただきました」
「く…っ!」
そう言いながらマウントも取られる。
クッソ!
かんっぺきに油断してたぁっ!
いや、でも手ぇ縛られたくらいじゃ俺を好きになんてできないんだからなっ!
今すぐにでも反撃を──
「非常に残念ですがっ…と」
「ぅ、わっ!」
と思ったけど、腕を引っぱられて廊下に突きだされた。
予想外の展開に反応が遅れてそのまま床へ尻餅をつく。
痛みを覚悟してたんだけどさすが特別棟、痛みはまったくない。
ふわふわの絨毯のおかげだね♪
って、そんなコト考えてる場合じゃない!
このまま閉めだされるワケにはいかないよっ!
でも、そう思っても全部が遅かった。
「──色々タイミングが悪すぎですね。あとはご自分でなんとかしてください」
副会長はそう言いながら清々しいほどの笑顔を浮かべて、生徒会室の扉をパタンと閉めた。
「ちょっ…あーけーろーっ!」
慌てて扉を開けようとするけど、なかで副会長が押さえてるのか全然開かない。
それでもドアノブをガチャガチャしてると、ポケットの中のスマホが震えた。
もぅ、なんだよこんな時にっ。
おもいっきりやさぐれ状態でスマホを見る。
と、ソコには副会長からのメッセージが…
なんだろう?
そう思ってメールを読んだんだけど、その内容にスマホを握る手が震える。
「こんの…腹黒副会長めぇぇええっ!!」
送られてきたメールには『一人では大変でしょうから、犬を何匹か呼んでさしあげますよ』と打ってあった。
この扉の向こうで楽しそうな顔してる副会長が思いうかぶよ…
あーもぅ、イライラする!
『結構です』って即効打って返信したけど、相手は腹黒副会長だ。
断ったからって止めるようなタマじゃない。
「っ‥は、ぁ…」
そんなコト考えてるあいだに薬が効きはじめてきたみたい。
ヤバい、動けなくなる前に移動しなくちゃ。
こんなトコで動けなくなったら腹黒副会長のガチムチな犬たちの餌食になっちゃう!
「は、っ‥仮眠室、は双子先輩がいるか…んっ‥浴室、に…‥っ」
震えてきた足を気合で動かして、同じフロアの浴室に向かう。
あ~、ヤバい、クラクラしてきた…
いったん壁にもたれかかって薬に侵されつつある身体を休ませる。
浴室まではあと数メートル。
それだけ頑張ればあとはどうとでもなる。
「あと‥すこ、し…」
「なんかすごいコトになってるねぇ」
そう気合を入れて残りの数メートルを歩こうとしたところで突然声をかけられた。
聞き覚えのある声にゆっくりと視線を向けると案の定、仮眠室から出てきた双子の片割れ彼方先輩が…
「あー…っ、ちょっと…油断、しちゃいまして…」
結構キてるんだけどなんとか笑って返事をする。
そしたら、彼方先輩は楽しそうに笑って近づいてきた。
「ふぅん…それって媚薬?」
「…っ、ぁ」
彼方先輩はそう言って俺の太ももを指先で撫であげた。
さすがにこんな場所で喘ぎ声出すのはヤバい。
そう思ってとっさに口を塞いだけど、彼方先輩はソレを見て妖しいほほえみを浮かべながら俺に擦りよってきた。
「──ずいぶんと強い媚薬みたいだね」
「ふっ…ぅ‥っ」
「それ、どうするつもりだったの? 仮眠室はボクたちが居たし、浴室でひとり寂しく処理? それとも…もうだれか呼んでる?」
服越しでも、薬で高ぶった身体にはじゅうぶん毒だ。
身体の感触、冷たく感じる体温。
ヤバい…
もぅ、理性飛びそう…
「ダレか呼ぶ、余裕なんて…は、っ‥あり、ませんでし‥た…っ」
「ふぅん…じゃあ、ボクがいただいちゃおうかな♪」
彼方先輩が唇をゆっくり、ペロリと舐めたのが見えた。
背筋にゾクリと震えが走る。
もぅ、どうにでもなれ…
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