僕が立派な忠犬になるまで。

まぐろ

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65日目(前編):大好き

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「風音、おはよう。」

「わんっ!」

 いつも通りの1日が戻ってきた。お兄さんはいつもと同じように僕に挨拶して、僕はそれに犬っぽく返事を返す。やっと少し前までの日常が戻ってきた。

「風音も調子戻ってきたね。」

「わんわんっ!」

 今は、僕はお兄さんの犬だ。ちゃんと自我を持てている今はなんて幸せなんだろう。

「よしよし…風音はやっぱり…そのままが一番だね。無理に調教とかして…ごめん。」

「ん……?いいんだよ、お兄さん。」

 貰ったご飯を床で食べながら、僕はそう返す。もうこの行動も違和感を感じなくなってしまった。お兄さんの調教も、辛かったけど気持ちよかった…ような気がする。

「ねぇお兄さん。最近僕…してないから…その…」

 僕がそう言うと、お兄さんは少し照れたように1回目を逸らした。そして、僕の頭を軽く撫でて、笑って口を開いた。

「たまにはさ…普通にしようか。今はさ…風音とやりたい。」

 あんなに犬扱いしたがっていたお兄さんがこんな事を言うなんて。飼いならされたのは僕だけじゃなかったみたいだ。
 お兄さんがベッドに座り、僕は床にちょこんと座る。もう何回もしたんだ、する事は分かっていた。

「ん…ん…」

 ぴちゃぴちゃと音を立てて、お兄さんのおちんちんを舐める。美味しいわけではないけど、舐めていると僕もなんとなく気持ちよかった。それに、勃ってくれたら嬉しくなる。

「あっ、んっ、風音上手くなったね…ん…止めて止めて…」

「ん…わん…お兄さん。いつでも来ていいよ。」

 僕は寝っ転がってて足を開き、手でお尻を広げる。誘い方も覚えた。それもこれも全部お兄さんに喜んでもらうためだ。
 ずぶずぶと僕の深いところまでお兄さんが入ってくるのを感じて、身を震わせる。

「んっ…♡」

「気持ちいい?良かった。風音と見つめ合ってするの、可愛い顔が見られるから好きなんだ。」

 お兄さんが腰を動かすと、僕は自ら腰を振って喘ぐ。調教は、しっかりと僕の身体に叩き込まれていた。やっぱり気持ちいいことには抗えない。

「あっ、あっ♡んっ……も…もうでるっ…♡」

 腰を振りながら絶頂しそうになると、お兄さんにおちんちんを捕まれ射精せずに絶頂した。
 僕が絶頂してすぐ、またお兄さんは動き始める。今度は乳首も触られた。ほぼ初めて触られるのに、とても気持ちいい。

「うぁ、ぁっ♡♡な、なんれっ…♡気持ちいいっ…♡♡♡」

「メスイキ大好きでしょ。もう風音は俺だけの雌犬だから。お嫁さん、なってくれるよね。ね、いいでしょ?」

 お兄さんが僕の気持ちいい所を突いてくる。僕の答えはもう、決まっていた。
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