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第一章 出逢ってから、奪われるまで
D.E.R─10 『高嶺のルミ子さん』惚れられる
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「お疲れ様でーす♪」
「おーーお疲れルミちゃん。今日もありがとな!」
帰り支度を済ませ元気に挨拶するルミに、光太はニカッと笑って礼を言う。
ルミが光太の元でバイトを始めて早数か月。
仕事にも慣れたのはもちろん、ルミは持ち前の明るさと可愛さですっかり光太の店の看板娘になっていた。
常連客はもちろん、ルミ目当てで店に通う客も多々いる。
ルミがいると、店の雰囲気がパアッと明るくなるのだ。
「ルミちゃ~ん♪またすぐ会いに来るよー」
「はーい♪大場さん、待ってますね」
いつもルミに満面の笑みで挨拶する大場みたいな客もいれば、ルミに会う度にアプローチする男もいる。
「ルミちゃん、今度デートしようよ♪」
「うーん、気が向いたらね」
「えーっ、またそれかよ~~」
テーブルにぐだぁっと残念そうに伏せる男、小林。
いっつもルミをデートに誘ってかわされてばかりだが、最早それが約束と言わんばかりに楽しんでる。
その横からニヤニヤしながら言ってくる、小林の連れの竹内。
「コバ、まーたフラれたな」
「へっ……俺は諦めねー」
「ったく、ムダだってのに。話すだけ、カロリーのムダなんだよ。なっ、光太さん♪」
いきなり話を振られた光太だが、カウンターからやり取りを見ていたので、ニャッとしながらう~んと唸る。
「まーやっぱせめて、セイントにならなきゃ無理だろーなー」
「アハハッ♪そーだね、光太さんっ」
ルミが楽しそうに笑った時、店のドアがガラガラっと開かれた。
ルミはもう帰ろうとしていた直前だったが、自然に挨拶してしまう。
「いらっしゃいませーー♪……って、あっ、大濱さん♪」
彼は、ルミが働くようになってから常連客になった、会社員の大濱という青年だ。
駆け足で来たらしく、ちょっと息が上がっている。
「あっ、ルミちゃん、もう上がっちゃうの?」
大濱はルミが今から帰るのを知って、残念そうに眉をひそめた。
「ゴメンね、大濱さん。今日はもう上がりなの」
「マジか~~~残念だな。今日、残業でちょっと遅くなっちゃったから、仕方ないんだけど。また来週だっけ?ルミちゃんバイト出るの」
「そうだね。今週は今日で終わりかな」
「そっかーーー了解。ごめんねルミちゃん、変な事尋いちゃって。今週もお疲れ様」
大濱はルミがいる時間に間に合わず残念だったが、精一杯ニコッと笑ってルミを労った。
そしてお店のテーブルに腰かけ、光太に注文する。
正直、食欲はあまり沸いていなかったが、来た以上まずは何か頼まなきゃと思ったから。
「光太さん。まずは生一つお願いします」
「オッケー♪大濱さん、生一つね。ありがとうございます!」
光太に生を注文した後、少し寂しそうにメニューを見つめる大濱。
実は今日、会社でちょっと辛い事があったのだ。
発注ミスの責任を、上司からなすりつけられて。
大濱は当初、発注の内容に疑問を持ち上司に確認したが、上司はテキトーに確認して了承した。
ただ大濱は上司が了承した以上それで先方に発注したが、大濱の最初の思惑通りそれは明らかなミスだった。
先方はそれに怒りクレームを入れてきたが、上司は大濱に一任してあるとの一点張りで、全て大濱が後処理をする羽目になったのだ。
だから今日、大濱はルミの笑顔を見て帰りたかったが残業でそれも叶わず、まさに踏んだり蹴ったりの状況。
それでも、大濱はルミに一目会えただけでも良しとして心を保とうとしていたが、やはりどうしても寂しさが体全身からにじみ出てしまっている。
そんな寂しそうな大濱の姿を横目でジッと見たルミは、なんだか、大濱の事がいたたまれなくなってしまった。
「光太さーん」
「ん?どしたルミちゃん」
「喉乾いちゃったから、帰る前にコーラ一杯だけ頂戴♪私のバイト代から引いといていいから」
「えっ?ああ、いいけど」
「ありがと♪光太さん」
ルミはニコッと笑って光太にコーラを貰いに行くと、そのまま大濱への生を手に取った。
「あっ、ルミちゃんそれは……」
「分かってる。大濱さんのでしょ♪一緒に持ってく」
「マジか。ありがとルミちゃん」
ルミはコーラと生を手に持つと、大濱の座るテーブルに行きサッと生ビールを置いた。
「はい、大濱さん。生お待たせ♪」
「えっ、ルミちゃん。今日もう上がりじゃ……?」
思いもよらずルミから生を渡されビックリした大濱は、ハッとしてルミを見上げた。
すると、ルミは立ったままニコッと笑う。
「うん。もう今日は上がりだけど喉乾いちゃったから、大濱さんに乾杯だけしてもらおうと思って♪」
「ルミちゃん……!」
大濱はルミの気持が嬉しくて、まだ一口も飲んでないのに頬を赤らめた。
さっきテーブルでうつむいてフテってた小林はそれを見ると、なんでアイツが!みたいな顔をしてきたが、連れの男の竹内に、まあまあ今日は帰ろうぜとなだめられている。
そして酔っ払いブーたれながらも、竹内に手を引かれてそっと店から出ていった。
ルミは彼らが帰る時、竹内に軽くウィンクしながらゴメンのポーズを取ると、再び大濱の方へクルッと振り返る。
そして、大濱にニコッと笑いかけた。
「大濱さん。私、まだ未成年だからビールで乾杯は出来ないんだけど、コーラで乾杯だけしてもいい?」
「も、もちろんだよ!」
「ありがと♪じゃ、うぃーっ、かんぱーい!」
ルミは音頭を取って大濱と乾杯すると、コーラをキュッと飲み干した。
そして大濱を見ながら、ワザとオジサンっぽく言う。
「いやーーー仕事後の一杯は最高ですねっ♪」
「ハハッ♪ルミちゃん、なんかビール飲んだおっちゃんみたいだよ」
「大濱さん、分かってませんね。私にとっては、これがビールなんですっ♪」
「ハハハッ♪可愛いビールだね」
大濱が楽しそうに笑うとルミは表情を変え、頬杖をついたまま大濱に優しく微笑みを向けた。
「でしょ♪大濱さん、今日も本当にお疲れ様。ギリギリだけど、会えて良かった♪」
その微笑みは、まるで全てを浄化する聖女のようで、大濱のガチガチに固まってた心は一気にほぐれた。
「ルミちゃん……」
「お仕事大変だと思うけど、大濱さんの事応援してるよ♪」
「ありがとう……ルミちゃん」
ほぐれた心と連動して、瞳から涙が溢れそうになった大濱。
今日の辛さが、今この瞬間に全て報われた。
「大濱さん、こちらこそだよ。それにこのお店はね……」
ルミは、初めてこのお店に翔と来た時の事を思い出しながら、大濱に話していく。
「繰り返し、素のまま、たくさん旅をすると、人はクリスタルみたいに輝く。そんな人達の憩いの場所にしたいって想いが込められて、クリスタルって名前なんだよ♪」
ルミは何とか間違えずに言えたーーーと、心でホッと胸を撫でおろした後、座ったまま光太の方へクルッと顔を振り返らす。
「そーだよね♪光太さん」
「お、おお、そーだよ」
光太が少し驚きながらも答えると、ルミは再び大濱の方を向いてニコッと笑みを浮かべる。
「ねっ♪だから、またいつでも来てね♪大濱さん、今日は乾杯してくれてありがとう♪」
「こ、こちらこそ……ありがとうルミちゃん」
「うん♪じゃーまたね!」
ルミは席を立ち元気に挨拶すると、ガラガラっと店の扉を開けて帰って行った。
大濱はその姿を見送った後、ルミが運んできてくれたビールを片手に持ちジッと見ながらさっきの言葉を思い出す。
そして静かに口ずさんでいた。
「繰り返し、素のまま、たくさん旅をすると、人はクリスタルみたいに輝く。か……」
大濱は静かに笑みを浮かべると、残りをグッと飲み干した。
来てから少し時間が経ってるにも関わらず、そのビールは本当に心に沁みて美味く感じた。
すると、同時に食欲も沸いてきた。
来た時は全然食欲が無かったのに、今は腹が減って仕方がない。
「光太さーん!生おかわり!それと、エビフライ定食下さい。大盛で」
「りょーかい♪生とエビフライ定食大盛、ありがとうございます!」
「あっ、それと……さっきのコーラも自分のにつけといて下さい」
「……りょーかい♪」
光太は元気になった大濱を見て嬉しかった。
また何より、大濱の事を元気にさせてくれたルミに本当に感謝した。
───ルミちゃん、本当にありがとうな。
またそれと同時に、エビフライを作りながら心の中で翔に強く言う。
───翔、マジでルミちゃんの事手放すんじゃねーぞ。こんないい子……滅多にいねぇんだからよ。もしルミちゃんの事を手放したら、本当の大バカ野郎だからな。
定食屋クリスタルは、今日もキラキラと輝いていた。
「おーーお疲れルミちゃん。今日もありがとな!」
帰り支度を済ませ元気に挨拶するルミに、光太はニカッと笑って礼を言う。
ルミが光太の元でバイトを始めて早数か月。
仕事にも慣れたのはもちろん、ルミは持ち前の明るさと可愛さですっかり光太の店の看板娘になっていた。
常連客はもちろん、ルミ目当てで店に通う客も多々いる。
ルミがいると、店の雰囲気がパアッと明るくなるのだ。
「ルミちゃ~ん♪またすぐ会いに来るよー」
「はーい♪大場さん、待ってますね」
いつもルミに満面の笑みで挨拶する大場みたいな客もいれば、ルミに会う度にアプローチする男もいる。
「ルミちゃん、今度デートしようよ♪」
「うーん、気が向いたらね」
「えーっ、またそれかよ~~」
テーブルにぐだぁっと残念そうに伏せる男、小林。
いっつもルミをデートに誘ってかわされてばかりだが、最早それが約束と言わんばかりに楽しんでる。
その横からニヤニヤしながら言ってくる、小林の連れの竹内。
「コバ、まーたフラれたな」
「へっ……俺は諦めねー」
「ったく、ムダだってのに。話すだけ、カロリーのムダなんだよ。なっ、光太さん♪」
いきなり話を振られた光太だが、カウンターからやり取りを見ていたので、ニャッとしながらう~んと唸る。
「まーやっぱせめて、セイントにならなきゃ無理だろーなー」
「アハハッ♪そーだね、光太さんっ」
ルミが楽しそうに笑った時、店のドアがガラガラっと開かれた。
ルミはもう帰ろうとしていた直前だったが、自然に挨拶してしまう。
「いらっしゃいませーー♪……って、あっ、大濱さん♪」
彼は、ルミが働くようになってから常連客になった、会社員の大濱という青年だ。
駆け足で来たらしく、ちょっと息が上がっている。
「あっ、ルミちゃん、もう上がっちゃうの?」
大濱はルミが今から帰るのを知って、残念そうに眉をひそめた。
「ゴメンね、大濱さん。今日はもう上がりなの」
「マジか~~~残念だな。今日、残業でちょっと遅くなっちゃったから、仕方ないんだけど。また来週だっけ?ルミちゃんバイト出るの」
「そうだね。今週は今日で終わりかな」
「そっかーーー了解。ごめんねルミちゃん、変な事尋いちゃって。今週もお疲れ様」
大濱はルミがいる時間に間に合わず残念だったが、精一杯ニコッと笑ってルミを労った。
そしてお店のテーブルに腰かけ、光太に注文する。
正直、食欲はあまり沸いていなかったが、来た以上まずは何か頼まなきゃと思ったから。
「光太さん。まずは生一つお願いします」
「オッケー♪大濱さん、生一つね。ありがとうございます!」
光太に生を注文した後、少し寂しそうにメニューを見つめる大濱。
実は今日、会社でちょっと辛い事があったのだ。
発注ミスの責任を、上司からなすりつけられて。
大濱は当初、発注の内容に疑問を持ち上司に確認したが、上司はテキトーに確認して了承した。
ただ大濱は上司が了承した以上それで先方に発注したが、大濱の最初の思惑通りそれは明らかなミスだった。
先方はそれに怒りクレームを入れてきたが、上司は大濱に一任してあるとの一点張りで、全て大濱が後処理をする羽目になったのだ。
だから今日、大濱はルミの笑顔を見て帰りたかったが残業でそれも叶わず、まさに踏んだり蹴ったりの状況。
それでも、大濱はルミに一目会えただけでも良しとして心を保とうとしていたが、やはりどうしても寂しさが体全身からにじみ出てしまっている。
そんな寂しそうな大濱の姿を横目でジッと見たルミは、なんだか、大濱の事がいたたまれなくなってしまった。
「光太さーん」
「ん?どしたルミちゃん」
「喉乾いちゃったから、帰る前にコーラ一杯だけ頂戴♪私のバイト代から引いといていいから」
「えっ?ああ、いいけど」
「ありがと♪光太さん」
ルミはニコッと笑って光太にコーラを貰いに行くと、そのまま大濱への生を手に取った。
「あっ、ルミちゃんそれは……」
「分かってる。大濱さんのでしょ♪一緒に持ってく」
「マジか。ありがとルミちゃん」
ルミはコーラと生を手に持つと、大濱の座るテーブルに行きサッと生ビールを置いた。
「はい、大濱さん。生お待たせ♪」
「えっ、ルミちゃん。今日もう上がりじゃ……?」
思いもよらずルミから生を渡されビックリした大濱は、ハッとしてルミを見上げた。
すると、ルミは立ったままニコッと笑う。
「うん。もう今日は上がりだけど喉乾いちゃったから、大濱さんに乾杯だけしてもらおうと思って♪」
「ルミちゃん……!」
大濱はルミの気持が嬉しくて、まだ一口も飲んでないのに頬を赤らめた。
さっきテーブルでうつむいてフテってた小林はそれを見ると、なんでアイツが!みたいな顔をしてきたが、連れの男の竹内に、まあまあ今日は帰ろうぜとなだめられている。
そして酔っ払いブーたれながらも、竹内に手を引かれてそっと店から出ていった。
ルミは彼らが帰る時、竹内に軽くウィンクしながらゴメンのポーズを取ると、再び大濱の方へクルッと振り返る。
そして、大濱にニコッと笑いかけた。
「大濱さん。私、まだ未成年だからビールで乾杯は出来ないんだけど、コーラで乾杯だけしてもいい?」
「も、もちろんだよ!」
「ありがと♪じゃ、うぃーっ、かんぱーい!」
ルミは音頭を取って大濱と乾杯すると、コーラをキュッと飲み干した。
そして大濱を見ながら、ワザとオジサンっぽく言う。
「いやーーー仕事後の一杯は最高ですねっ♪」
「ハハッ♪ルミちゃん、なんかビール飲んだおっちゃんみたいだよ」
「大濱さん、分かってませんね。私にとっては、これがビールなんですっ♪」
「ハハハッ♪可愛いビールだね」
大濱が楽しそうに笑うとルミは表情を変え、頬杖をついたまま大濱に優しく微笑みを向けた。
「でしょ♪大濱さん、今日も本当にお疲れ様。ギリギリだけど、会えて良かった♪」
その微笑みは、まるで全てを浄化する聖女のようで、大濱のガチガチに固まってた心は一気にほぐれた。
「ルミちゃん……」
「お仕事大変だと思うけど、大濱さんの事応援してるよ♪」
「ありがとう……ルミちゃん」
ほぐれた心と連動して、瞳から涙が溢れそうになった大濱。
今日の辛さが、今この瞬間に全て報われた。
「大濱さん、こちらこそだよ。それにこのお店はね……」
ルミは、初めてこのお店に翔と来た時の事を思い出しながら、大濱に話していく。
「繰り返し、素のまま、たくさん旅をすると、人はクリスタルみたいに輝く。そんな人達の憩いの場所にしたいって想いが込められて、クリスタルって名前なんだよ♪」
ルミは何とか間違えずに言えたーーーと、心でホッと胸を撫でおろした後、座ったまま光太の方へクルッと顔を振り返らす。
「そーだよね♪光太さん」
「お、おお、そーだよ」
光太が少し驚きながらも答えると、ルミは再び大濱の方を向いてニコッと笑みを浮かべる。
「ねっ♪だから、またいつでも来てね♪大濱さん、今日は乾杯してくれてありがとう♪」
「こ、こちらこそ……ありがとうルミちゃん」
「うん♪じゃーまたね!」
ルミは席を立ち元気に挨拶すると、ガラガラっと店の扉を開けて帰って行った。
大濱はその姿を見送った後、ルミが運んできてくれたビールを片手に持ちジッと見ながらさっきの言葉を思い出す。
そして静かに口ずさんでいた。
「繰り返し、素のまま、たくさん旅をすると、人はクリスタルみたいに輝く。か……」
大濱は静かに笑みを浮かべると、残りをグッと飲み干した。
来てから少し時間が経ってるにも関わらず、そのビールは本当に心に沁みて美味く感じた。
すると、同時に食欲も沸いてきた。
来た時は全然食欲が無かったのに、今は腹が減って仕方がない。
「光太さーん!生おかわり!それと、エビフライ定食下さい。大盛で」
「りょーかい♪生とエビフライ定食大盛、ありがとうございます!」
「あっ、それと……さっきのコーラも自分のにつけといて下さい」
「……りょーかい♪」
光太は元気になった大濱を見て嬉しかった。
また何より、大濱の事を元気にさせてくれたルミに本当に感謝した。
───ルミちゃん、本当にありがとうな。
またそれと同時に、エビフライを作りながら心の中で翔に強く言う。
───翔、マジでルミちゃんの事手放すんじゃねーぞ。こんないい子……滅多にいねぇんだからよ。もしルミちゃんの事を手放したら、本当の大バカ野郎だからな。
定食屋クリスタルは、今日もキラキラと輝いていた。
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