少年人形の調教録。

まぐろ

文字の大きさ
上 下
28 / 58

自慰

しおりを挟む
「夜空くんってムラムラとかしないの?」

 ある日の午後、お兄さんがそんなことを聞いてきた。僕がお兄さんを好きだと言ってから、お兄さんは僕を犯さなくなった。何か気まずいのかな?と思っていたが、ただ僕の性欲事情が気になっていただけらしい。

「します…けど、抑えられますよ。」

「ふーん……ねぇ、夜空くんの自慰行為見たい。」

「はい…わかりま…、……え?」

 僕の顔は一瞬にして真っ赤になったが、お兄さんは涼し気な顔で僕を見ている。これは…僕がおかしいのか。人間の普通は、僕にはわからない。

「人間は…その、見せるものなんですか…?」

「え。…うんそうだよ。」

 そうか。ならしかたない。
 僕はお兄さんの前でズボンを少し脱いで、自分のおちんちんを握った。

「…後でお兄さんのも見せてくださいね…」

「うんいいよ。夜空くんに見られるなら嬉しいし。」

 お兄さんも恥ずかしがってくれると思ったのに…全然動揺してくれない。
 ……自慰行為ってどうやるんだっけ。いつもお兄さんが犯してくるおかげで性欲は丁度いいタイミングで解消されてしまっている。

 記憶を辿りながら、おちんちんをゆっくりと扱く。皮を被ったおちんちんの先が見えたり隠れたりしてなんだか気持ちいい。

「……っ…♡ぁぅ…♡」

「気持ちよさそうだね。何考えてるのかな。」

 身体がぴくんと震える。気持ちいいけど何か足りない。…そうだ、お兄さんがいつもガツガツと犯すせいで僕ひとりじゃ絶頂できないんだ。
 頭の中でお兄さんを思い浮かべながら手を動かした。

「ん…♡ん、はぁ…♡」

 これだ。
 お兄さんの顔を思い浮かべた途端、感度が上がった気がした。身体がどんどん気持ちよくなる。
 妄想の中のお兄さんは僕を犯してくる。前立腺を抉り、僕に優しい言葉を囁いてくれる。

「んっ……♡っく……♡」

 お腹の中にたっぷりと精液を注いでもらう妄想をしながら、僕は絶頂した。僕の小さいおちんちんから、ぴゅっぴゅと断続的に精液が飛び出る。

「ふふ…射精まで可愛いとか……夜空くんはやっぱり可愛いねぇ。」

「お兄さんに見られながら……気持ちよかったです……」

 精液で濡れた僕のおちんちんを、お兄さんはまるで可愛い動物を眺めるような目で見ている。それがたまらなく気持ちよかった。

「んっ…♡」

 興奮が高まり、もう一度絶頂に押し上げられる。お兄さんのことを考えるだけで幸せになれるなんて。お兄さんがいない間にやってもいいかもしれない。

「次は…はぁ…♡お兄さんの、番っ…ですよ…」

 僕がそう言うと、お兄さんはにやりと少しだけ笑った。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

お兄ちゃんはお医者さん!?

すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。 如月 陽菜(きさらぎ ひな) 病院が苦手。 如月 陽菜の主治医。25歳。 高橋 翔平(たかはし しょうへい) 内科医の医師。 ※このお話に出てくるものは 現実とは何の関係もございません。 ※治療法、病名など ほぼ知識なしで書かせて頂きました。 お楽しみください♪♪

処理中です...