32 / 60
30日目:抜けない
しおりを挟む
「んぁ……い、いだだぁっ!!!」
その日の朝、僕は股間の痛みで目を覚ました。これがお兄さんの言う朝勃ちだろうか。貞操帯のせいで勃たなくて痛い。
昨日は何をしたんだっけ。朝起きたらお兄さんがお部屋の掃除をしていて、手伝って…
「ん…んっ…♡」
身体がだんだんと熱くなってきて、僕は股間に手を伸ばした。貞操帯の上からとんとんとおちんちんを突くだけで、下半身が蕩けそうになる。
「んぁ…?とろとろ、出てきた…なにこれぇ…」
貞操帯の穴から、たらたらと透明な液体が滴っている。これが精液かなと思ったが、お兄さんのものはもっと白く濁っている。お兄さんに聞きに行こうと思ったが、流石に自分でしているのがバレたら恥ずかしい。
「や…やっぱり自分じゃ…お兄さんのおっきい手じゃないと……」
そう言って僕はもやもやした気持ちのまま、床に転がっていた犬用の玩具を口に咥えた。噛むと音がなる玩具で、犬か僕に渡せば喜ぶだろう。
何と考えずに玩具を噛みつつ、お気に入りのぬいぐるみを手の上で転がす。僕が犬の着ぐるみでも着ていれば、本物の犬に見えるだろう。
「わんっ、わんっ!」
足音がして、僕は部屋の入り口に座った。お兄さんが部屋に入って僕に気がつくと撫でてくれた。その拍子に僕が咥えていた玩具が、ぴーと間抜けな音を出す。
「よしよし…楽しい?随分とご機嫌だね……薬は切れてなさそう…」
「わんっ?」
お兄さんが深刻そうな顔をする中、僕は呑気に今日の晩御飯は何だろう、なんて考えていた。体調を心配されたが、とても元気だ。少しむずむずするだけで。
撫でられながらお兄さんを見ていると、また身体が熱くなってくる。僕はついに犬を演じて快感を得る変態に成り下がってしまったんだろうか。
「ん…んっ…んん…♡」
「風音…そんなんじゃイけないでしょ。お尻こっち向けて?」
「あ…わんっ…わんっ!」
お兄さんの前で気持ちよくなろうとしていた自分に恐怖する。だがお兄さんがしてくれるなら、後悔をするのは後だ。早く気持ちよくなりたい。
「ん゛っ…♡♡」
指が入ってきただけなのに絶頂した。今日はおかしい。ひょっとして今は元気だけど、後で苦しむことになるかもしれない。良かった。僕が変態になったわけじゃなさそうだ。2、3回と絶頂して満足して、今日は早く寝ることにした。
明日には治っていますように。
その日の朝、僕は股間の痛みで目を覚ました。これがお兄さんの言う朝勃ちだろうか。貞操帯のせいで勃たなくて痛い。
昨日は何をしたんだっけ。朝起きたらお兄さんがお部屋の掃除をしていて、手伝って…
「ん…んっ…♡」
身体がだんだんと熱くなってきて、僕は股間に手を伸ばした。貞操帯の上からとんとんとおちんちんを突くだけで、下半身が蕩けそうになる。
「んぁ…?とろとろ、出てきた…なにこれぇ…」
貞操帯の穴から、たらたらと透明な液体が滴っている。これが精液かなと思ったが、お兄さんのものはもっと白く濁っている。お兄さんに聞きに行こうと思ったが、流石に自分でしているのがバレたら恥ずかしい。
「や…やっぱり自分じゃ…お兄さんのおっきい手じゃないと……」
そう言って僕はもやもやした気持ちのまま、床に転がっていた犬用の玩具を口に咥えた。噛むと音がなる玩具で、犬か僕に渡せば喜ぶだろう。
何と考えずに玩具を噛みつつ、お気に入りのぬいぐるみを手の上で転がす。僕が犬の着ぐるみでも着ていれば、本物の犬に見えるだろう。
「わんっ、わんっ!」
足音がして、僕は部屋の入り口に座った。お兄さんが部屋に入って僕に気がつくと撫でてくれた。その拍子に僕が咥えていた玩具が、ぴーと間抜けな音を出す。
「よしよし…楽しい?随分とご機嫌だね……薬は切れてなさそう…」
「わんっ?」
お兄さんが深刻そうな顔をする中、僕は呑気に今日の晩御飯は何だろう、なんて考えていた。体調を心配されたが、とても元気だ。少しむずむずするだけで。
撫でられながらお兄さんを見ていると、また身体が熱くなってくる。僕はついに犬を演じて快感を得る変態に成り下がってしまったんだろうか。
「ん…んっ…んん…♡」
「風音…そんなんじゃイけないでしょ。お尻こっち向けて?」
「あ…わんっ…わんっ!」
お兄さんの前で気持ちよくなろうとしていた自分に恐怖する。だがお兄さんがしてくれるなら、後悔をするのは後だ。早く気持ちよくなりたい。
「ん゛っ…♡♡」
指が入ってきただけなのに絶頂した。今日はおかしい。ひょっとして今は元気だけど、後で苦しむことになるかもしれない。良かった。僕が変態になったわけじゃなさそうだ。2、3回と絶頂して満足して、今日は早く寝ることにした。
明日には治っていますように。
3
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
3人の弟に逆らえない
ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。
主人公:高校2年生の瑠璃
長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。
次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。
三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい?
3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。
しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか?
そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。
調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m
僕が玩具になった理由
Me-ya
BL
🈲R指定🈯
「俺のペットにしてやるよ」
眞司は僕を見下ろしながらそう言った。
🈲R指定🔞
※この作品はフィクションです。
実在の人物、団体等とは一切関係ありません。
※この小説は他の場所で書いていましたが、携帯が壊れてスマホに替えた時、小説を書いていた場所が分からなくなってしまいました😨
ので、ここで新しく書き直します…。
(他の場所でも、1カ所書いていますが…)
【R18】奴隷に堕ちた騎士
蒼い月
BL
気持ちはR25くらい。妖精族の騎士の美青年が①野盗に捕らえられて調教され②闇オークションにかけられて輪姦され③落札したご主人様に毎日めちゃくちゃに犯され④奴隷品評会で他の奴隷たちの特殊プレイを尻目に乱交し⑤縁あって一緒に自由の身になった両性具有の奴隷少年とよしよし百合セックスをしながらそっと暮らす話。9割は愛のないスケベですが、1割は救済用ラブ。サブヒロインは主人公とくっ付くまで大分可哀想な感じなので、地雷の気配を感じた方は読み飛ばしてください。
※主人公は9割突っ込まれてアンアン言わされる側ですが、終盤1割は突っ込む側なので、攻守逆転が苦手な方はご注意ください。
誤字報告は近況ボードにお願いします。無理やり何となくハピエンですが、不幸な方が抜けたり萌えたりする方は3章くらいまでをおススメします。
※無事に完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる