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第一章
一 倉田奏①
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倉田奏は幼い頃から不思議な体験をする人物だった。
それは奏が四歳の頃。
引っ越ししたての新居で起こった。
夜、カーテンの向こうを覗き込むと町明かりに照らされた空中を白い物体がふわふわと飛んでいた。
(遊んでるんだ……、楽しそうだな)
不思議と恐怖は感じなかった。ただ、その白い物体は円を描き、まるで追いかけっこでもしているかのようにふわふわと奏の目線で浮遊していたのだった。
そしてその翌日。
奏は昨夜のふわふわが気になり再びカーテンの中に潜っていた。
すると今度は昨夜より一つ増えてその白いふわふわは飛んでいた。
(お友達が増えてる……)
奏も参加したいと思いながら、じっとそのふわふわを見つめていた。
三日目の夜。
(今日もたくさんのお友達がいるのかな?)
少しワクワクした気持ちでカーテンの中に潜る。すると今日は白いふわふわはいなかった。
「お父さん、お母さん、昨日までのふわふわはどこに行ったの?」
幼い奏は両親へと問いかけた。驚いたのは両親だった。
「え? ふわふわって?」
「白いふわふわだよ。昨日とその前にいた。遊んでたんだよ。おとなはみんな見えてるから、無視してたんでしょ? ねぇ、どこにいったの?」
言い募る奏に驚いた両親は言った。
「きっと神様の使いでも見たのね」
と。
「お母さんも見たかったなぁ~」
と。
その反応を見た奏は薄々気づいた。
昨日までの『あれ』は見てはいけないものだったのかもしれない、と。
自分に見られてしまって、彼らは姿を消していったのかもしれない、と。
またこんなこともあった。
友達と遊んでいた奏は何もない場所で転んでしまった。一緒にいた友達もドミノ倒しの用に転んでしまう。そして足を擦り剥いたと思い目をやると、そこはV字にぱっくりと、五センチくらいの傷ができており、不思議と血が流れてはいなかったのだった。
その傷は今でも残っている。
大人たちは「かまいたち」の仕業だろうと言っていた。
更に子供時代にはこんなことも起きている。
公園に一人でいると雨が降ってきた。
奏は遊具の中で雨宿りをしていた。すると背後から赤い首輪をつけた黒猫がやってきた。
人懐っこいその黒猫は奏の膝の上に乗るとすーすーと健やかな寝息を立てていた。奏は驚いたものの、その黒猫とともに雨宿りをし、雨があがったのを確認すると帰宅しようとした。
したのだが。
その黒猫はついてくるのだった。
困った奏は家に連れて帰ることにした。当然母親には叱られた。元の場所に返してきなさい、と言われ渋々外に出る奏。
返そうと公園まで戻ったのだが、奏が家に帰ろうとするとその黒猫はまたもやついて来たのだった。
困り果てた奏は思わず黒猫へと話しかけていた。
「ん~……、困ったねぇ……」
「にゃ~」
こちらの気持ちを知ってか知らずか、奏の言葉に返事をした黒猫。
その日は近くの交番にその黒猫を預けて帰宅することにした。
翌日。
再び昨日の公園に立ち寄った奏の前に、昨日の赤い首輪をした黒猫が やってきていた。
「どうしてこんな所に?」
疑問に思っていた奏をよそに、その黒猫は走り出した。反射的に奏はその黒猫を追っていた。
辿り着いた先には、一人の老婆の姿が。
どうやらこの黒猫の飼い主のようだった。
「あらあら、珍しいね。この子が他の人を連れてくるなんて」
にこにこしながら言う老婆に、思わず奏は昨日の出来事を話していた。
「そう、この子がそんなことを。何か心当たりある?」
そう言われた奏はしばしの時間逡巡していた。
「そういえば、友達と遊ぶ約束をしてたんだけど、誰も来なくて……」
「そうなの。その寂しそうな背中にこの子は惹かれたのかしらね」
老婆はにこにこしながらそう言うと、黒猫を抱きかかえて家の方角へと消えていった。
その他にも、自転車で走っていたら大型犬が並走して来たこともあった。
驚いた奏は猛スピードで自転車をこいでいたのだが、尻尾を千切れんばかりに振りながら、その大型犬は追いかけてきたのだった。
そんな日常の中で成長した奏は現在二十四歳。技術者として働いていた。
「暑い……」
奏は深い山に囲まれた田舎道を歩いていた。どこを見ても山と田んぼが広がるのどかな風景。しかし肌に突き刺さる太陽の熱線に、額から流れる汗は止まることを知らず、奏のミディアムヘアを顔中に張り付かせている。
今は買い物の帰り道。
日は高く、その日を遮るものがない田舎道の端をゆっくりと歩いていく。こんなに日の高い時間だ、出歩く人もまばらですれ違う人もいなかった。そんな田舎道を歩いていると、
「あら?」
目の前に大きなカラスが舞い降りた。
「大きい……」
思わず凝視する奏。よくよく見るとカラスには足が三本あった。
「えっ? まさか、ヤタガラス……?」
奏の問いかけにヤタガラスはじっと見つめ返すだけだった。そして ばさっと翼を羽ばたかせるとゆっくりと飛んでいく。
「待って……!」
奏は急いでそのカラスの飛んでいった方角へと足を速めた。そんな奏の様子を知ってか知らずか、カラスはゆっくりと飛んでいる。
しかし奏はそのカラスの行方を見失ってしまった。
「どこ行ったのかし、ら……」
息を切らしながら周囲を見回した時だった。目の前には大きな鳥居があった。
「神社……?」
これもヤタガラスの導きなのだろうか。奏は鳥居に一礼をすると、その鳥居をくぐり、階段をゆっくりと上っていった。
境内《けいだい》に辿り着くと、そこにはセーラー服に身を包んだ一人の少女の姿があった。少女は色素の薄い髪色で、切りっぱなしのボブヘアを涼しげに風になびかせていた。そしてその少女の傍には、
「ヤタガラス……!」
そう、先ほどまで飛んでいたヤタガラスの姿があったのだった。
思えばこの導きこそが不思議な少女との出会いであり、奏の日常を一変させる出来事だったと言っても過言ではないだろう。
目の前の女子高生はゆっくりと奏へと視線を送った。
それは奏が四歳の頃。
引っ越ししたての新居で起こった。
夜、カーテンの向こうを覗き込むと町明かりに照らされた空中を白い物体がふわふわと飛んでいた。
(遊んでるんだ……、楽しそうだな)
不思議と恐怖は感じなかった。ただ、その白い物体は円を描き、まるで追いかけっこでもしているかのようにふわふわと奏の目線で浮遊していたのだった。
そしてその翌日。
奏は昨夜のふわふわが気になり再びカーテンの中に潜っていた。
すると今度は昨夜より一つ増えてその白いふわふわは飛んでいた。
(お友達が増えてる……)
奏も参加したいと思いながら、じっとそのふわふわを見つめていた。
三日目の夜。
(今日もたくさんのお友達がいるのかな?)
少しワクワクした気持ちでカーテンの中に潜る。すると今日は白いふわふわはいなかった。
「お父さん、お母さん、昨日までのふわふわはどこに行ったの?」
幼い奏は両親へと問いかけた。驚いたのは両親だった。
「え? ふわふわって?」
「白いふわふわだよ。昨日とその前にいた。遊んでたんだよ。おとなはみんな見えてるから、無視してたんでしょ? ねぇ、どこにいったの?」
言い募る奏に驚いた両親は言った。
「きっと神様の使いでも見たのね」
と。
「お母さんも見たかったなぁ~」
と。
その反応を見た奏は薄々気づいた。
昨日までの『あれ』は見てはいけないものだったのかもしれない、と。
自分に見られてしまって、彼らは姿を消していったのかもしれない、と。
またこんなこともあった。
友達と遊んでいた奏は何もない場所で転んでしまった。一緒にいた友達もドミノ倒しの用に転んでしまう。そして足を擦り剥いたと思い目をやると、そこはV字にぱっくりと、五センチくらいの傷ができており、不思議と血が流れてはいなかったのだった。
その傷は今でも残っている。
大人たちは「かまいたち」の仕業だろうと言っていた。
更に子供時代にはこんなことも起きている。
公園に一人でいると雨が降ってきた。
奏は遊具の中で雨宿りをしていた。すると背後から赤い首輪をつけた黒猫がやってきた。
人懐っこいその黒猫は奏の膝の上に乗るとすーすーと健やかな寝息を立てていた。奏は驚いたものの、その黒猫とともに雨宿りをし、雨があがったのを確認すると帰宅しようとした。
したのだが。
その黒猫はついてくるのだった。
困った奏は家に連れて帰ることにした。当然母親には叱られた。元の場所に返してきなさい、と言われ渋々外に出る奏。
返そうと公園まで戻ったのだが、奏が家に帰ろうとするとその黒猫はまたもやついて来たのだった。
困り果てた奏は思わず黒猫へと話しかけていた。
「ん~……、困ったねぇ……」
「にゃ~」
こちらの気持ちを知ってか知らずか、奏の言葉に返事をした黒猫。
その日は近くの交番にその黒猫を預けて帰宅することにした。
翌日。
再び昨日の公園に立ち寄った奏の前に、昨日の赤い首輪をした黒猫が やってきていた。
「どうしてこんな所に?」
疑問に思っていた奏をよそに、その黒猫は走り出した。反射的に奏はその黒猫を追っていた。
辿り着いた先には、一人の老婆の姿が。
どうやらこの黒猫の飼い主のようだった。
「あらあら、珍しいね。この子が他の人を連れてくるなんて」
にこにこしながら言う老婆に、思わず奏は昨日の出来事を話していた。
「そう、この子がそんなことを。何か心当たりある?」
そう言われた奏はしばしの時間逡巡していた。
「そういえば、友達と遊ぶ約束をしてたんだけど、誰も来なくて……」
「そうなの。その寂しそうな背中にこの子は惹かれたのかしらね」
老婆はにこにこしながらそう言うと、黒猫を抱きかかえて家の方角へと消えていった。
その他にも、自転車で走っていたら大型犬が並走して来たこともあった。
驚いた奏は猛スピードで自転車をこいでいたのだが、尻尾を千切れんばかりに振りながら、その大型犬は追いかけてきたのだった。
そんな日常の中で成長した奏は現在二十四歳。技術者として働いていた。
「暑い……」
奏は深い山に囲まれた田舎道を歩いていた。どこを見ても山と田んぼが広がるのどかな風景。しかし肌に突き刺さる太陽の熱線に、額から流れる汗は止まることを知らず、奏のミディアムヘアを顔中に張り付かせている。
今は買い物の帰り道。
日は高く、その日を遮るものがない田舎道の端をゆっくりと歩いていく。こんなに日の高い時間だ、出歩く人もまばらですれ違う人もいなかった。そんな田舎道を歩いていると、
「あら?」
目の前に大きなカラスが舞い降りた。
「大きい……」
思わず凝視する奏。よくよく見るとカラスには足が三本あった。
「えっ? まさか、ヤタガラス……?」
奏の問いかけにヤタガラスはじっと見つめ返すだけだった。そして ばさっと翼を羽ばたかせるとゆっくりと飛んでいく。
「待って……!」
奏は急いでそのカラスの飛んでいった方角へと足を速めた。そんな奏の様子を知ってか知らずか、カラスはゆっくりと飛んでいる。
しかし奏はそのカラスの行方を見失ってしまった。
「どこ行ったのかし、ら……」
息を切らしながら周囲を見回した時だった。目の前には大きな鳥居があった。
「神社……?」
これもヤタガラスの導きなのだろうか。奏は鳥居に一礼をすると、その鳥居をくぐり、階段をゆっくりと上っていった。
境内《けいだい》に辿り着くと、そこにはセーラー服に身を包んだ一人の少女の姿があった。少女は色素の薄い髪色で、切りっぱなしのボブヘアを涼しげに風になびかせていた。そしてその少女の傍には、
「ヤタガラス……!」
そう、先ほどまで飛んでいたヤタガラスの姿があったのだった。
思えばこの導きこそが不思議な少女との出会いであり、奏の日常を一変させる出来事だったと言っても過言ではないだろう。
目の前の女子高生はゆっくりと奏へと視線を送った。
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