僕の調教監禁生活。

まぐろ

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拘束監禁2

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何も…音がしない。
お兄さんが部屋から出ていってしばらく経った。僕はぼーっと天蓋を眺めていたが、すっかり暇になってしまった。
寝ようにも拘束具が気になって眠れない。

「おにぃ…さん…」

地下室は防音になっているのか、お兄さんの生活音も漏れて来ない。こんなに静かな空間にいたなんて…お兄さんがいなくなって寂しい。

(やっぱりお兄さんのこと好きだったのかな…)

お兄さんは僕を誘拐したし普通じゃ絶対味わうことの無い快楽をぶつけてきた。でも、僕と話してくれたし、逃げたからとはいえ僕を必死で探してくれた。犯したいだけならそんなことはしないで新しい子を探すはずだ…

「くまちゃん…どう思う…?お兄さんは…あっ」

「ん?くまちゃんと話してたの?じゃあ俺はもうちょっとあっちに…」

「やっ、まってだめ…!行かないで…!!」

せっかくお兄さんが来てくれたんだ。何か喋らないとおかしくなる。

「ね、ねぇお兄さんっ…僕、小学校の時にね、公園で優しいお兄さんに会ったの、!」

「……ん?…ふーん…」

「僕、その…その時落ち込んでて、相談に乗ってくれて嬉しくて…だから…じゃないけど、お兄さんもいっぱい喋って欲しいなって…思っ…て…」

お兄さんはいつもみたいににこにこしていない。感心したような、少し驚いたみたいな顔をしていた。

「悠佳くん、それ俺…覚えててくれたんだ。」

「ふぇっ……?あ…確かに顔…同じ…」

「髪型変えたら誰か分かんなくなる…?猫みたいで可愛いね。」

僕の中で何かが繋がった。だからお兄さんは僕の見た目も性格も把握していたんだ…
昔の自分を恨んだが、あのとき僕がお兄さんに相談なんてしていなくてもこうなっていただろう。

「お兄さんに捕まってよかった…」

「…ん?うん…?」

あのまま逃げ続けていたらお兄さんの事なんて知らずに探し続けていただろう。そしてそのまま……なんて冗談じゃない。

「ねぇお兄さん…」

「なに?」

「ひょっとして僕のことストーカーとか…した?」

「うん。ちょっとだけだけど。さむーってしてる悠佳くん可愛かったよ。ほんとにさぁ、男子中学生とは思えない可愛さだよね…」

やっぱりストーカーされていた…けど、お兄さんの行動がなかったら僕はどうなっていたんだろう。もしかしたらもっと前の段階で死んでいたのかもしれない。

「悠佳くんご飯持ってくるね。すぐ戻ってくるから安心して。」

お兄さんはまた部屋を出ていった。
僕のことを可愛いと思っているのは分かった。でも僕は学校でもちゃんと男子扱いだったのに……結論、お兄さんの感性がおかしいんだと思うことにした。


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