江路学園へようこそ！

放課後も危険がいっぱい！

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人がいなくなった、夜に近い時間帯の靴箱の前。
まわりの気配に気をつけながら、あいつの靴箱を開いて、いろいろ仕掛けてく。

｢これでよし…｣

仕掛けおわってひと段落。

これであとは帰るだけ。
そう思って踵を返したら──

｢君、今なにをしてたのかな？｣
｢あ、あなたは…！｣

そこには、綺麗な笑顔を浮かべてこっちを見るひとりの人が。

気をつけてたのに見られるなんて…最悪だ！

｢あ、あの──｣
｢言い訳しなくていいよ。あと、風紀にも言わない｣

みっともないけどなんとか誤魔化そうとしたら、それを遮って思ってもないことを言われる。
その言葉に、どういうことだと思っておもわず怪訝な声を出した。

そしたら──

｢そのかわり…｣

さっきまでの綺麗な笑顔が嘘みたいな怪しいほほ笑みを浮かべて、そっと耳元に囁かれた。
それは、まさに悪魔のささやきで…

｢わかり、ました｣
｢じゃあ、よろしくね｣

もう、こうするしかないんだ。





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