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30日目:抜けない
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「んぁ……い、いだだぁっ!!!」
その日の朝、僕は股間の痛みで目を覚ました。これがお兄さんの言う朝勃ちだろうか。貞操帯のせいで勃たなくて痛い。
昨日は何をしたんだっけ。朝起きたらお兄さんがお部屋の掃除をしていて、手伝って…
「ん…んっ…♡」
身体がだんだんと熱くなってきて、僕は股間に手を伸ばした。貞操帯の上からとんとんとおちんちんを突くだけで、下半身が蕩けそうになる。
「んぁ…?とろとろ、出てきた…なにこれぇ…」
貞操帯の穴から、たらたらと透明な液体が滴っている。これが精液かなと思ったが、お兄さんのものはもっと白く濁っている。お兄さんに聞きに行こうと思ったが、流石に自分でしているのがバレたら恥ずかしい。
「や…やっぱり自分じゃ…お兄さんのおっきい手じゃないと……」
そう言って僕はもやもやした気持ちのまま、床に転がっていた犬用の玩具を口に咥えた。噛むと音がなる玩具で、犬か僕に渡せば喜ぶだろう。
何と考えずに玩具を噛みつつ、お気に入りのぬいぐるみを手の上で転がす。僕が犬の着ぐるみでも着ていれば、本物の犬に見えるだろう。
「わんっ、わんっ!」
足音がして、僕は部屋の入り口に座った。お兄さんが部屋に入って僕に気がつくと撫でてくれた。その拍子に僕が咥えていた玩具が、ぴーと間抜けな音を出す。
「よしよし…楽しい?随分とご機嫌だね……薬は切れてなさそう…」
「わんっ?」
お兄さんが深刻そうな顔をする中、僕は呑気に今日の晩御飯は何だろう、なんて考えていた。体調を心配されたが、とても元気だ。少しむずむずするだけで。
撫でられながらお兄さんを見ていると、また身体が熱くなってくる。僕はついに犬を演じて快感を得る変態に成り下がってしまったんだろうか。
「ん…んっ…んん…♡」
「風音…そんなんじゃイけないでしょ。お尻こっち向けて?」
「あ…わんっ…わんっ!」
お兄さんの前で気持ちよくなろうとしていた自分に恐怖する。だがお兄さんがしてくれるなら、後悔をするのは後だ。早く気持ちよくなりたい。
「ん゛っ…♡♡」
指が入ってきただけなのに絶頂した。今日はおかしい。ひょっとして今は元気だけど、後で苦しむことになるかもしれない。良かった。僕が変態になったわけじゃなさそうだ。2、3回と絶頂して満足して、今日は早く寝ることにした。
明日には治っていますように。
その日の朝、僕は股間の痛みで目を覚ました。これがお兄さんの言う朝勃ちだろうか。貞操帯のせいで勃たなくて痛い。
昨日は何をしたんだっけ。朝起きたらお兄さんがお部屋の掃除をしていて、手伝って…
「ん…んっ…♡」
身体がだんだんと熱くなってきて、僕は股間に手を伸ばした。貞操帯の上からとんとんとおちんちんを突くだけで、下半身が蕩けそうになる。
「んぁ…?とろとろ、出てきた…なにこれぇ…」
貞操帯の穴から、たらたらと透明な液体が滴っている。これが精液かなと思ったが、お兄さんのものはもっと白く濁っている。お兄さんに聞きに行こうと思ったが、流石に自分でしているのがバレたら恥ずかしい。
「や…やっぱり自分じゃ…お兄さんのおっきい手じゃないと……」
そう言って僕はもやもやした気持ちのまま、床に転がっていた犬用の玩具を口に咥えた。噛むと音がなる玩具で、犬か僕に渡せば喜ぶだろう。
何と考えずに玩具を噛みつつ、お気に入りのぬいぐるみを手の上で転がす。僕が犬の着ぐるみでも着ていれば、本物の犬に見えるだろう。
「わんっ、わんっ!」
足音がして、僕は部屋の入り口に座った。お兄さんが部屋に入って僕に気がつくと撫でてくれた。その拍子に僕が咥えていた玩具が、ぴーと間抜けな音を出す。
「よしよし…楽しい?随分とご機嫌だね……薬は切れてなさそう…」
「わんっ?」
お兄さんが深刻そうな顔をする中、僕は呑気に今日の晩御飯は何だろう、なんて考えていた。体調を心配されたが、とても元気だ。少しむずむずするだけで。
撫でられながらお兄さんを見ていると、また身体が熱くなってくる。僕はついに犬を演じて快感を得る変態に成り下がってしまったんだろうか。
「ん…んっ…んん…♡」
「風音…そんなんじゃイけないでしょ。お尻こっち向けて?」
「あ…わんっ…わんっ!」
お兄さんの前で気持ちよくなろうとしていた自分に恐怖する。だがお兄さんがしてくれるなら、後悔をするのは後だ。早く気持ちよくなりたい。
「ん゛っ…♡♡」
指が入ってきただけなのに絶頂した。今日はおかしい。ひょっとして今は元気だけど、後で苦しむことになるかもしれない。良かった。僕が変態になったわけじゃなさそうだ。2、3回と絶頂して満足して、今日は早く寝ることにした。
明日には治っていますように。
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