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運命のいたずら~④
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母が近所からかき集めてきた情報によると、あの事件後に真希子は西村と離婚したらしい。また刑事事件と並行し、民事事件としても暴力を受けたことと後遺症が残った千夏に対する賠償や慰謝料を請求したようで、最近その示談がまとまったという。
元々西村の実家は裕福で本人も銀行員で収入もあったため、金銭的余裕はあったそうだ。おかげで再び母子家庭となってしまった千夏達だが、司が亡くなった時の遺産も含め経済的には困らない環境のまま、持ち家である八千草の家に帰ってきたという。ちょうど千夏もこの春で高校を卒業できたため、いいタイミングだとのことだった。
ただ千夏達が帰ってきた当初は、逃げるように引っ越していった時とは異なり、母も含め近所の多くの人達が彼女達に同情して積極的に声をかけていた。ただそれが逆効果だったのかもしれない。真希子達は以前にもまして家の中から出てくることは少なくなった。それも後になって思えば当然のことだったと思う。
障害を負ってしまった娘と、周りの心配する声に耳を傾けずこの地を去った真希子からすれば、どんな顔をして近所の人達と顔を合わせばいいのか判らなかったはずだ。また二人に寄ってくる人達みんなが、親切心を持っていたわけでもない。
単なる好奇心を持った野次馬レベルの人や、過剰な同情心を持って接していた人達も確かにいた。その事に嫌気が差したのだろうとも思う。
その為か母や近所の人達が千夏達をみかけるのは、彼女が視力の関係で病院や福祉施設に通うか、真希子自身が暴力によって受けた精神的な傷害を癒すために、心療内科へと通うため家を出入りする時ぐらいだったようだ。
真希子が買い物に出かける姿を見かけることは稀で、食料品などは生協やネットショッピングで購入しているらしい。宅配業者の車が毎日のように“里山”という表札がかかった家の前に止まっているのを何度か見かけた。
“里山”というのは真希子の旧姓で、千夏は棚田から西村へ、そして今は里山千夏、という名に変わったのだ。
その頃の巧は、今後の進路を真剣に考えなくてはならない高三になっていた。だがそれ以上に、千夏のことを心配していたことも事実である。幸い彼女は高校を卒業できたようだが、視力に後遺障害が残ったこともあり大学への進学も諦めたと聞いた。
またサッカーができなくなったショックもあってか、働くことなど今のところ考えられないらしい。彼女は病院やリハビリのための福祉施設以外には、どこへも行かず家に籠っているという。
経済的には恵まれ、持ち家もあるために働かずとも生活できるせいか、母子ともに多くの時間を家の中で過ごしていた。そんな彼女達を外に連れ出そうとする人達もいたが、心の傷がいえない彼女達から頑なに拒否されたようだ。
その為今は誰もよりつかなくなっているという。そういう巧も小心者は変わらないのか、千夏が帰って来てから一度も声をかけられていない。電話やメールでさえも連絡する勇気を持てなかった。
「心配なのよね。千夏ちゃんもそうなんだけど、それ以上に真希子さんは司さんを事故で亡くした時も、かなり落ち込んで精神的に参っていたから。そのせいであんなDV男の西村に、心の隙をつかれたんだろうと思うの。しかも千夏ちゃんがあんなことになったことを、絶対悔やんでいるはずよ。私が真希子さんの立場だったらそう思うもの」
母がそう危惧して巧と話していたことが、やがて的中してしまった。娘の負った怪我は自分の責任だと思い悩み気に病んだ結果、診察を受けていた病院の帰りに真紀子は地下鉄の駅から線路に飛び込んで自殺を図ったのだ。
幸い飛び込んだ様子に気が付いた電車の運転手が急ブレーキをかけ、直前で停止したため一命を取りとめたらしい。だがその後のうつ状態がひどかったのか、彼女は精神内科の病院へ入院することを余儀なくされた。
しかしそこで救世主が現れる。あの家に目が見えない千夏一人が残されてしまうところを、司の両親で千夏の祖父母に当たる棚田夫妻が出入りし始めたのだ。元々近くに住んでいたから彼女の世話のため何度もあの家を訪れ、時には泊まったりするようになったという。
千夏の世話を棚田夫妻がし始めため、ようやく母達は話が通じる人ができたと喜んだ。棚田夫妻から様々な情報を仕入れ、色々な悩みや相談事を聞くようになったという。そこで判ったことだが、棚田さん達も今まで困っていたらしい。
棚田夫妻も真希子が西村と再婚すると聞いた時、最初は複雑な心境だったという。それでも孫の千夏のことや、まだ三十代という若さで未亡人となり神経を病んでしまった真希子の身になって考えると、それも止むを得ないことだと最終的には賛成して再婚を後押ししたらしい。
それが失敗だったと棚田夫妻も後悔していたため、千夏達が今の家に帰ってきた時は、何でも力になろうと励ましの意味も込めてすぐに訪ねて行ったという。しかし真希子からは、もう自分は棚田の人間では無いからと強く拒絶されたそうだ。
そうは言っても千夏は事故死した司が残した子であり、棚田夫妻にとっても可愛い孫であることに変わりは無い。だから家を訪ねることはできなかったものの、孫のことはずっと気にかけていたという。
そんな時、真希子の自殺騒ぎがあり入院してしまったことを口実にして、千夏の面倒を見るために今は自由にあの家に出入りできるようになったよ、不謹慎だけどねと言いながらも嬉しそうに話していたそうだ。
しかも千夏は祖父母である棚田夫妻に幼い頃から可愛がってもらっていたらしい。司が亡くなってからも良い関係を築いていたおかげで、すんなりと受け入れてくれたという。巧も小学校の頃、千夏と一緒に棚田のお爺さん、お婆さんの所へ遊びに行っていた。その時には、とても親切にしてもらったことを母も覚えていたようだ。
ただ千夏の現実的な立場としては、棚田夫妻のことを受け入れざるを得なかったことも事実だ。これも棚田夫妻が千夏の家に出入りするようになって初めて知ったが、彼女の視力は今のところぼんやりとした影や光が見える程度らしい。
その為月に一度は通わなくてはいけない病院や、視力障害者の為のリハビリ、または視覚障害者として生活をしていく訓練の為に、福祉施設へ週二回通うことも自力ではなかなか難しく苦労していたという。
障害者の級別では一級に当たり、重度の後遺障害が残ったことには間違いないようだ。今後回復する可能性が無いと知った時には、巧も母も愕然とした。ただ幸いだったのは、彼女の顔に殴打による傷が残らなかったことぐらいだろう。
以前は千夏の通院に、真希子が付き添うこともあったようだ。ただそれができなくなった今は、棚田夫妻が代わりとして病院や施設へ同行しなければならない。幸い彼らは二人とも年金生活者で時間は十分あるという。
夫の正男さんは、大手の保険会社に三十八年勤めあげて退職したために経済的にも余裕があるそうで、夫婦ともども悠々自適の生活を送っていた。
今のところ夫妻は共に七十代ではあるが、体は元気だ。正男さんは地区の民生委員と児童委員を務めていて、時期によってはそれなりに忙しくしているという。奥さんの朝子さんは、若い頃から趣味で続けていたお菓子作りが特技らしい。時折地域の児童養護施設などに材料を持ち込んで立ち寄っては、ボランティアで施設の人達と一緒にお菓子を作って子供達に食べてもらったりしていると聞いた。
そんな夫妻だったため、地域活動や福祉活動への理解は深い。市の福祉担当者などにも頼りにされ信用もあったことも影響したのだろう。千夏が障害者となって棚田夫妻がその後見人として行動しだした途端、近所の人達だけでなくあらゆる福祉関係者達が親身になってくれたらしい。
「本当に助かっているらしいわ。以前真希子さんが付き添っていた頃は、本当に病院と施設を行ったり来たりする程度で、施設でも千夏ちゃんが今後障害者として自分の力でも生活できるよう周りがいろいろアドバイスしても、ほとんど受けられなかったらしいの」
元々西村の実家は裕福で本人も銀行員で収入もあったため、金銭的余裕はあったそうだ。おかげで再び母子家庭となってしまった千夏達だが、司が亡くなった時の遺産も含め経済的には困らない環境のまま、持ち家である八千草の家に帰ってきたという。ちょうど千夏もこの春で高校を卒業できたため、いいタイミングだとのことだった。
ただ千夏達が帰ってきた当初は、逃げるように引っ越していった時とは異なり、母も含め近所の多くの人達が彼女達に同情して積極的に声をかけていた。ただそれが逆効果だったのかもしれない。真希子達は以前にもまして家の中から出てくることは少なくなった。それも後になって思えば当然のことだったと思う。
障害を負ってしまった娘と、周りの心配する声に耳を傾けずこの地を去った真希子からすれば、どんな顔をして近所の人達と顔を合わせばいいのか判らなかったはずだ。また二人に寄ってくる人達みんなが、親切心を持っていたわけでもない。
単なる好奇心を持った野次馬レベルの人や、過剰な同情心を持って接していた人達も確かにいた。その事に嫌気が差したのだろうとも思う。
その為か母や近所の人達が千夏達をみかけるのは、彼女が視力の関係で病院や福祉施設に通うか、真希子自身が暴力によって受けた精神的な傷害を癒すために、心療内科へと通うため家を出入りする時ぐらいだったようだ。
真希子が買い物に出かける姿を見かけることは稀で、食料品などは生協やネットショッピングで購入しているらしい。宅配業者の車が毎日のように“里山”という表札がかかった家の前に止まっているのを何度か見かけた。
“里山”というのは真希子の旧姓で、千夏は棚田から西村へ、そして今は里山千夏、という名に変わったのだ。
その頃の巧は、今後の進路を真剣に考えなくてはならない高三になっていた。だがそれ以上に、千夏のことを心配していたことも事実である。幸い彼女は高校を卒業できたようだが、視力に後遺障害が残ったこともあり大学への進学も諦めたと聞いた。
またサッカーができなくなったショックもあってか、働くことなど今のところ考えられないらしい。彼女は病院やリハビリのための福祉施設以外には、どこへも行かず家に籠っているという。
経済的には恵まれ、持ち家もあるために働かずとも生活できるせいか、母子ともに多くの時間を家の中で過ごしていた。そんな彼女達を外に連れ出そうとする人達もいたが、心の傷がいえない彼女達から頑なに拒否されたようだ。
その為今は誰もよりつかなくなっているという。そういう巧も小心者は変わらないのか、千夏が帰って来てから一度も声をかけられていない。電話やメールでさえも連絡する勇気を持てなかった。
「心配なのよね。千夏ちゃんもそうなんだけど、それ以上に真希子さんは司さんを事故で亡くした時も、かなり落ち込んで精神的に参っていたから。そのせいであんなDV男の西村に、心の隙をつかれたんだろうと思うの。しかも千夏ちゃんがあんなことになったことを、絶対悔やんでいるはずよ。私が真希子さんの立場だったらそう思うもの」
母がそう危惧して巧と話していたことが、やがて的中してしまった。娘の負った怪我は自分の責任だと思い悩み気に病んだ結果、診察を受けていた病院の帰りに真紀子は地下鉄の駅から線路に飛び込んで自殺を図ったのだ。
幸い飛び込んだ様子に気が付いた電車の運転手が急ブレーキをかけ、直前で停止したため一命を取りとめたらしい。だがその後のうつ状態がひどかったのか、彼女は精神内科の病院へ入院することを余儀なくされた。
しかしそこで救世主が現れる。あの家に目が見えない千夏一人が残されてしまうところを、司の両親で千夏の祖父母に当たる棚田夫妻が出入りし始めたのだ。元々近くに住んでいたから彼女の世話のため何度もあの家を訪れ、時には泊まったりするようになったという。
千夏の世話を棚田夫妻がし始めため、ようやく母達は話が通じる人ができたと喜んだ。棚田夫妻から様々な情報を仕入れ、色々な悩みや相談事を聞くようになったという。そこで判ったことだが、棚田さん達も今まで困っていたらしい。
棚田夫妻も真希子が西村と再婚すると聞いた時、最初は複雑な心境だったという。それでも孫の千夏のことや、まだ三十代という若さで未亡人となり神経を病んでしまった真希子の身になって考えると、それも止むを得ないことだと最終的には賛成して再婚を後押ししたらしい。
それが失敗だったと棚田夫妻も後悔していたため、千夏達が今の家に帰ってきた時は、何でも力になろうと励ましの意味も込めてすぐに訪ねて行ったという。しかし真希子からは、もう自分は棚田の人間では無いからと強く拒絶されたそうだ。
そうは言っても千夏は事故死した司が残した子であり、棚田夫妻にとっても可愛い孫であることに変わりは無い。だから家を訪ねることはできなかったものの、孫のことはずっと気にかけていたという。
そんな時、真希子の自殺騒ぎがあり入院してしまったことを口実にして、千夏の面倒を見るために今は自由にあの家に出入りできるようになったよ、不謹慎だけどねと言いながらも嬉しそうに話していたそうだ。
しかも千夏は祖父母である棚田夫妻に幼い頃から可愛がってもらっていたらしい。司が亡くなってからも良い関係を築いていたおかげで、すんなりと受け入れてくれたという。巧も小学校の頃、千夏と一緒に棚田のお爺さん、お婆さんの所へ遊びに行っていた。その時には、とても親切にしてもらったことを母も覚えていたようだ。
ただ千夏の現実的な立場としては、棚田夫妻のことを受け入れざるを得なかったことも事実だ。これも棚田夫妻が千夏の家に出入りするようになって初めて知ったが、彼女の視力は今のところぼんやりとした影や光が見える程度らしい。
その為月に一度は通わなくてはいけない病院や、視力障害者の為のリハビリ、または視覚障害者として生活をしていく訓練の為に、福祉施設へ週二回通うことも自力ではなかなか難しく苦労していたという。
障害者の級別では一級に当たり、重度の後遺障害が残ったことには間違いないようだ。今後回復する可能性が無いと知った時には、巧も母も愕然とした。ただ幸いだったのは、彼女の顔に殴打による傷が残らなかったことぐらいだろう。
以前は千夏の通院に、真希子が付き添うこともあったようだ。ただそれができなくなった今は、棚田夫妻が代わりとして病院や施設へ同行しなければならない。幸い彼らは二人とも年金生活者で時間は十分あるという。
夫の正男さんは、大手の保険会社に三十八年勤めあげて退職したために経済的にも余裕があるそうで、夫婦ともども悠々自適の生活を送っていた。
今のところ夫妻は共に七十代ではあるが、体は元気だ。正男さんは地区の民生委員と児童委員を務めていて、時期によってはそれなりに忙しくしているという。奥さんの朝子さんは、若い頃から趣味で続けていたお菓子作りが特技らしい。時折地域の児童養護施設などに材料を持ち込んで立ち寄っては、ボランティアで施設の人達と一緒にお菓子を作って子供達に食べてもらったりしていると聞いた。
そんな夫妻だったため、地域活動や福祉活動への理解は深い。市の福祉担当者などにも頼りにされ信用もあったことも影響したのだろう。千夏が障害者となって棚田夫妻がその後見人として行動しだした途端、近所の人達だけでなくあらゆる福祉関係者達が親身になってくれたらしい。
「本当に助かっているらしいわ。以前真希子さんが付き添っていた頃は、本当に病院と施設を行ったり来たりする程度で、施設でも千夏ちゃんが今後障害者として自分の力でも生活できるよう周りがいろいろアドバイスしても、ほとんど受けられなかったらしいの」
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