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Blood X`mas
Blood X`mas Ⅸ
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「君は……」
亮人の視線の先には金髪の小柄な少女がいた。
墓石の上へ腰かけ、不敵な笑みを浮かべる彼女の口元からは鋭く尖っている犬歯。そして、瞳は真紅に染め上げられ、虹彩はシャーリーと同じように立て細のもの。小柄な彼女の容姿は礼火よりも小柄だが、夜を彷彿させる漆黒のトレンチコートは膝下までと彼女の背丈よりも大きい。
雪とともに風で揺らぐコートからは彼女のさらりとした足が垣間見える。そして、亮人の目の前の彼女が漂わせている空気感は礼火とは真逆かつ逸脱していた。
艶めかしく唇を舐める彼女は視線から消える。
『やっと欲しい物が手に入るとなると……心が躍ります』
『っ!!』
亮人の足元から生えるかのように眼前へと現れる少女。亮人の首元へ手を伸ばすその指先は鋭く尖り、亮人の首筋からは赤黒い血が地面へと滴る。後ろへと下がろうとする亮人だが、その速度に合わせ、常に首筋へと爪立てる彼女は朗らかに口にする。
『二匹も妖魔を従えてるなんて凄いです……だからこそ、私はあなたが欲しくなりました』
「くそっ!!」
彼女の手を凍らせるために握ろうとするも、彼女の手がそれを阻む。
『邪魔はだめですよ? せっかく楽しんでいるんですから、ね!!』
邪悪な笑みに背筋が凍る。亮人の全速力で出した腕が簡単に阻まれた。
『亮人に触るなっ!!』
声とともに目の前の少女は氷漬けにされる。
『お兄ちゃんっ、大丈夫だった!?』
「ごめん!! 助かったよ」
ウェアウルフへ変化したシャーリーの上に跨っている氷華が少女のほうへと手を伸ばしながら睨みつけていた。
『亮人っ!! 一旦、そいつの傍から離れてっ!! 抑えるので精一杯なのっ!!』
視線の先で凍り付いている少女。球体の氷の中では身動きができない彼女だが、彼女の視線が亮人たちへと向けられると同時に消える。
『うぅぅ……まったく、寒いじゃないですか。氷漬けにされるなんて思いもしませんでしたわ』
『どうなってんのよ……こいつ……』
肩を手で包み込むような仕草で亮人たちを見つめる少女は息を切らすことなく、目の前で立っている。
氷華の蟀谷こめかみからは冷や汗が滴り、地面を濡らす。亮人とシャーリーも目の前の光景に固唾を飲む。
『何を信じられないといった顔をしているんですか? これくらい、普通の事じゃないですか』
目の前に佇む少女はそう口にすると、悠々とストレッチをし始める。
『これくらいで驚くってことは、あまり殺しあったことがないんでしょうか? なら、申し訳ありませんが、貴方方の主人は私が頂きますね? 弱い者には勿体無い存在ですから。それを邪魔をするなら…………本気で殺します』
声音は高く聞き取りやすいものだが、言葉に込められる感情はどす黒いものだった。目の前の少女が口にする言葉一つ一つには圧があり、亮人たちはその言葉に圧し潰されるような錯覚を感じる。
亮人の足はその場から動けなくなっていた。
「格が違いすぎる……」
目の前にいる少女から放たれる殺気で足が武者震いを起こす。
『亮人っ、逃げなさいっ!!』
『お兄ちゃんっ!! 逃げてっ!!』
亮人の前に立つ二人は怒声を上げるが如く口にする。
『亮人っ!!』
『お兄ちゃんっ!!』
二人の声が亮人の足を動かす。
震えていた亮人の足は徐々に力強く地面を踏みしめる。
「誰が逃げるか…………家族を守るのが俺の仕事だ……」
踏みしめていく地面は一つ、また一つと足を中心に結晶化していく。
「俺たちは家族だ……全員で戦うぞ……絶対に逃げない」
二人の言葉、家族をなくすことの恐怖は亮人を前へと進ませ、先頭へと立つ。
『まったく……どうなっても知らないわよ?』
『もう……お兄ちゃんのそういうところが大好きだよ』
二人も亮人の後ろで構える。
『へぇ……力量さが分かっている中で向かってくるなんて……無謀ですけど、そういうのはちょっと好きですわ』
少女は自分の爪に付着した亮人の血液を舐め、大きく吐息を吐いた。
『美味しいですね……普通の人とは違った味でそそられる……もっと欲しくなっちゃいました』
少女は微笑み、小さな歩幅で三人の元へと歩いていく。
亮人と少女は対峙する。
数秒の間が生じた。
亮人を見上げる少女の瞳は優しく微笑むようなもの。一方の亮人は彼女を睨みつける。そして、次の瞬間には二人は消えていた。
『さっきよりもあなた速くなってますね!!』
「命がけだからなっ!! 氷華っ!!」
『わかってるわよっ!!』
亮人と少女はインファイトでの肉弾戦をする。普通の人間には認識できない速度で殴り合う二人。そこへ氷華は空中に氷柱を作り、少女へと降らせる。同時に少女の足を凍らせた。
『そこそこの連携ですね』
頭上から降り注がれる氷柱を避けるために少女は強引に足を引き抜き、後方へと下がる。下がったと同時に彼女の姿は弾丸のように吹き飛ばされ、墓石を粉砕していく。
『ッ!!』
『シャーリーもいることを忘れるなっ!!』
少女の体は一度地面へと打ち付けられる。そこへ追い打ちをかけるように氷柱が降り注ぐ。
『私たちを舐めないほうがいいわよっ!!』
『そうみたいですね』
淡々と口にする彼女はその場で立つと亮人のほうへと視線を向ける。
来るっ!!
亮人の予感は的中する。
地面から伸びてくる少女の手が亮人の首を力強く掴まれ、亮人の体は地面へと引っ張り込まれる。
次の瞬間には亮人の体に無数の氷柱が突き刺さる。
さっきまで立っていた所へと戻った少女の手には亮人がいた。そして、身代わりにされるように亮人の体に氷華の氷柱が突き刺さる。
「ぐああぁぁああ」
『亮人っ!!』
その光景に氷華は追撃の氷柱を霧散させる。
『お兄ちゃんを放せっ!!』
『お望み通りに離してあげるわ……ほらっ!!』
掴まれていた亮人はシャーリー目掛けて投げつけられる。それも少女が吹き飛ばされた時よりも速く。投げ出された亮人は幾つかの墓石をなぎ倒しながら飛んでいく。
『やられたら分は倍返しですよ?』
『お兄ちゃんっ!!』
吹き飛ばされていく亮人の体をシャーリーは体で受け止める。だが、その勢いは強くシャーリーも巻き添えとなる。
「ごめん、シャーリー。助かったよ」
『ううん……それよりも、あいつ……強すぎるよ』
『ふたりとも、大丈夫っ!?』
二人の元へと氷華も合流すれば、三人を囲うように氷壁が組みあがる。
『このままじゃ私たちが一方的にやられるわ。九尾と戦った時みたいにこれを使ってあいつを絶対に追ってこないようにするわ』
氷華の手には麗夜たちと戦った時に使った絶対零度が握られる。それは最初よりも小さくなっている。
『あと、二回しか使えないけど、そんなこと言ってる場合じゃないわね』
「形見を使わせるなんて、ごめん。ガハッ!!」
亮人の口からは夥しい赤黒い血が吐き出される。
『今は無理して喋らなくていいわよっ!! それよりも生きてここから逃げることだけ考えるわよ』
息切れぎれに三人は思考を巡らせる。
数十秒と外からの追撃はない。そこには静寂が訪れていた。
雪が降り続ける墓地は肌を切り裂くような冷たさだ。亮人の傷ついた体を容赦なく襲い続ける。
そして一分が経過する頃、三人の頭上から大きく羽撃はたたく音が続けざまに聞こえる。
『話し合いは終わりましたか? それと、ここから逃げられると思われるのは癪に障りますよ?』
羽毛はなく、飛膜で構成された翼で空中に佇む彼女は獲物を狩る獰猛な獣のように、そして楽しむように微笑んでいる。
『経験の差がこれですよ? 妖魔なら、自分の身を守れるように強くなければダメだと思いますが……何を陽気に過ごしてきたのですか?』
次の言葉には下劣なものを見下すように冷徹な表情となる。
『日本の妖魔はこんなにも貧弱なんですね……ちょっと拍子抜けですわ。妖魔たちはここで殺して、そこの人間は私の従順な下僕にします』
「せめて動ければ……」
投げられた衝撃と氷柱によって傷ついた亮人の体は動かすので精一杯の状態。動かそうとすれば、激痛が全身を駆け巡る。
『シャーリーっ!! 亮人を背負って逃げなさいっ!!』
『わかったっ!!』
氷壁の一部を溶かし、シャーリーは亮人を乗せ全速力で撤退する。
『逃がさないといいましたよっ!!』
『もう、私たちの大切な人を傷つけさせるわけないでしょっ!』
氷華は再度氷柱を降らせれば、両手に氷爪を纏わせる。
『肉弾戦もいける口なんですね……下僕は後で追うことにします。不完全燃焼だったので、楽しませてください!!』
まるで好敵手を得たかのように、戦いを楽しむ少女は笑みを浮かべ続けた。
亮人の視線の先には金髪の小柄な少女がいた。
墓石の上へ腰かけ、不敵な笑みを浮かべる彼女の口元からは鋭く尖っている犬歯。そして、瞳は真紅に染め上げられ、虹彩はシャーリーと同じように立て細のもの。小柄な彼女の容姿は礼火よりも小柄だが、夜を彷彿させる漆黒のトレンチコートは膝下までと彼女の背丈よりも大きい。
雪とともに風で揺らぐコートからは彼女のさらりとした足が垣間見える。そして、亮人の目の前の彼女が漂わせている空気感は礼火とは真逆かつ逸脱していた。
艶めかしく唇を舐める彼女は視線から消える。
『やっと欲しい物が手に入るとなると……心が躍ります』
『っ!!』
亮人の足元から生えるかのように眼前へと現れる少女。亮人の首元へ手を伸ばすその指先は鋭く尖り、亮人の首筋からは赤黒い血が地面へと滴る。後ろへと下がろうとする亮人だが、その速度に合わせ、常に首筋へと爪立てる彼女は朗らかに口にする。
『二匹も妖魔を従えてるなんて凄いです……だからこそ、私はあなたが欲しくなりました』
「くそっ!!」
彼女の手を凍らせるために握ろうとするも、彼女の手がそれを阻む。
『邪魔はだめですよ? せっかく楽しんでいるんですから、ね!!』
邪悪な笑みに背筋が凍る。亮人の全速力で出した腕が簡単に阻まれた。
『亮人に触るなっ!!』
声とともに目の前の少女は氷漬けにされる。
『お兄ちゃんっ、大丈夫だった!?』
「ごめん!! 助かったよ」
ウェアウルフへ変化したシャーリーの上に跨っている氷華が少女のほうへと手を伸ばしながら睨みつけていた。
『亮人っ!! 一旦、そいつの傍から離れてっ!! 抑えるので精一杯なのっ!!』
視線の先で凍り付いている少女。球体の氷の中では身動きができない彼女だが、彼女の視線が亮人たちへと向けられると同時に消える。
『うぅぅ……まったく、寒いじゃないですか。氷漬けにされるなんて思いもしませんでしたわ』
『どうなってんのよ……こいつ……』
肩を手で包み込むような仕草で亮人たちを見つめる少女は息を切らすことなく、目の前で立っている。
氷華の蟀谷こめかみからは冷や汗が滴り、地面を濡らす。亮人とシャーリーも目の前の光景に固唾を飲む。
『何を信じられないといった顔をしているんですか? これくらい、普通の事じゃないですか』
目の前に佇む少女はそう口にすると、悠々とストレッチをし始める。
『これくらいで驚くってことは、あまり殺しあったことがないんでしょうか? なら、申し訳ありませんが、貴方方の主人は私が頂きますね? 弱い者には勿体無い存在ですから。それを邪魔をするなら…………本気で殺します』
声音は高く聞き取りやすいものだが、言葉に込められる感情はどす黒いものだった。目の前の少女が口にする言葉一つ一つには圧があり、亮人たちはその言葉に圧し潰されるような錯覚を感じる。
亮人の足はその場から動けなくなっていた。
「格が違いすぎる……」
目の前にいる少女から放たれる殺気で足が武者震いを起こす。
『亮人っ、逃げなさいっ!!』
『お兄ちゃんっ!! 逃げてっ!!』
亮人の前に立つ二人は怒声を上げるが如く口にする。
『亮人っ!!』
『お兄ちゃんっ!!』
二人の声が亮人の足を動かす。
震えていた亮人の足は徐々に力強く地面を踏みしめる。
「誰が逃げるか…………家族を守るのが俺の仕事だ……」
踏みしめていく地面は一つ、また一つと足を中心に結晶化していく。
「俺たちは家族だ……全員で戦うぞ……絶対に逃げない」
二人の言葉、家族をなくすことの恐怖は亮人を前へと進ませ、先頭へと立つ。
『まったく……どうなっても知らないわよ?』
『もう……お兄ちゃんのそういうところが大好きだよ』
二人も亮人の後ろで構える。
『へぇ……力量さが分かっている中で向かってくるなんて……無謀ですけど、そういうのはちょっと好きですわ』
少女は自分の爪に付着した亮人の血液を舐め、大きく吐息を吐いた。
『美味しいですね……普通の人とは違った味でそそられる……もっと欲しくなっちゃいました』
少女は微笑み、小さな歩幅で三人の元へと歩いていく。
亮人と少女は対峙する。
数秒の間が生じた。
亮人を見上げる少女の瞳は優しく微笑むようなもの。一方の亮人は彼女を睨みつける。そして、次の瞬間には二人は消えていた。
『さっきよりもあなた速くなってますね!!』
「命がけだからなっ!! 氷華っ!!」
『わかってるわよっ!!』
亮人と少女はインファイトでの肉弾戦をする。普通の人間には認識できない速度で殴り合う二人。そこへ氷華は空中に氷柱を作り、少女へと降らせる。同時に少女の足を凍らせた。
『そこそこの連携ですね』
頭上から降り注がれる氷柱を避けるために少女は強引に足を引き抜き、後方へと下がる。下がったと同時に彼女の姿は弾丸のように吹き飛ばされ、墓石を粉砕していく。
『ッ!!』
『シャーリーもいることを忘れるなっ!!』
少女の体は一度地面へと打ち付けられる。そこへ追い打ちをかけるように氷柱が降り注ぐ。
『私たちを舐めないほうがいいわよっ!!』
『そうみたいですね』
淡々と口にする彼女はその場で立つと亮人のほうへと視線を向ける。
来るっ!!
亮人の予感は的中する。
地面から伸びてくる少女の手が亮人の首を力強く掴まれ、亮人の体は地面へと引っ張り込まれる。
次の瞬間には亮人の体に無数の氷柱が突き刺さる。
さっきまで立っていた所へと戻った少女の手には亮人がいた。そして、身代わりにされるように亮人の体に氷華の氷柱が突き刺さる。
「ぐああぁぁああ」
『亮人っ!!』
その光景に氷華は追撃の氷柱を霧散させる。
『お兄ちゃんを放せっ!!』
『お望み通りに離してあげるわ……ほらっ!!』
掴まれていた亮人はシャーリー目掛けて投げつけられる。それも少女が吹き飛ばされた時よりも速く。投げ出された亮人は幾つかの墓石をなぎ倒しながら飛んでいく。
『やられたら分は倍返しですよ?』
『お兄ちゃんっ!!』
吹き飛ばされていく亮人の体をシャーリーは体で受け止める。だが、その勢いは強くシャーリーも巻き添えとなる。
「ごめん、シャーリー。助かったよ」
『ううん……それよりも、あいつ……強すぎるよ』
『ふたりとも、大丈夫っ!?』
二人の元へと氷華も合流すれば、三人を囲うように氷壁が組みあがる。
『このままじゃ私たちが一方的にやられるわ。九尾と戦った時みたいにこれを使ってあいつを絶対に追ってこないようにするわ』
氷華の手には麗夜たちと戦った時に使った絶対零度が握られる。それは最初よりも小さくなっている。
『あと、二回しか使えないけど、そんなこと言ってる場合じゃないわね』
「形見を使わせるなんて、ごめん。ガハッ!!」
亮人の口からは夥しい赤黒い血が吐き出される。
『今は無理して喋らなくていいわよっ!! それよりも生きてここから逃げることだけ考えるわよ』
息切れぎれに三人は思考を巡らせる。
数十秒と外からの追撃はない。そこには静寂が訪れていた。
雪が降り続ける墓地は肌を切り裂くような冷たさだ。亮人の傷ついた体を容赦なく襲い続ける。
そして一分が経過する頃、三人の頭上から大きく羽撃はたたく音が続けざまに聞こえる。
『話し合いは終わりましたか? それと、ここから逃げられると思われるのは癪に障りますよ?』
羽毛はなく、飛膜で構成された翼で空中に佇む彼女は獲物を狩る獰猛な獣のように、そして楽しむように微笑んでいる。
『経験の差がこれですよ? 妖魔なら、自分の身を守れるように強くなければダメだと思いますが……何を陽気に過ごしてきたのですか?』
次の言葉には下劣なものを見下すように冷徹な表情となる。
『日本の妖魔はこんなにも貧弱なんですね……ちょっと拍子抜けですわ。妖魔たちはここで殺して、そこの人間は私の従順な下僕にします』
「せめて動ければ……」
投げられた衝撃と氷柱によって傷ついた亮人の体は動かすので精一杯の状態。動かそうとすれば、激痛が全身を駆け巡る。
『シャーリーっ!! 亮人を背負って逃げなさいっ!!』
『わかったっ!!』
氷壁の一部を溶かし、シャーリーは亮人を乗せ全速力で撤退する。
『逃がさないといいましたよっ!!』
『もう、私たちの大切な人を傷つけさせるわけないでしょっ!』
氷華は再度氷柱を降らせれば、両手に氷爪を纏わせる。
『肉弾戦もいける口なんですね……下僕は後で追うことにします。不完全燃焼だったので、楽しませてください!!』
まるで好敵手を得たかのように、戦いを楽しむ少女は笑みを浮かべ続けた。
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