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17日目:今までの分
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朝起きると、身体が動かなかった。見てみても縛られているとか、手足が消えているとかそういう事もない。
「おはよう。今日はね、今まで生意気された分のお仕置きするからね。いい子になろうね。」
「~っ!!?」
お仕置きという言葉に、ぱくぱくと口を動かすも声が出ない。逃げられないし声も出ない。僕は一方的に蹂躙されるだけだ。
「逃げられないよう事前に麻酔打ったからね。あ…でも痛みは感じるから大丈夫だよ。」
「~っ…!……ぁあ゙ぅ……!!」
やっと声を絞り出せてこれだ。お兄さんは僕の胸と脇腹あたりに棒を当てた。そして次の瞬間、僕の身体は激痛と共にビクンと跳ねる。もちろん僕は涙を浮かべながら必死に謝った。
「っ…!!ぁっ…!ぁっ…ぅ…!!」
「お胸、どくんって痛くなるでしょ。電気責め。」
それからお兄さんは僕の色んなところに棒を当てて、電気を流した。その度に激痛が走り、僕の身体は跳ねる。もう麻酔は切れていたが、痺れてしまって動けない。
「ゔ…うぅ…ごめんらさい…いうこときく…なんれもする……から…」
恐怖でガタガタと震えながらお兄さんにそう言った。お兄さんは興奮したように僕を見て、少し笑みを浮かべていた。もう反抗心はほとんど消え失せてしまった。
すると突然、お兄さんが拳を振り上げた。僕は慌てて頭を庇うが殴られることはなかった。
「もうこわいことしないで……」
「反省できたかな?俺のこと、もっと好きになってくれる?お返事は?」
「……わ…わんっ…」
震えながら返事をすると、お兄さんは僕を撫でてくれた。もう棒も持っていない。お仕置きは、終わったらしい。
「よしよし怖かったね…でもきっと風音はいい子になれたから、もう大丈夫だよね。」
「ゔぅーーっ…わぅっ…ぐすっ…わんわんっ…」
僕は大粒の涙を流しながらお兄さんに抱きしめられた。良かった、いつもの優しいお兄さんだ。
やっぱりこの人は、お仕置きをするとき人が変わる。優しい目からは光が消え、優しい声で僕を甚振る。小動物の世話をするように、僕に苦痛を与えてくるのだ。
「風音~、ちょっとびりびりしたからって泣きすぎだよ。あ、自分を唯一甘やかしてくれるお兄さんにもう優しくしてもらえないって思って怖くなっちゃったの?」
泣きながら頷くと、お兄さんはなんだか嬉しそうにしていた。お兄さんは普通の優しい人だと思っていたけど、平気で好きなものを傷つけられるあたり、やはり少しおかしいらしい。
「おはよう。今日はね、今まで生意気された分のお仕置きするからね。いい子になろうね。」
「~っ!!?」
お仕置きという言葉に、ぱくぱくと口を動かすも声が出ない。逃げられないし声も出ない。僕は一方的に蹂躙されるだけだ。
「逃げられないよう事前に麻酔打ったからね。あ…でも痛みは感じるから大丈夫だよ。」
「~っ…!……ぁあ゙ぅ……!!」
やっと声を絞り出せてこれだ。お兄さんは僕の胸と脇腹あたりに棒を当てた。そして次の瞬間、僕の身体は激痛と共にビクンと跳ねる。もちろん僕は涙を浮かべながら必死に謝った。
「っ…!!ぁっ…!ぁっ…ぅ…!!」
「お胸、どくんって痛くなるでしょ。電気責め。」
それからお兄さんは僕の色んなところに棒を当てて、電気を流した。その度に激痛が走り、僕の身体は跳ねる。もう麻酔は切れていたが、痺れてしまって動けない。
「ゔ…うぅ…ごめんらさい…いうこときく…なんれもする……から…」
恐怖でガタガタと震えながらお兄さんにそう言った。お兄さんは興奮したように僕を見て、少し笑みを浮かべていた。もう反抗心はほとんど消え失せてしまった。
すると突然、お兄さんが拳を振り上げた。僕は慌てて頭を庇うが殴られることはなかった。
「もうこわいことしないで……」
「反省できたかな?俺のこと、もっと好きになってくれる?お返事は?」
「……わ…わんっ…」
震えながら返事をすると、お兄さんは僕を撫でてくれた。もう棒も持っていない。お仕置きは、終わったらしい。
「よしよし怖かったね…でもきっと風音はいい子になれたから、もう大丈夫だよね。」
「ゔぅーーっ…わぅっ…ぐすっ…わんわんっ…」
僕は大粒の涙を流しながらお兄さんに抱きしめられた。良かった、いつもの優しいお兄さんだ。
やっぱりこの人は、お仕置きをするとき人が変わる。優しい目からは光が消え、優しい声で僕を甚振る。小動物の世話をするように、僕に苦痛を与えてくるのだ。
「風音~、ちょっとびりびりしたからって泣きすぎだよ。あ、自分を唯一甘やかしてくれるお兄さんにもう優しくしてもらえないって思って怖くなっちゃったの?」
泣きながら頷くと、お兄さんはなんだか嬉しそうにしていた。お兄さんは普通の優しい人だと思っていたけど、平気で好きなものを傷つけられるあたり、やはり少しおかしいらしい。
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