僕が立派な忠犬になるまで。

まぐろ

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49日目:ぺんぺん

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 お兄さんが本性を表したかもしれない。僕に薬を打って朝からずっと虐めてきて、効果が薄まればまた注射してくる。僕がドMになるように調教しているらしい。

「朝からずっと色んなとこ叩いたりしてるけど…どう?気持ちいい?」

「あ゛……ぉゔっ……」

「また3時間経ったか…追加するからね。」

「あ゛ーっ…♡♡」

 最初は腕だったのに、今は首に注射される。そのうち点滴にされるんじゃないかと不安になりつつ、僕はぼやける思考の中必死にお兄さんに返事をした。
 媚薬が強力すぎるせいか、僕のおちんちんは貞操帯の中で必死に勃とうと頑張っている。だが、フラット貞操帯というやつは僕のおちんちんを僕の中にしまうように閉じ込めているから、どうやっても勃たせられなかった。

「あ゛ぁぁっ…ぁぁっ…♡」

「風音、自分から腰上げてきてる。貞操帯苦しいねぇ。たまにとんとんしてあげるからね。」

 貞操帯がお兄さんの指でとんとんと軽く叩かれる。すると、尿道に入ったチューブが僕の前立腺をぐいぐいと圧迫する。
 尻尾を入れたまま、背中を叩かれながら、そんな事をされているのだ。途中で何度も意識は飛びかけた。でも、そんなことは許されない。お兄さんは僕の意識が薄れるたびに僕を叩く力を強めた。

「もう身体中真っ赤になってきたね、風音生きてる?お返事は?」

「わ…、ん?、わ……わんんん…♡」

「完璧だね。風音、お尻叩くよ。」

 ばちん、と音がする。僕にはそれが自分から鳴っている音なのか分からなくなっていた。ただよく分からないけど気持ちいい。たまに視界がぐらりと揺れる瞬間が気持ちいい。

「風音ー、風音ー?んー、もう少し足すよ。」

「あ゛ーっ♡♡あ゛ーっ…♡♡」

 ぷつりと冷たい感触が僕の中に入ってきて、頭の中まで犯してくる。
 身体の方はとっくに限界を迎えているだろう。キーンという音が頭の中で響き、いつの間にか僕は鼻血を吹いた。僕の身体で受け止められる快楽の限界を超えたのだ。

「あ、風音……ん、大丈夫?本当にこれ意識ある?」

 自分でも今はひどい顔をしていると思う。目はくるりと上を向いた状態のまま涙や涎を垂れ流し、鼻血まで吹いて幸せそうな顔をしているのだ。下半身はというと、全て塞がれているせいできれいなままだった。

「一旦薬抜けるまで待つか…そんで、明日は薬無しで叩く…と。…痙攣やばいな、解毒剤…どこだっけ…」

 ガクガクと身体が震える。中毒じゃない。絶頂し続けているのだ。身体が限界を超えたせいで脳もついていけず、責めが終わった今少しずつ快楽を外に逃している。
 もうすでに意識は無いが、お兄さんが解毒剤を打つとき、注射の痛みだけで僕は仰け反って絶頂してしまった。
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