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上も下も分からない真っ暗な空間の中前にも見た光景が広かったと思ったら頭の中に声が響いた。
「お前なんかしたのか!このバグったゲームいきなり動かなくなったぞ!!」
「塊さん?え?動かない?」
「今までは何をしてもセーブもリセットも出来なかったからオートにしてたのに、今さっきからなんか光ったと思ったら画面フリーズのまま…お前なんかしたのか!!レアなローズが見れなくなるだろ!」
──どうして!!今までなんでもなかったのに。そのまま動かなかったらどうなるの?困る困る困る!!
シルヴィは元に戻ろうとそのゲーム画面に手を伸ばした。
指先に壁を感じそこから先は進めなかった。しかし後ろにも真っ暗な闇が広がっているだけ…
「こんなところで消える訳にはいかないのーーーー!!」
ドンドンと壁を叩く。もうこれしか方法がないから本気で体重かけて叩く。
──私はアランの元に帰るの!!
何回目くらいだろうか…ガラスの割れるような音がしたと思ったら、グラっと身体が崩れた。
「お前戻るのか!とっ…とりあえず頑張れ…」
どれくらい時間がたったのか…
目の奥でズキズキと痛みが広がってきて思わず目にギュッと力を込めた。
しばらくしてそっと目を開ける。
真っ白な天井がボヤっと見えたが、先程の痛みから目を細め頭を動かした先にフレデリックが座っていた。
「目が覚めたかい?」
驚きで一瞬声が出なかったが、ゆっくりと上半身を起こしフレデリックを睨む。
「殿下…これはどういう事でしょうか」
「お前なんかしたのか!このバグったゲームいきなり動かなくなったぞ!!」
「塊さん?え?動かない?」
「今までは何をしてもセーブもリセットも出来なかったからオートにしてたのに、今さっきからなんか光ったと思ったら画面フリーズのまま…お前なんかしたのか!!レアなローズが見れなくなるだろ!」
──どうして!!今までなんでもなかったのに。そのまま動かなかったらどうなるの?困る困る困る!!
シルヴィは元に戻ろうとそのゲーム画面に手を伸ばした。
指先に壁を感じそこから先は進めなかった。しかし後ろにも真っ暗な闇が広がっているだけ…
「こんなところで消える訳にはいかないのーーーー!!」
ドンドンと壁を叩く。もうこれしか方法がないから本気で体重かけて叩く。
──私はアランの元に帰るの!!
何回目くらいだろうか…ガラスの割れるような音がしたと思ったら、グラっと身体が崩れた。
「お前戻るのか!とっ…とりあえず頑張れ…」
どれくらい時間がたったのか…
目の奥でズキズキと痛みが広がってきて思わず目にギュッと力を込めた。
しばらくしてそっと目を開ける。
真っ白な天井がボヤっと見えたが、先程の痛みから目を細め頭を動かした先にフレデリックが座っていた。
「目が覚めたかい?」
驚きで一瞬声が出なかったが、ゆっくりと上半身を起こしフレデリックを睨む。
「殿下…これはどういう事でしょうか」
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