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風呂と浴槽
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食事を終えたら、やっと優馬を風呂に入れてあげられる。
優馬が汚いというわけじゃない。でも、ずっと急いでシャワーで洗うだけだったから、たまにはゆっくりとお風呂に入って欲しかった。
優馬はと言うと、お腹いっぱいホットケーキを食べられて幸せそうに笑っていた。
「えーと、じゃあ脱がせるからこっち来てな。」
「え…?え?お兄さん、えと…ほぇ…?」
「…あ、そっか。ごめんごめん、」
ゾンビだった優馬に慣れてしまっていた。
優馬がゾンビだったときは、抱っこして脱衣場まで連れて行って服を脱がせて…と、全部俺がしていた。
今の優馬は生きている上に俺との記憶がない。そんな中突然抱っこされて脱がされるなんて恐怖でしかないだろう。
「今からお風呂入るから…」
「あ…うん!」
優馬はほっと安心したような顔をして、俺の目の前で服を脱ぎだした。まだ小さいからか、身体を見られることに抵抗はないらしい。いや…でも優馬はそんなに幼い年齢でもないはずなんのだが。
「…不思議だよね、お兄さんに身体見られるの嫌じゃないんだ。僕、よくお兄さんとお風呂入ってたのかなぁ…」
一緒にお風呂に入る以上の事をしたという事実を、優馬の身体に薄く残る噛み跡が物語っていた。
優馬がそれに気付かないうちに、俺は優馬の身体を泡だらけにした。
ずっと急いでお風呂に入れていたから、石鹸を泡立てるのが早くなっている。
「あわあわー!楽しいー!」
「ほら暴れるなって、温かいな。お風呂気持ちいいよな。」
「うん!…えへ、お兄さんに洗ってもらうのなんでか分からないけど安心する。」
優馬は身体についている泡を手にとって遊んだ。
俺は少しだけ、報われた気がした。優馬は覚えているんだ。俺がずっと身体を洗っていた事を。
「お兄さん、もう浴槽入ってもいい?」
「ああ。泡は流したし、ゆっくり温まってな。」
花の匂いの入浴剤が入って、浴槽のお湯はピンク色っぽくなっていた。
優馬はご機嫌でその中に入り、ふぁ…と声を漏らした。
「いい匂い…」
優馬がのぼせそうになるまで浴槽に浸かり、お風呂から出ると優馬からは花の匂いがした。抱きしめると、お風呂上がりだからかとても温かい。
「これから…いっぱいいっぱい遊ぼうな…」
俺がそう言うと、優馬はうん!と元気よく返事をした。
優馬が汚いというわけじゃない。でも、ずっと急いでシャワーで洗うだけだったから、たまにはゆっくりとお風呂に入って欲しかった。
優馬はと言うと、お腹いっぱいホットケーキを食べられて幸せそうに笑っていた。
「えーと、じゃあ脱がせるからこっち来てな。」
「え…?え?お兄さん、えと…ほぇ…?」
「…あ、そっか。ごめんごめん、」
ゾンビだった優馬に慣れてしまっていた。
優馬がゾンビだったときは、抱っこして脱衣場まで連れて行って服を脱がせて…と、全部俺がしていた。
今の優馬は生きている上に俺との記憶がない。そんな中突然抱っこされて脱がされるなんて恐怖でしかないだろう。
「今からお風呂入るから…」
「あ…うん!」
優馬はほっと安心したような顔をして、俺の目の前で服を脱ぎだした。まだ小さいからか、身体を見られることに抵抗はないらしい。いや…でも優馬はそんなに幼い年齢でもないはずなんのだが。
「…不思議だよね、お兄さんに身体見られるの嫌じゃないんだ。僕、よくお兄さんとお風呂入ってたのかなぁ…」
一緒にお風呂に入る以上の事をしたという事実を、優馬の身体に薄く残る噛み跡が物語っていた。
優馬がそれに気付かないうちに、俺は優馬の身体を泡だらけにした。
ずっと急いでお風呂に入れていたから、石鹸を泡立てるのが早くなっている。
「あわあわー!楽しいー!」
「ほら暴れるなって、温かいな。お風呂気持ちいいよな。」
「うん!…えへ、お兄さんに洗ってもらうのなんでか分からないけど安心する。」
優馬は身体についている泡を手にとって遊んだ。
俺は少しだけ、報われた気がした。優馬は覚えているんだ。俺がずっと身体を洗っていた事を。
「お兄さん、もう浴槽入ってもいい?」
「ああ。泡は流したし、ゆっくり温まってな。」
花の匂いの入浴剤が入って、浴槽のお湯はピンク色っぽくなっていた。
優馬はご機嫌でその中に入り、ふぁ…と声を漏らした。
「いい匂い…」
優馬がのぼせそうになるまで浴槽に浸かり、お風呂から出ると優馬からは花の匂いがした。抱きしめると、お風呂上がりだからかとても温かい。
「これから…いっぱいいっぱい遊ぼうな…」
俺がそう言うと、優馬はうん!と元気よく返事をした。
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