アダムズコード

青山惟月

原始の人間に流れていた純然たる血液――アダムズコード。
スペインの森に住む悪名高き吸血鬼の少女イヴは、教団の牧師であるアベルと無理やり契約させられてしまう。アベルは「アダムズコード」と呼ばれる珍しい血を宿していた。しかしアベルは吸血鬼と契約したことより教団から追放されてしまう。教団から逃げていく中でアベルが行方不明になり、イヴは契約の力が弱まって眠りについてしまう。そして300年の時が経ち、長き眠りについていたイヴは目覚めた。血に飢えていた彼女は偶然出会った少年――雪斗に襲いかかろうとする。だが彼に流れていた血液は、アベルに流れていたはずの血、アダムズコードであった。吸血鬼であるイヴは雪斗の持つその血液を所望する代わりに、その血を狙う吸血鬼から彼を守るという取引を交わす。ボディーガードとして雪斗と共に高校へ通うイヴは吸血鬼が起こす事件を追う中で、かつて自分たちを襲った教団の影を感じていく。イヴをはじめとする吸血鬼の存在、製薬会社として現代に溶け込む教団、アベルとの関係を繋ぐアダムズコード――過去のヨーロッパと現代の日本、そして300年という時間スケールの中で紡がれる、吸血鬼の少女イヴの葛藤と成長を描いた現代ファンタジー小説。
(あらすじ協力：葉月じんく様)

24h.ポイント 0pt

小説 192,160 位 / 192,160件キャラ文芸 4,706 位 / 4,706件

現代ファンタジー吸血鬼ヴァンパイア少女神ファンタジー中世ヨーロッパ風

目次感想（1件）

1 件

2019.05.15 AAKI

良くあるタイプのボーイ・ミーツ・ガールで吸血鬼もののストーリー。それ自体は、王道なので好きです。
ボクっ娘なイヴちゃんも可愛いので好きです。
全体の設定は綿密のようですが、ストーリー構成は少し急ぎすぎている感じに思えました。2章・3話までの流れを見る限り、アベルとの出会いを後にして現代日本でイヴちゃんのスゴさを先に見たかったです。
世界観が複雑になりそうなので、メインのキャラクターから魅せて徐々に作品へ引き込むほうが良かったかもしれません。
拙い感想で申し訳ありません。ではでは。

2019.05.15 青山惟月

AAKI様

お読み頂きありがとうございます。また、拙作に感想まで頂き感謝申し上げます。
たしかに冒頭部分、少し急ぎすぎた感は否めないと感じております。頂いたアドバイスを参考に今後一層楽しんでいただけるものを執筆していきますので、お付き合い頂けましたら幸いでございます。
重ねてお礼申し上げます。

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