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機械香
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その日は夜通し愛し合って、絡み合う様にくっついていた。気付いたときにはもう朝で、僕はお兄さんに後ろから抱き締められた状態で眠っていた。
「ん…お兄さん…」
「じっとしてて……あぁ…いい匂い。」
お兄さんにいい匂いだと言われた。前は機械臭いと言われて悲しかったから、匂いが変わったのは嬉しい。きっとお兄さんは僕の後頭部に顔をくっつけているんだ。お兄さんの吐息がかかる。
「えへへ、嬉しいです……ぅあっ…!?」
急にのしかかられて変な声が出る。お兄さんは僕の上に乗り、今度は首のあたりを嗅いできた。
「ん…ちょっとくすぐったい…です…お兄さん、僕どんな匂いですか?」
「前は機械の変な匂いがしてたんだけど…今は甘い感じの匂いがする。石鹸とかご飯の匂いかな?」
すんすんとお兄さんが僕に顔を近づける。なんだか少し恥ずかしかった。でも僕もお兄さんに抱きつくときに深呼吸したりしているからお互い様だ。
「夜空くんのお腹も甘い匂いがする。おちんちんはお花みたいな匂いするよ。精液が植物由来っぽく作られるようにしてるからかな?」
「ふぇ、僕の精液って植物由来なんですか?」
「まあ…そうだね、化学式とかにすると植物っぽくなるけど植物ではないね。舐めてもいいし粘膜に触れても大丈夫なようにできてるよ。」
お兄さんの説明は難しくてよくわからないけど、舐めて大丈夫なら安心だ。
…というかおちんちんからお花みたいな匂いがするのか、僕は。
「夜空くんはいい匂いだねぇ…温かいし…」
「えへへへ…」
なんだか今日のお兄さんの言葉はふわふわしているというか、眠たそうだ。夜中ずっと僕を犯していたんだから無理もない。
「お兄さん、眠いならこのまま二度寝してもいいんですよ。」
「ほんと?じゃあお言葉に甘えて……」
そうやってお兄さんはすやすやと寝息を立てる。やっぱり眠かったんだ、眠るのが早い。
僕はお兄さんの下敷きだけど、機械だからか今が幸せだからか、あまり苦しくない。
「お兄さん…うつ伏せだと寝にくいでしょう、……えぃっ」
腕でお兄さんを押すと、お兄さんは僕の上から転がって、仰向けになった。
寝顔が可愛くて、ずっと眺めていられる。お兄さんが目を覚ますまで、手を握ったり撫でてみたりして楽しんだ。
「ん…お兄さん…」
「じっとしてて……あぁ…いい匂い。」
お兄さんにいい匂いだと言われた。前は機械臭いと言われて悲しかったから、匂いが変わったのは嬉しい。きっとお兄さんは僕の後頭部に顔をくっつけているんだ。お兄さんの吐息がかかる。
「えへへ、嬉しいです……ぅあっ…!?」
急にのしかかられて変な声が出る。お兄さんは僕の上に乗り、今度は首のあたりを嗅いできた。
「ん…ちょっとくすぐったい…です…お兄さん、僕どんな匂いですか?」
「前は機械の変な匂いがしてたんだけど…今は甘い感じの匂いがする。石鹸とかご飯の匂いかな?」
すんすんとお兄さんが僕に顔を近づける。なんだか少し恥ずかしかった。でも僕もお兄さんに抱きつくときに深呼吸したりしているからお互い様だ。
「夜空くんのお腹も甘い匂いがする。おちんちんはお花みたいな匂いするよ。精液が植物由来っぽく作られるようにしてるからかな?」
「ふぇ、僕の精液って植物由来なんですか?」
「まあ…そうだね、化学式とかにすると植物っぽくなるけど植物ではないね。舐めてもいいし粘膜に触れても大丈夫なようにできてるよ。」
お兄さんの説明は難しくてよくわからないけど、舐めて大丈夫なら安心だ。
…というかおちんちんからお花みたいな匂いがするのか、僕は。
「夜空くんはいい匂いだねぇ…温かいし…」
「えへへへ…」
なんだか今日のお兄さんの言葉はふわふわしているというか、眠たそうだ。夜中ずっと僕を犯していたんだから無理もない。
「お兄さん、眠いならこのまま二度寝してもいいんですよ。」
「ほんと?じゃあお言葉に甘えて……」
そうやってお兄さんはすやすやと寝息を立てる。やっぱり眠かったんだ、眠るのが早い。
僕はお兄さんの下敷きだけど、機械だからか今が幸せだからか、あまり苦しくない。
「お兄さん…うつ伏せだと寝にくいでしょう、……えぃっ」
腕でお兄さんを押すと、お兄さんは僕の上から転がって、仰向けになった。
寝顔が可愛くて、ずっと眺めていられる。お兄さんが目を覚ますまで、手を握ったり撫でてみたりして楽しんだ。
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