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調教7
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朝起きると、既に僕の前には食事が並んでいた。毎回ご飯を作ってくれるのはありがたいけど、食べるとなぜか身体がぽかぽかするのが少し嫌だった。
「今日も食べたらぽかぽかするの?」
「ぽかぽか…?可愛い言葉使うんだね。このご飯の中には悠佳くんが素直になるお薬が入ってるんだよ。そのせい。」
ぽかぽかというより熱くなる。
案の定、ご飯を食べすすめていくと身体が熱くなってくる。僕の食べる速度がゆっくりなせいか、食べている最中にお兄さんの言った薬が効いてきているような気がする。
「うぅ…」
「もうお腹いっぱい?」
「全部食べられなくてごめんなさい…」
大丈夫、とお兄さんは言った。お腹がいっぱいというわけではない。身体が熱くなって食欲も無くなってしまう。
お兄さんが僕の身体を撫でると、ぞくぞくして思わず変な声が出る。
「……入れすぎたかな?乳首開発だしちょうどいいよね。」
「い…やだっ…!お話するんじゃなかったの?」
「時間かかるからそのときにお話するんだよ?」
お兄さんはベッドの上で逃げようとする僕を捕まえ、後ろから抱くような姿勢で胸を撫ではじめた。昨日と同じで擽ったい。
「じゃあ質問コーナーでもしようかな。悠佳くん、好きな食べ物は?」
「ふ、ふふっ、え?えと、無い…」
「無い??えー…じゃあ嫌いな食べ物」
お兄さんは手を一度止めた。嫌いな食べ物は本当に気になっているらしい。
本当に、言っても怒られない…?僕は少し怯えながら、小さい声で栗…と呟いた。
「栗?あ~、ちょっと癖ある味だよね、分かった。モンブランとかは出さないようにするね。」
モンブランって確かケーキの名前だった気がする。お兄さんは僕にケーキを食べさせてくれるのかもしれない。食べたことがないから僕は少しだけわくわくした。
誘拐されてここまでされているのに、お兄さんが異様なほど優しいせいか上手く抵抗できない。
「じゃあ次は…悠佳くん、子供作るの興味ある?」
「へ?」
「知らない?あれ?セックス習ってない??」
僕が固まっているとお兄さんは、習ってないの!?といった様子で僕の顔をのぞき込んだ。
習った…けど、女の人と男の人でやることじゃなかったっけ。
「ぼ、僕男なんだけど…その…」
もしかして僕のことを女の子だと思ってるのかも知れない。学校でも最初の頃は少し間違えられた事があるからだ。そう思ってお兄さんに自分が男だと伝える。
「あははっ、確かに悠佳くん女の子みたいだもんね、でも俺知ってるよ?知った上で誘拐したんだから。でも、乳首弄られて無意識に勃っちゃうなんて敏感だよね…」
「ほぇっ、!?」
視線を股間に向けると、ズボンが少しだけ膨らんでいた。僕は少しだけ怖くなり、横に倒れてお兄さんから逃げようとした。
「今日も食べたらぽかぽかするの?」
「ぽかぽか…?可愛い言葉使うんだね。このご飯の中には悠佳くんが素直になるお薬が入ってるんだよ。そのせい。」
ぽかぽかというより熱くなる。
案の定、ご飯を食べすすめていくと身体が熱くなってくる。僕の食べる速度がゆっくりなせいか、食べている最中にお兄さんの言った薬が効いてきているような気がする。
「うぅ…」
「もうお腹いっぱい?」
「全部食べられなくてごめんなさい…」
大丈夫、とお兄さんは言った。お腹がいっぱいというわけではない。身体が熱くなって食欲も無くなってしまう。
お兄さんが僕の身体を撫でると、ぞくぞくして思わず変な声が出る。
「……入れすぎたかな?乳首開発だしちょうどいいよね。」
「い…やだっ…!お話するんじゃなかったの?」
「時間かかるからそのときにお話するんだよ?」
お兄さんはベッドの上で逃げようとする僕を捕まえ、後ろから抱くような姿勢で胸を撫ではじめた。昨日と同じで擽ったい。
「じゃあ質問コーナーでもしようかな。悠佳くん、好きな食べ物は?」
「ふ、ふふっ、え?えと、無い…」
「無い??えー…じゃあ嫌いな食べ物」
お兄さんは手を一度止めた。嫌いな食べ物は本当に気になっているらしい。
本当に、言っても怒られない…?僕は少し怯えながら、小さい声で栗…と呟いた。
「栗?あ~、ちょっと癖ある味だよね、分かった。モンブランとかは出さないようにするね。」
モンブランって確かケーキの名前だった気がする。お兄さんは僕にケーキを食べさせてくれるのかもしれない。食べたことがないから僕は少しだけわくわくした。
誘拐されてここまでされているのに、お兄さんが異様なほど優しいせいか上手く抵抗できない。
「じゃあ次は…悠佳くん、子供作るの興味ある?」
「へ?」
「知らない?あれ?セックス習ってない??」
僕が固まっているとお兄さんは、習ってないの!?といった様子で僕の顔をのぞき込んだ。
習った…けど、女の人と男の人でやることじゃなかったっけ。
「ぼ、僕男なんだけど…その…」
もしかして僕のことを女の子だと思ってるのかも知れない。学校でも最初の頃は少し間違えられた事があるからだ。そう思ってお兄さんに自分が男だと伝える。
「あははっ、確かに悠佳くん女の子みたいだもんね、でも俺知ってるよ?知った上で誘拐したんだから。でも、乳首弄られて無意識に勃っちゃうなんて敏感だよね…」
「ほぇっ、!?」
視線を股間に向けると、ズボンが少しだけ膨らんでいた。僕は少しだけ怖くなり、横に倒れてお兄さんから逃げようとした。
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