5 / 35
第一章 出逢ってから、奪われるまで
D.E.R─4 榊光太『居酒屋クリスタルです!』
しおりを挟む
「ルミ、着いたよ。ここだ」
「わあ♪ここがプレミアムキラキラ?」
「YES!」
なにがYESだと思うかもしれないが、思いっきり元気に肯定した翔。
ルミは目の前の定食屋の店の看板をホーっと見上げながら、ゆっくりと店名を読んでいく。
「ん?定食屋……繰素多流?翔、これなんて読むの?」
「定食屋クリスタルだ」
「クリスタル?えっ、なにそれ、おもしろーい♪」
変わった店名に無邪気にはしゃぐルミを、翔は優しく流し目で見つめた。
ルミは一つ一つの反応が素直で可愛い。
「繰り返し、素のまま、たくさん旅をすると、人はクリスタルみたいに輝く。そんな人達の憩いの場所にしたいって想いを込めて、この名前になったんだよ」
翔はそこまでルミに言うと同時に、店の扉を勢いよくガラッと開けた。
翔には分かっていたからだ。
扉の向うでこっそりこっちを見ながら、この話を立ち聞きしているヤツがいる事を。
そして翔の狙い通り、その男は急に開かれた扉にバランスを崩して、思いっきりよろけた。
「わったったっ……!」
翔はよろけた男を見下ろしたまま、ニカッと笑った。
「だよな、こーた♪」
翔がニヤニヤした顔を向けてる男の名は『榊 光太』
この定食屋クリスタルの店主で、翔の数少ない昔からの親友だ。
「光太~~そんな入口で盗み見しなくても、今入っから」
「おっ、俺は別に、盗み見なんてしてないし」
動揺しながらうそぶく光太に、翔はハァッとため息を溢した。
光太が覗いていた理由に、大体の察しがついていたからだ。
「ったく。どーせ、常連の誰かが見つけて、光太に変な事を言ってきたんだろ?」
「チッ、別にそんなんどーでもいいだろ。それよりもよ……」
光太はそうぼやくと、翔の隣でキョトンとしてるルミの事をチラッと見た。
「てか、翔。このメッチャ可愛い子誰だ?……まさかお前の新しい彼女か?」
「彼女?バカ言え。そんな事あるわけ……」
翔がそこまで言った時、ルミはニコニコしながら片手をサッと上げた。
「はーい♪そうでーーーす♪」
「ルミ!おまっ、何を言ってる?!」
慌てる翔の横で、ルミはワザと照れた表情を浮かべて可愛くモジモジしながら翔を見上げた。
「えー?だって翔、私の側であんな大っきな声聞かせたくせに、私、翔の彼女じゃないの……?」
瞳までウルウルとさせるルミに、翔はたじたじだ。
───ちょっと待てってルミ。その言い方はズリーだろ。しかもその目、可愛すぎだし。
心の中で文句を言う翔だが、それより遥かにショックを受けていたのは光太の方だ。
ルミの今の言い方とお目々ウルウルは、確実にやった系の発言に聞こえたから。
なので光太は、翔をうらめしそうにジトっと見つめた。
「翔……テメェ、羨ましいぞコノヤロー」
「いや、ちげーっての!確かに、側で大きな声を聞かせたのは合ってるっちゃ合ってるけど、そーゆーのじゃないんだよ」
「ケッ、なんだそりゃ。そーゆーのじゃなきゃ、一体何なんだよ。相変わらず、下手くそな言い訳しやがって……」
「いや光太、言い訳じゃなくてだな……」
翔はそこまで言って言葉に詰まった。
説明しようとしたが、出会い方からして変わってるから、信じてもらうどころか説明するのも大変なのだ。
言葉に詰まっている翔を光太は目を細めてしばらくジーッと見ると、翔にサッと踵を返してそのまま吐き捨てる。
「まあいいわ。そん代わり、今日のお前の飯代はいつもの倍額払ってもらうからな」
「おい光太!親友なのにそりゃねーだろーー」
金がねーのに倍額とかマジで勘弁してくれという顔をして、翔は光太の背中に訴えた。
さっきのは光太の誤解だが、状況は当たってるっちゃ当たってるだけに何とももどかしい状況だ。
───言葉と嘘泣きのマジックだわ、こんなん。
ハァッ……とした顔で天井を見上げて、心でボヤいた翔。
けれどルミは、隣で顔をニコニコさせて楽しそうに笑ってる。
それを見た光太は軽く目を伏せてハァッっとため息をつくと、翔へ顔を振り向かせてニカッと笑った。
「ったく、冗談に決まってんだろ翔。早く入れよ」
「マジか。よかったーーんじゃ、お邪魔するわ」
倍額じゃなくなった事にホッとした翔は、お店に入った。
まあ、倍額じゃなくても金欠な事はカラッと忘れたままなのだが。
◇◇◇
「はい、エビフライ定食二つお待たせっ♪」
光太の元気な声と一緒に、翔とルミの前にエビフライ定食が置かれた。
ルミが、せっかくだから一緒にエビフライ定食にしようと言ってきたので、翔も同じ物にしたのだ。
「わぁっ♪おいしそう!」
はしゃぐルミを前に、翔は光太をジトっと見た。
同じメニューを頼んだハズなのに、明らかに自分のエビフライ定食には異変が起きていたからだ。
「光太、ちょっといいか」
「なに?」
「いや、なにじゃねぇって。なんで俺の方は、甘エビ一匹しかねーんだよ!これじゃ、甘エビ定食だろ。てか、甘エビ一匹で定食もなにもあるか!これじゃただの飯だ飯。イッツ、ホワイトライス、オンリー」
文句を言ってくる翔の事を、光太はニヤニヤしながら見つめた。
想定内だと顔に書いてある。
「いや何、あまーい翔クンには、そっちのエビの方がお似合いかと思ってさ」
「なーにが甘いだ。この状況がしょっぱいよ。光太!俺にも、甘くないエビを、サクサクの衣に包んで持って来い」
翔は甘エビを断固拒否した。
すると、向かいに座っているルミは楽しそうに笑いながら、エビフライを箸でつまんで翔に渡す。
「アハハッ♪可愛そうな翔クン♪私のエビフライ、一匹あげるよ♪」
「いいよルミ。そんなんいらねぇ、食べろ食べろ」
その光景を見た光太は、軽く悔しそうに唇をとがらせた。
───ちぇっ、逆効果か。甘エビ一匹ムダにしたわ。すまん、甘エビ。
光太は心でぶつくさ言いながら、同時にルミは本当にいい子だと感心した。
だから、本当は嬉しかった。
親友の翔にいい子が出来たから。
けれど光太はそんな気持ちは尾首にも出さず、かったるそうに吐き捨てる。
「へいへい、分かったよ翔。今持ってくから」
「当たり前だ光太。ったく、こんなギャグかまさずに、最初からそーすりゃいいんだよ」
「うっせ。んな事出来っかよ」
わざとフテってみせた後、調理に取りかかろうとする光太。
すると、翔から呼ばれる。
「後さ、こーたー」
「んだよ?」
光太がメンドクサそうに顔を振り返らすと、翔は甘エビを箸でちょんとつまんで光太を見ている。
「この甘エビは、一応貰っとくからな。慰謝料として」
「ケッ、好きにしやがれ♪」
光太はプイッと顔を戻すと、何が慰謝料だと吹き出しそうになりながら調理を始めた。
とはいっても、元々翔用に作ってた分をサッと整えただけだが。
そして数分後に、翔の飯はめでたくエビフライ定食になった。
「ほいよ。甘エビドロボーさん」
仕方ねーなという光太の声と一緒に、翔の目の前に真のエビフライ定食がタンッと置かれた。
「おおっ!会いたかったぜ、エビちゃーん♪」
「よかったね翔♪美味しそー」
「じゃー」
「いただきまーす♪」
翔とルミは声を揃えてそう言うと、エビフライを口に運んだ。
その瞬間、ルミは満面の笑みを浮かべた。
「おっいしーーーーー♪こんなの初めて!」
「だろ?光太はふざけた事するけど、料理はマジで上手いんだよ。まあスターではないけど」
その話にピクッと反応した光太。
「あっ?スターがなんだって?」
「なんでもねぇって。こっちの話だ」
翔がそう答えると、光太は濡れた手をタオルで拭いてカウンター越しにルミに声をかけた。
「えっと……ルミちゃんだっけ?さっき、翔がそう言ってた気がしたけど」
「はい。朝比奈 瑠美っていいます♪ルミって呼んで下さい。ちなみに、光太さんですよね?」
「そうそう。光に太いて書いて光太だよ」
すると、横から翔がサラッと嫌みを言ってくる。
「チゲーだろ。さっきみてーに、やる事も太てーんだよ。こういう太い事をやると書いて、こうただ」
「チッ、やっぱ翔。オメーには、細っそいエビにしてやりゃよかったぜ」
「断固拒否する」
翔がモグモグしながら甘エビを拒否ると、ルミが嬉しそうに光太に言ってくる。
「光太さん、このエビフライ定食、本当に美味しいです!」
光太は嬉しくてニカッと笑みを返した。
翔がやさぐれた態度な分、光太はルミの笑顔がよりピュアに感じたのだ。
「そいつはよかった♪俺もルミちゃんみたいな可愛い子に、美味しいって食べて貰えて嬉しいよ。まあ、翔には、甘エビにしときたかったけど」
「アハハッ♪」
「おま、光太。次はマジでゆるさんからな」
「さーどうしよっかなー」
翔にそう言いながら、ルミの事をチラッと見つめた光太。
翔と楽しく美味しそうにエビフライを食べてる姿を見てると、ふと思った。
「翔。ルミちゃんってさ、ちょっと見た目似てるよな」
「えっ?」
「わあ♪ここがプレミアムキラキラ?」
「YES!」
なにがYESだと思うかもしれないが、思いっきり元気に肯定した翔。
ルミは目の前の定食屋の店の看板をホーっと見上げながら、ゆっくりと店名を読んでいく。
「ん?定食屋……繰素多流?翔、これなんて読むの?」
「定食屋クリスタルだ」
「クリスタル?えっ、なにそれ、おもしろーい♪」
変わった店名に無邪気にはしゃぐルミを、翔は優しく流し目で見つめた。
ルミは一つ一つの反応が素直で可愛い。
「繰り返し、素のまま、たくさん旅をすると、人はクリスタルみたいに輝く。そんな人達の憩いの場所にしたいって想いを込めて、この名前になったんだよ」
翔はそこまでルミに言うと同時に、店の扉を勢いよくガラッと開けた。
翔には分かっていたからだ。
扉の向うでこっそりこっちを見ながら、この話を立ち聞きしているヤツがいる事を。
そして翔の狙い通り、その男は急に開かれた扉にバランスを崩して、思いっきりよろけた。
「わったったっ……!」
翔はよろけた男を見下ろしたまま、ニカッと笑った。
「だよな、こーた♪」
翔がニヤニヤした顔を向けてる男の名は『榊 光太』
この定食屋クリスタルの店主で、翔の数少ない昔からの親友だ。
「光太~~そんな入口で盗み見しなくても、今入っから」
「おっ、俺は別に、盗み見なんてしてないし」
動揺しながらうそぶく光太に、翔はハァッとため息を溢した。
光太が覗いていた理由に、大体の察しがついていたからだ。
「ったく。どーせ、常連の誰かが見つけて、光太に変な事を言ってきたんだろ?」
「チッ、別にそんなんどーでもいいだろ。それよりもよ……」
光太はそうぼやくと、翔の隣でキョトンとしてるルミの事をチラッと見た。
「てか、翔。このメッチャ可愛い子誰だ?……まさかお前の新しい彼女か?」
「彼女?バカ言え。そんな事あるわけ……」
翔がそこまで言った時、ルミはニコニコしながら片手をサッと上げた。
「はーい♪そうでーーーす♪」
「ルミ!おまっ、何を言ってる?!」
慌てる翔の横で、ルミはワザと照れた表情を浮かべて可愛くモジモジしながら翔を見上げた。
「えー?だって翔、私の側であんな大っきな声聞かせたくせに、私、翔の彼女じゃないの……?」
瞳までウルウルとさせるルミに、翔はたじたじだ。
───ちょっと待てってルミ。その言い方はズリーだろ。しかもその目、可愛すぎだし。
心の中で文句を言う翔だが、それより遥かにショックを受けていたのは光太の方だ。
ルミの今の言い方とお目々ウルウルは、確実にやった系の発言に聞こえたから。
なので光太は、翔をうらめしそうにジトっと見つめた。
「翔……テメェ、羨ましいぞコノヤロー」
「いや、ちげーっての!確かに、側で大きな声を聞かせたのは合ってるっちゃ合ってるけど、そーゆーのじゃないんだよ」
「ケッ、なんだそりゃ。そーゆーのじゃなきゃ、一体何なんだよ。相変わらず、下手くそな言い訳しやがって……」
「いや光太、言い訳じゃなくてだな……」
翔はそこまで言って言葉に詰まった。
説明しようとしたが、出会い方からして変わってるから、信じてもらうどころか説明するのも大変なのだ。
言葉に詰まっている翔を光太は目を細めてしばらくジーッと見ると、翔にサッと踵を返してそのまま吐き捨てる。
「まあいいわ。そん代わり、今日のお前の飯代はいつもの倍額払ってもらうからな」
「おい光太!親友なのにそりゃねーだろーー」
金がねーのに倍額とかマジで勘弁してくれという顔をして、翔は光太の背中に訴えた。
さっきのは光太の誤解だが、状況は当たってるっちゃ当たってるだけに何とももどかしい状況だ。
───言葉と嘘泣きのマジックだわ、こんなん。
ハァッ……とした顔で天井を見上げて、心でボヤいた翔。
けれどルミは、隣で顔をニコニコさせて楽しそうに笑ってる。
それを見た光太は軽く目を伏せてハァッっとため息をつくと、翔へ顔を振り向かせてニカッと笑った。
「ったく、冗談に決まってんだろ翔。早く入れよ」
「マジか。よかったーーんじゃ、お邪魔するわ」
倍額じゃなくなった事にホッとした翔は、お店に入った。
まあ、倍額じゃなくても金欠な事はカラッと忘れたままなのだが。
◇◇◇
「はい、エビフライ定食二つお待たせっ♪」
光太の元気な声と一緒に、翔とルミの前にエビフライ定食が置かれた。
ルミが、せっかくだから一緒にエビフライ定食にしようと言ってきたので、翔も同じ物にしたのだ。
「わぁっ♪おいしそう!」
はしゃぐルミを前に、翔は光太をジトっと見た。
同じメニューを頼んだハズなのに、明らかに自分のエビフライ定食には異変が起きていたからだ。
「光太、ちょっといいか」
「なに?」
「いや、なにじゃねぇって。なんで俺の方は、甘エビ一匹しかねーんだよ!これじゃ、甘エビ定食だろ。てか、甘エビ一匹で定食もなにもあるか!これじゃただの飯だ飯。イッツ、ホワイトライス、オンリー」
文句を言ってくる翔の事を、光太はニヤニヤしながら見つめた。
想定内だと顔に書いてある。
「いや何、あまーい翔クンには、そっちのエビの方がお似合いかと思ってさ」
「なーにが甘いだ。この状況がしょっぱいよ。光太!俺にも、甘くないエビを、サクサクの衣に包んで持って来い」
翔は甘エビを断固拒否した。
すると、向かいに座っているルミは楽しそうに笑いながら、エビフライを箸でつまんで翔に渡す。
「アハハッ♪可愛そうな翔クン♪私のエビフライ、一匹あげるよ♪」
「いいよルミ。そんなんいらねぇ、食べろ食べろ」
その光景を見た光太は、軽く悔しそうに唇をとがらせた。
───ちぇっ、逆効果か。甘エビ一匹ムダにしたわ。すまん、甘エビ。
光太は心でぶつくさ言いながら、同時にルミは本当にいい子だと感心した。
だから、本当は嬉しかった。
親友の翔にいい子が出来たから。
けれど光太はそんな気持ちは尾首にも出さず、かったるそうに吐き捨てる。
「へいへい、分かったよ翔。今持ってくから」
「当たり前だ光太。ったく、こんなギャグかまさずに、最初からそーすりゃいいんだよ」
「うっせ。んな事出来っかよ」
わざとフテってみせた後、調理に取りかかろうとする光太。
すると、翔から呼ばれる。
「後さ、こーたー」
「んだよ?」
光太がメンドクサそうに顔を振り返らすと、翔は甘エビを箸でちょんとつまんで光太を見ている。
「この甘エビは、一応貰っとくからな。慰謝料として」
「ケッ、好きにしやがれ♪」
光太はプイッと顔を戻すと、何が慰謝料だと吹き出しそうになりながら調理を始めた。
とはいっても、元々翔用に作ってた分をサッと整えただけだが。
そして数分後に、翔の飯はめでたくエビフライ定食になった。
「ほいよ。甘エビドロボーさん」
仕方ねーなという光太の声と一緒に、翔の目の前に真のエビフライ定食がタンッと置かれた。
「おおっ!会いたかったぜ、エビちゃーん♪」
「よかったね翔♪美味しそー」
「じゃー」
「いただきまーす♪」
翔とルミは声を揃えてそう言うと、エビフライを口に運んだ。
その瞬間、ルミは満面の笑みを浮かべた。
「おっいしーーーーー♪こんなの初めて!」
「だろ?光太はふざけた事するけど、料理はマジで上手いんだよ。まあスターではないけど」
その話にピクッと反応した光太。
「あっ?スターがなんだって?」
「なんでもねぇって。こっちの話だ」
翔がそう答えると、光太は濡れた手をタオルで拭いてカウンター越しにルミに声をかけた。
「えっと……ルミちゃんだっけ?さっき、翔がそう言ってた気がしたけど」
「はい。朝比奈 瑠美っていいます♪ルミって呼んで下さい。ちなみに、光太さんですよね?」
「そうそう。光に太いて書いて光太だよ」
すると、横から翔がサラッと嫌みを言ってくる。
「チゲーだろ。さっきみてーに、やる事も太てーんだよ。こういう太い事をやると書いて、こうただ」
「チッ、やっぱ翔。オメーには、細っそいエビにしてやりゃよかったぜ」
「断固拒否する」
翔がモグモグしながら甘エビを拒否ると、ルミが嬉しそうに光太に言ってくる。
「光太さん、このエビフライ定食、本当に美味しいです!」
光太は嬉しくてニカッと笑みを返した。
翔がやさぐれた態度な分、光太はルミの笑顔がよりピュアに感じたのだ。
「そいつはよかった♪俺もルミちゃんみたいな可愛い子に、美味しいって食べて貰えて嬉しいよ。まあ、翔には、甘エビにしときたかったけど」
「アハハッ♪」
「おま、光太。次はマジでゆるさんからな」
「さーどうしよっかなー」
翔にそう言いながら、ルミの事をチラッと見つめた光太。
翔と楽しく美味しそうにエビフライを食べてる姿を見てると、ふと思った。
「翔。ルミちゃんってさ、ちょっと見た目似てるよな」
「えっ?」
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
「学校でトイレは1日2回まで」という校則がある女子校の話
赤髪命
大衆娯楽
とある地方の私立女子校、御清水学園には、ある変わった校則があった。
「校内のトイレを使うには、毎朝各個人に2枚ずつ配られるコインを使用しなければならない」
そんな校則の中で生活する少女たちの、おしがまと助け合いの物語
男子中学生から女子校生になった僕
葵
大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。
普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。
強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!
妻がエロくて死にそうです
菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。
美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。
こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。
それは……
限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常
連れ子が中学生に成長して胸が膨らむ・・・1人での快感にも目覚て恥ずかしそうにベッドの上で寝る
マッキーの世界
大衆娯楽
連れ子が成長し、中学生になった。
思春期ということもあり、反抗的な態度をとられる。
だが、そんな反抗的な表情も妙に俺の心を捉えて離さない。
「ああ、抱きたい・・・」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる