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11日目:優しくしてね
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「や、やっぱり夜なんですね…あ…あの…お兄さん…僕、犬じゃなくていいんですか…?」
「最初だし…痛かったら言ってほしいから今日は風音のままでいてね。」
僕はお兄さんのベッドの上で仰向けになっている。お兄さんは僕の上に跨って、僕を見下ろしていた。恋人繋ぎなんてして、お兄さんは楽しそうだ。
「俺も初めてだからさ…今夜は楽しもうね。」
服は、下だけ脱がされた。お兄さんは着ている方が好きなんだそうだ。
お兄さんはさも愛おしげに僕の身体を撫でた。…少し不快だった。お兄さんがこんなに僕を好きなのに、好きを返せないのが少しだけ申し訳なかった。
「キス…してもいい…?」
「好きにしてください。でも、僕はちょっと距離を縮めようと思って付き合ってるだけですし、これがきっかけでお兄さんの事が大好きになるなんてことはありませんからね。」
「それでもいい。いいよって言ってくれてありがとう。」
もう既に僕の唇はお兄さんに奪われているんだ。今更どうってことない。
今も、お互いに柔らかさを確かめ合うように唇を重ね、慣れてきたかと思えばお兄さんの舌が僕の中に入ってきた。最初は気持ち悪かったけど、しばらくしていると感覚が麻痺してきたのか気持ちよくなってくる。
「ぷは、口の中あっつ…」
「苦…お兄さん…煙草吸う人だったんですか、気付かなかった…」
「えっちするの緊張して、久々に吸っちゃった。もう十分興奮してきたよね、ゆっくりやるから…痛かったら言ってね。」
くちゅくちゅと、後孔に硬いものがあてがわれる。少し身体を起こしてみると、前入れられた棒よりだいぶ太いものが僕の中に入ろうとしていた。
「ひっ…ぅあ゙っ!?」
「んっ……ぁ…ご、ごめん痛かった…よね?ローション結構使ったんだけど…締め付けすごいな…」
「あ゙、ぁっ…!ぬ、抜いてっ…お尻壊れるっ…!」
お腹が苦しくてばたばたと足で暴れたが、暴れると危ないよ、と押さえられた。なんだか串刺しにされている気分だ。
動かれると痛くなる気がして、慣れるまで待つ事にした。僕のお腹はぽこりと膨らみ、お兄さんはなんだか申し訳なさそうにしていた。
「俺…なんか1人で興奮しててごめんね……もう、今日はやめようか?」
「嫌です…っ…今日最後までやらないとトラウマになりそうだし…それに…キス…ちょっと気持ちよかった…です。勃っちゃったし…どうせなら僕も気持ちよくなりたいです。」
はぁはぁと息を整え、力を抜く。穴も少しは拡がってきてくれたのか痛みが無くなってきた。お兄さんの手を握ると、お兄さんはゆっくりと腰を揺らす。
痛みさえなくなれば、あとは気持ちいいだけだ。前立腺がごりごりと潰されて自然と声が出てくる。
「あ…っ♡ぅあぁ……♡」
「…感じて、くれてる…っ…う、嬉しい…っ…うぅ…っ…風音ぇ……っ」
ぎゅうっと抱きしめられ、腰も激しく振られ出した。お兄さんが言っていたえっちな事というのは、想像以上に気持ちいい。僕はお兄さんの肩に手を回し、自分からキスをせがんだ。
快楽からか涙を浮かべ、何度も絶頂を迎える。
「風音っ…気持ちよさそうだね…よかったっ……そろそろ、出すからっ…」
「ん…♡ぅんっ♡……いいよ…♡」
何がなんだかよく分からなくなって、とりあえず気持ちいいということだけが頭の中を回り続けた。
どくん、と熱いものがお腹の中に入ってきて、なんとなくもう終わりなんだな…と思った。これがずっと続けばいいのに。そうしたら、僕は何も考えなくて良くなる。
「あー…気持ちよかった…人って、こんなに熱いんだね…風音が可愛くて…可愛くて…大好きだよ。」
「ん…ぼくも…おにいひゃん、かっこいいから、すき……」
「…んぇ…?…え!?好き…!?俺のこと好き!?風音、もう一回言って…!あれ寝てる…!?」
疲れか、快楽が限界に達していたからか僕はそのまま眠ってしまった。僕が発した、好きという言葉にお兄さんが歓喜しているとも知らずに。
「最初だし…痛かったら言ってほしいから今日は風音のままでいてね。」
僕はお兄さんのベッドの上で仰向けになっている。お兄さんは僕の上に跨って、僕を見下ろしていた。恋人繋ぎなんてして、お兄さんは楽しそうだ。
「俺も初めてだからさ…今夜は楽しもうね。」
服は、下だけ脱がされた。お兄さんは着ている方が好きなんだそうだ。
お兄さんはさも愛おしげに僕の身体を撫でた。…少し不快だった。お兄さんがこんなに僕を好きなのに、好きを返せないのが少しだけ申し訳なかった。
「キス…してもいい…?」
「好きにしてください。でも、僕はちょっと距離を縮めようと思って付き合ってるだけですし、これがきっかけでお兄さんの事が大好きになるなんてことはありませんからね。」
「それでもいい。いいよって言ってくれてありがとう。」
もう既に僕の唇はお兄さんに奪われているんだ。今更どうってことない。
今も、お互いに柔らかさを確かめ合うように唇を重ね、慣れてきたかと思えばお兄さんの舌が僕の中に入ってきた。最初は気持ち悪かったけど、しばらくしていると感覚が麻痺してきたのか気持ちよくなってくる。
「ぷは、口の中あっつ…」
「苦…お兄さん…煙草吸う人だったんですか、気付かなかった…」
「えっちするの緊張して、久々に吸っちゃった。もう十分興奮してきたよね、ゆっくりやるから…痛かったら言ってね。」
くちゅくちゅと、後孔に硬いものがあてがわれる。少し身体を起こしてみると、前入れられた棒よりだいぶ太いものが僕の中に入ろうとしていた。
「ひっ…ぅあ゙っ!?」
「んっ……ぁ…ご、ごめん痛かった…よね?ローション結構使ったんだけど…締め付けすごいな…」
「あ゙、ぁっ…!ぬ、抜いてっ…お尻壊れるっ…!」
お腹が苦しくてばたばたと足で暴れたが、暴れると危ないよ、と押さえられた。なんだか串刺しにされている気分だ。
動かれると痛くなる気がして、慣れるまで待つ事にした。僕のお腹はぽこりと膨らみ、お兄さんはなんだか申し訳なさそうにしていた。
「俺…なんか1人で興奮しててごめんね……もう、今日はやめようか?」
「嫌です…っ…今日最後までやらないとトラウマになりそうだし…それに…キス…ちょっと気持ちよかった…です。勃っちゃったし…どうせなら僕も気持ちよくなりたいです。」
はぁはぁと息を整え、力を抜く。穴も少しは拡がってきてくれたのか痛みが無くなってきた。お兄さんの手を握ると、お兄さんはゆっくりと腰を揺らす。
痛みさえなくなれば、あとは気持ちいいだけだ。前立腺がごりごりと潰されて自然と声が出てくる。
「あ…っ♡ぅあぁ……♡」
「…感じて、くれてる…っ…う、嬉しい…っ…うぅ…っ…風音ぇ……っ」
ぎゅうっと抱きしめられ、腰も激しく振られ出した。お兄さんが言っていたえっちな事というのは、想像以上に気持ちいい。僕はお兄さんの肩に手を回し、自分からキスをせがんだ。
快楽からか涙を浮かべ、何度も絶頂を迎える。
「風音っ…気持ちよさそうだね…よかったっ……そろそろ、出すからっ…」
「ん…♡ぅんっ♡……いいよ…♡」
何がなんだかよく分からなくなって、とりあえず気持ちいいということだけが頭の中を回り続けた。
どくん、と熱いものがお腹の中に入ってきて、なんとなくもう終わりなんだな…と思った。これがずっと続けばいいのに。そうしたら、僕は何も考えなくて良くなる。
「あー…気持ちよかった…人って、こんなに熱いんだね…風音が可愛くて…可愛くて…大好きだよ。」
「ん…ぼくも…おにいひゃん、かっこいいから、すき……」
「…んぇ…?…え!?好き…!?俺のこと好き!?風音、もう一回言って…!あれ寝てる…!?」
疲れか、快楽が限界に達していたからか僕はそのまま眠ってしまった。僕が発した、好きという言葉にお兄さんが歓喜しているとも知らずに。
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