僕の調教監禁生活。

調教2

目を覚ますと、暗い部屋の中。僕は起き上がろうとしたが身体が動かせない。

「悠佳くん起きたんだ、いやぁ何もしてないのに気絶しちゃうなんて小動物みたいだね。君はもっと怖い思いするのに耐性あると思ってたんだけど。君のお母さん…ねぇ？」

「ぼ、僕のお母さんは別に…意地悪しない…」

僕のお母さんは叩いたりはしてこない。ご飯だってくれる。ただ僕と話してくれないだけだ。
でも…お兄さんはお母さんが僕を売ったと言っていた。今までずっと、お母さんは機嫌が悪かったのだと自分に言い聞かせていたのに。
──僕は、腫れ物だった…？

「ゔっ…おぇっ…」

「えっ待て待てバケツっ…！…間に合った…」


僕が吐くとお兄さんは慌てて拘束を外し、僕を起こしてバケツを持ってくる。僕を誘拐したくせに、大丈夫？なんて言いながら背中を擦ってくる。
誘拐なんかされなければ今日も今までと同じように何も知らないまま過ごせていたのに。

「悠佳くん大丈夫…？ショックだよね…でも愛を知らないまま生きるほうが辛いんだよ。俺が永久に閉じ込めて、愛してあげるからほら、おいで。」

「ぐすっ…なにを…ずび、誘拐犯なんかに甘えないから…今すぐ帰らせて…お母さんと話すんだから…」

お兄さんは面白いものを見るように僕のことを見る。一体何が面白いのか分からないけど、どうせこの人の考えることだ。僕に酷いことをしたいにきまってる。

「おごっ、ゔ、ぉえっ…」

「気持ち悪いの治ったかな？うふふ、喉って温かくて狭いね。俺の指を押し返してくる…何回も言ったと思うけど、もうお家には帰れないからね。」

反論できないようにか…口の中にお兄さんの指が入ってきてかき回される。吐いたばかりで気持ち悪さが増す。

「え゛ぃっ、がは、」

「ん？なに？」

指が抜かれる。喉と擦れて僕は嘔吐いたが、お兄さんはニコニコ笑ったままだ。

「はぁ、はぁ、て、抵抗…しない、から…指、喉ぐりぐりするのやめて…」

「んー？ふふ、悠佳くん大丈夫だよ。いずれこれも嬉しくなるからね。俺の全部を好きになってもらわなきゃ。頑張ろうね。」

肩にぽん、と手が置かれた。僕がビクッと怯えるとお兄さんは大丈夫だよと笑う。
僕が震えていると、お兄さんはポケットからリモコンを取り出して操作する。部屋が暖かくなった…と思ったら、お兄さんは僕の服に手をかけた。