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16日目:お仕置き
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僕は今日、部屋に置いてあったぬいぐるみで遊んでいた。犬用で、少し噛んでみたりすると音が鳴る。小さい頃こういうぬいぐるみを買ってもらえなかったからか、ちょっとだけ楽しい。
「わんわんっ!わんわんーっ!!」
ぴょんぴょんと部屋ではしゃいでいたが、今日はまだお兄さんに会っていないことに気付いて部屋を出た。するとそこには、お兄さんと…知らない男の人がいた。
「わ…わふ…」
「あれ、お子さんですか?…それ…犬の…」
「いえ甥っ子です。犬の真似事にハマってまして。犬用グッズをあげたらとても喜んでくれたんですよ。なぁ風音?」
僕はガタガタと震えながら頷いた。お兄さんがら怒りが伝わってくる。ああそういえばさっきインターホンが鳴っていたような。
「わ、わんっ!」
「へぇ~、子供のこういうのって見てて癒やされますよね。では取り付けの方終わりましたので、また何かあればご利用ください。」
「ありがとうございました。」
男の人は、電気屋さんか何かだろうか。何かを取り付けたあと帰っていった。僕は自分の部屋に戻りガクガクと震える。廊下を歩く音が、こちらに向かってくる。そして、扉が開く。
「あ…あ…ごめんなさい…ごめんなさいお兄さんっ…!もうしません、気をつけるから…だからぁっ…」
「よく喋る犬だなぁ…人語なんて話して…口ではなんとでも言えるよね、もうしないように身体に教えてあげないと。だからごめんね?」
お兄さんは僕に近づいてきて、目の前に水の入った大きめのバケツを置いた。そして、僕の髪の毛を掴んでそのままバケツの中に僕の頭を突っ込んだ。
ゴボゴボと音を立てて溺れる。僕は泳げないどころか水に顔をつける事すらできないのに。僕の抵抗が鈍くなったところで引き上げられた。
「がぼっ!!ごほっ!げほっげほっ…ゆる、許しっ…ごぼごぼっ…」
4秒くらい、少し息を吸ったらまた水の中に押し付けられる。あ、やばい。これは死ぬやつだ。
「ぶはっ!おえっ…ごべんなざ、っごぼっ…」
「本当は俺もこんなことしたくないんだよ、ごめんね。でも…溺れてる風音…可愛いよ。」
溺れて、少し息を吸ってを繰り返すうちに、完全に僕の抵抗がなくなった。それどころか意識も薄らいでくる。
「あ、やばいやばい。」
お兄さんは僕の頬を思いっきり叩いて起こし、飲んだ水を吐かせた。僕はもうわけもわからずに泣いていた。
「あ゙…あぅ…っ…ゔえぇぇっ…いぁぁぁっ… 」
「苦しかったね、怖かったね…もう大丈夫だよ。もうそんな事しなくていいように守ってあげるからね。」
お兄さんに抱きかかえられて、僕も自分から抱き返した。お仕置きが終わって、安心したせいか気が抜ける。
「ん?…甘えてくれてる?……はは、なんだ簡単じゃん。はじめからこうすれば良かったんだ…」
僕は知らなかった。今の自分の行動が、明日を地獄へと変えたことを。
「わんわんっ!わんわんーっ!!」
ぴょんぴょんと部屋ではしゃいでいたが、今日はまだお兄さんに会っていないことに気付いて部屋を出た。するとそこには、お兄さんと…知らない男の人がいた。
「わ…わふ…」
「あれ、お子さんですか?…それ…犬の…」
「いえ甥っ子です。犬の真似事にハマってまして。犬用グッズをあげたらとても喜んでくれたんですよ。なぁ風音?」
僕はガタガタと震えながら頷いた。お兄さんがら怒りが伝わってくる。ああそういえばさっきインターホンが鳴っていたような。
「わ、わんっ!」
「へぇ~、子供のこういうのって見てて癒やされますよね。では取り付けの方終わりましたので、また何かあればご利用ください。」
「ありがとうございました。」
男の人は、電気屋さんか何かだろうか。何かを取り付けたあと帰っていった。僕は自分の部屋に戻りガクガクと震える。廊下を歩く音が、こちらに向かってくる。そして、扉が開く。
「あ…あ…ごめんなさい…ごめんなさいお兄さんっ…!もうしません、気をつけるから…だからぁっ…」
「よく喋る犬だなぁ…人語なんて話して…口ではなんとでも言えるよね、もうしないように身体に教えてあげないと。だからごめんね?」
お兄さんは僕に近づいてきて、目の前に水の入った大きめのバケツを置いた。そして、僕の髪の毛を掴んでそのままバケツの中に僕の頭を突っ込んだ。
ゴボゴボと音を立てて溺れる。僕は泳げないどころか水に顔をつける事すらできないのに。僕の抵抗が鈍くなったところで引き上げられた。
「がぼっ!!ごほっ!げほっげほっ…ゆる、許しっ…ごぼごぼっ…」
4秒くらい、少し息を吸ったらまた水の中に押し付けられる。あ、やばい。これは死ぬやつだ。
「ぶはっ!おえっ…ごべんなざ、っごぼっ…」
「本当は俺もこんなことしたくないんだよ、ごめんね。でも…溺れてる風音…可愛いよ。」
溺れて、少し息を吸ってを繰り返すうちに、完全に僕の抵抗がなくなった。それどころか意識も薄らいでくる。
「あ、やばいやばい。」
お兄さんは僕の頬を思いっきり叩いて起こし、飲んだ水を吐かせた。僕はもうわけもわからずに泣いていた。
「あ゙…あぅ…っ…ゔえぇぇっ…いぁぁぁっ… 」
「苦しかったね、怖かったね…もう大丈夫だよ。もうそんな事しなくていいように守ってあげるからね。」
お兄さんに抱きかかえられて、僕も自分から抱き返した。お仕置きが終わって、安心したせいか気が抜ける。
「ん?…甘えてくれてる?……はは、なんだ簡単じゃん。はじめからこうすれば良かったんだ…」
僕は知らなかった。今の自分の行動が、明日を地獄へと変えたことを。
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